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不登校になる女子中学生の特長は?思春期の悩みが複雑な理由を解説します

不登校

2024/01/12

不登校のお子さまの悩みを聞いてあげたいと思っていても、上手くコミュニケーションが取れず「どのように接したらいいのだろう」と悩んでいませんか。とくに、女子中学生だと思春期のまっただ中でもあり、心の中はとても複雑で接しにくいものです。

そこでこの記事では、女子中学生がどのような悩みを抱え不登校になったのか、思春期に見られる女子ならではの特徴とはどういうものか解説します。

また、中学卒業後の進路についての考え方や対応についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

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女子中学生が不登校になる理由

不登校になってしまった女子中学生

文部科学省の不登校に関する調査結果を見ると、中学生が学校へ行きづらいと感じ始めたきっかけとして以下の理由があります。

  • 身体の不調 33%
  • 先生のこと 28%
  • 友達のこと 26%
  • 生活リズムの乱れ 26%

女子の方が人間関係に困難を感じている傾向が強く見られるという結果も出ていますので、ここでは女子中学生の友達関係について解説していきます。

また、女子にとってはデリケートな悩みでもある自分自身のコンプレックスについてもお伝えします。

参考:令和2年度不登校児童生徒の実態調査 結果の概要

   不登校に関する実態調査報告書 第3部 分析編(1)

理由①:友達関係

中学生になると、多くのお子さまは親よりも友達関係を優先する傾向があります。友達との関係性は密になり、小学生のときよりも複雑な人間関係の中で生活していると言えるでしょう。

学校で嫌な出来事があっても、SNSが普及していないころは家に帰ればリセットできたかもしれません。しかし、SNSで簡単につながるようになった今は、そういう訳にはいかず、学校を出て友達から離れてもずっと距離が近いままなのです。

とくに、女子はグループを作りとても密な関係になっていきます。グループの中でのやりとりは一目でわかり、すぐに返信しないと嫌われてしまうのではないかと常に気にするようになります。学校内だけの人間関係よりもさらに複雑さが増して、お子さまによっては辛い状況になる場合もあるでしょう。

一度関係がもつれると、グループから外される怖さがあり、学校で顔を合わせるのが気まずい雰囲気になるのは想像できます。

不登校と友達関係については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

不登校になると友達関係は気まずくなる?親が意識するべき4つのポイント

理由②:自身のコンプレックス

友達関係が密であるほど、自分にコンプレックスを持つようになります。たとえば、友達と比べて見た目が劣っていると感じたり、成績の差から劣等感を持つ場合もあります。

仲がいい友達と比較して生まれるコンプレックスは、誰かに指摘されたりからかわれるとより大きくなります。そのダメージは女子中学生にとっては計り知れないものでしょう

「こんな私はダメだ」「私は嫌われているに違いない」という自己嫌悪や自己否定の感情で心がいっぱいになります。さらに、「誰にも聞いてもらえない」「誰も理解してくれない」と孤独感が増していくでしょう。

周りとの比較から生まれるコンプレックスを克服するには、保護者様がお子さまの辛い気持ちを受け止めて共感することが大切です。

女子中学生の思春期の特徴

女子中学生の思春期の特徴

自己否定感でいっぱいになったお子さまが不登校になり、そのうえ思春期となると、保護者様が接しにくいと感じるのも仕方がありません。なぜなら、思春期は心も身体も子どもから大人へ変化していく時期であり、ホルモンのバランスが崩れてイライラしやすくなるからです。

しかし、男子とは違う女子の思春期の特徴を理解しておくと、お子さまの考え方が理解でき、接し方も楽になると思いませんか。

ここでは、女子中学生ならではの気持ちや行動の特徴と、保護者様の対応方法をお伝えします。

特長①:理屈っぽい

小学生のころは、素直に話を聞いてくれていたかもしれませんが、何をいっても「だって」「でも」「どうせ」などの屁理屈を返してくるのが思春期の女子の特徴です

お子さまの屁理屈をそのまま受け取り、正論で返すと口論に発展してしまうので、保護者様は過剰に反応せず冷静に対応しましょう。

特長②:イライラしやすい

落ち込んでいたりイライラしているとき、保護者様の余計な一言で、お子さまの感情が爆発するときもあるでしょう。しかし、思春期であれば当然のことかもしれません。

なぜなら、思春期の女子は女性ホルモンのバランスが不安定で、女性ホルモンが乱れると自律神経も影響を受けてイライラする症状が出るからですこの特性を知っておくと、保護者様はお子さまの感情の起伏に振り回されることはありません。

特長③:ツンデレが激しい

思春期に入ると、男子のように暴れることは少ないものの、女子の特徴として見られるのは、話したくないときは口を閉ざし問いかけにも全く答えないという態度です。一方で、聞いてほしいことやしてほしいことがあると極端に甘えてきます

