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通信制高校ってどんな感じの高校?どんな人が行くのかや全日制高校との違いを解説!

不登校

2024/01/10

通信制高校を検討される中学生や高校生は、様々な理由で普通の全日制高校へ進学できなかった生徒たちだと思われます。

通信制高校はどんな感じの学校生活で、どんな人が行くのでしょうか?通信制高校に興味があるけど自分と同じようなタイプの人が通っているのか、友だちはできるのかなど不安なことも多いですよね。

この記事では、実際に通信制高校ではどのように勉強して、どれくらいの頻度で通学するのか、試験はあるのかなど、気になる高校生活について詳しく解説していきます!

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通信制高校とは?

通信制高校とは?

通信制高校とは具体的にどのような高校なのか紹介します。

通信制高校では主にインターネットやタブレットを使用しながら学習し、スクーリングを受けながら高校卒業を目指します

毎日通学しなくても良いため、アルバイトなど学業以外の活動に使える時間が多いことが特徴です。

3年間で74単位を取得し、学校行事や修学旅行などの特別活動に参加することで高校を卒業することができます。

通信制高校とサポート校の違いについては以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

通信制高校とサポート校の違いは何?それぞれのメリットや相違点を解説します!

全日制高校と通信制高校の3つの違い

通信制高校生

高校のなかで最も通っている人が多いのが全日制高校ですが、通信制高校はどのような点が異なっているのかお伝えします。

違い①:単位制である

全日制高校が学年制であるのに対し、通信制高校は単位制です。

学年制というのは中学校と同じく学年でクラスが分かれていて、1年を通してさまざまな教科を勉強し、単位を取得して次の学年に上がります。

一方で単位制というのは学年という括りがなく、履修した教科を好きなときに学習して単位を取得します。たとえば前期に英語Iの学習が全て終わったら、後期は英語Iの勉強をしなくていいのです。

1年かけて同じ教科を勉強するのではなく、1教科ごとに学習を終わらせていくイメージになります。

違い②:自宅学習が可能

通信制高校は毎日学校に通学して授業を受けなくても、単位を取得することができます

現在はパソコンやタブレットなどで勉強する通信制高校が多いため、持ち歩いていれば自宅やカフェなど学校以外の場所でも学習を進めることが可能です。

違い③:前期・後期の2学期制である

ほとんどの全日制高校が3学期制ですが、通信制高校は2学期制です。

したがって全日制高校の定期テストは中間・期末があり年に5回実施されますが、通信制高校のテストは前期・後期の1回ずつとなり、テストの回数にも違いがあります。

通信制高校のシステム

通信制高校のシステム

ここからは通信制高校のシステムについて説明します。

通信制高校を調べているとレポートやスクーリングという言葉がよく出てくると思いますが、どういった内容なのかイメージしにくいですよね。

通信制高校ではどのようにして学習し、卒業するために必要な条件を詳しく解説していきます。

システム①:レポート作成

レポート作成というのはいわゆる自己学習です。

それぞれの教科で単位を取得するのに必要な内容を学習していきます。

現在はパソコンやスマートフォンからオンラインで授業を受けるスタイルが主流で、その映像を見ながら問題を解き進めることが可能です。生徒一人一人にタブレットが支給されている学校もあり、教科書を見たり自分で調べたりしながら問題を解いていきます。

問題形式は選択問題や穴埋め問題が多いですが、学習単元を総括した記述問題や自分の意見を決められた文字数で書き上げる問題もあるため、全てが調べて解ける問題ではありません。

思考力が求められることを知り不安に思う生徒様がいるかもしれませんが、自分なりの解釈ができていて指定された文字数を超えていれば部分点がもらえるため、それほど心配する必要はないでしょう。

流れとしてはレポートを計画的に進めていき、提出期間に提出し、合格点をとります。

合格点に達していない場合は達するまで再提出しなければなりませんが、ボーダーの点数はそれほど高くないため、レポートがしっかり埋まっていれば合格の可能性が高いです。

システム②:スクーリング受講

スクーリングとは、学校や指定されたスクーリング会場に行き、対面で直接先生の授業を受けることをいいます。

自己学習が基本の通信制高校ですが、学生であるうちは先生による授業を受けて学び、疑問を解決するという時間が大切です。スクーリングの回数は学校によってさまざまであり、月に数回行われている学校もあれば年に数回の学校もあります。

回数が少ない学校では数日間続けてスクーリングが行われますが、大学など外部の会場で行われることがあり、その期間は会場に通わなければなりません。芸能活動などをしていて時間が確保できなかったり、毎月集団授業を受けるのが苦痛であったりと、頻繁にスクーリングを受けられない生徒様もいるでしょう。

スクーリングの形態はさまざまで、一定の期間だけ集中して授業を受ける合宿型やオンラインでのスクーリングを設けている学校もあります。スクーリングが不安な場合は、気になる学校がどのようなスタイルなのか確認しておくといでしょう。

システム③:単位認定試験

単位を取得するにはもちろん試験を受けて合格しなければなりません。

単位認定試験は期末に行われますが、年に1〜2回が一般的でなかには3回設けている学校もあります。

単位認定試験を受けるためには、その試験を受ける教科のレポートとスクーリングを終わらせなければなりません。仮に試験が満点であったとしてもレポートとスクーリングが終了していなければ単位を取得できないので、日々学習の積み重ねが大切です。

通信制高校の試験はその教科の単位を取得するための試験となり、一度合格すればその教科の試験を受ける必要がありません。つまり1教科の試験は1回だけでいいのです。

基本的にレポートやスクーリングの内容を理解できていれば試験に合格できます。ただ、試験にも記述問題は出題され配点が大きいので、空欄は避けたいところです。

難易度はそれほど高くないですし、先生が出る問題を教えてくれたり学校が合格に向けてしっかりサポートしてくれるため、試験の前だけでも学校に通って試験対策を行うことをおすすめします。

システム④:特別活動

通