保護者様は、「ツンデレ」気分にいちいち反応せず、「ツン」のときはご機嫌を取らずそっとしておき、「デレ」のときは思いきり甘えさせてあげる対応をとりましょう。

特長④:精神年齢が高い

精神的に成熟が早いお子さまは、友達間やクラス内での流行りごとや会話内容を幼く感じてしまい、人間関係を続けることを面倒と感じてしまいます。SNSでは自分よりも年上のキラキラした世界を、いつでも見ることができるので、自分の世界にこもってしまうのです。

そういった場合は、お子さまと将来のイメージについて話をすると再登校とは別の問題解決の糸口が見えてくる場合があります

精神年齢が高いお子さまは、将来についてもより深く考えている場合が多いです。まずは話を聞いてあげて、本人がどう自分と向き合えるかを一緒に考えましょう。

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不登校女子中学生の進路

不登校女子中学生の進路

中学生の時期に不登校であっても、進学や就職は可能です。不登校の女子中学生が持つ悩みや、女子ならではの思春期の特徴を理解して適切な対応をすれば、お子さまは自分の未来を自分で切り開いていきます

ですから、目の前の不登校という問題だけにフォーカスするのではなく、お子さまの悩みを理解して将来のサポートをしていきましょう。

①高校を受験する

お子さまが、自らの意思で不登校から抜け出したい、学校へ戻りたいと思い始めたら、高校進学は大切なタイミングです

お子さまに合った高校を一緒に考え受験をサポートしましょう。勉強に追いつくために家庭教師を探したり、サブスタのようなオンラインで自宅学習ができる環境を整えてあげることは保護者様ができるサポートです。

お子さまの前向きな姿勢を見て過度に期待はせず、保護者様が前のめりにならないように気をつけてください。

不登校中の高校受験については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

不登校だと高校受験は不利になる?進学するために必要な情報を解説します

②通信制高校へ行く

お子さまが高校に進学したくても、毎日学校に通う事が難しい場合は通信制高校へ進学することもできます。

通信制高校は様々な通学方法があり、自分ペースに合わせることが可能です。

  • 週に1~3回の通学
  • 週に1回の通学
  • 月に2~3回の通学
  • 年2~3回のスクーリング

また、サポート校によっても様々な特徴があり、通常の教科とは別で英語や海外留学に強かったり、プログラミングやビジネススキルを学べるところもあります

女子生徒の場合は、学校規定の制服も重要な検討材料になりますので、お子さまに興味がある場合オープンスクールに足を運んでみてもいいと思います。

通信制高校については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

通信制高校ってどんな感じの高校?どんな人が行くのかや全日制高校との違いを解説!

③高等専修学校へ行く

好きなことを学びながら高校卒業資格を取得できる学校もあります。メイクやヘアスタイル、アートに興味を持っている女子中学生であれば、美容関係やデザインを学べる高等専修学校を進路の選択肢の一つとして考えてみるのもいいかも知れません。

参考:高等専修学校とは:文部科学省

④立ち止まっても大丈夫

お子さまは、エネルギーが貯まってくると将来について考え始めます。しかし、やりたいことが明確にない場合は高校進学や高等専修学校へ行く意味もわからないのではないでしょうか。

保護者様は、進学して、大学へ行き、就職するという一般的な将来を望んでしまいがちですが、お子さまに押し付けるのはよくありません。勉強する意味や他人と関わって生きていく意味を見出せず「とりあえず学校へ行く」という考えでは長続きしないでしょう。

そうであれば、お子さまの好きなことが思い切りできる環境を整えてあげる方がいいと思いませんか。夢中で何かをすることは、本当に自分がやりたいことを見つけるプロセスになります。

そのプロセスの中で、勉強が必要だと思えば自ら進んで取り掛かるはずです。高校へ行かなくても高卒認定を取ると大学進学は可能です。立ち止まったり遠回りすることを恐れずお子さまの将来をサポートしてあげましょう

不登校生の学校卒業のその後については、下記の記事で詳しく解説していますので併せてお読みください。

不登校経験者はその後どうなる? データをもとに不登校経験後の進路をご紹介

まとめ

不登校の女子中学生

ここまで、不登校の女子中学生が抱えている友達関係の悩みや、女子特有の思春期の特徴を解説しました。また、進路についての考え方と保護者様ができるサポートをお伝えしています。

中学生の女子の不登校は、思春期の時期と重なり親子関係も上手く行かないものです。しかし、お子さまの複雑な気持ちを受け止めて共感していけば、思春期が終わってからの親子関係はより良いものになるでしょう。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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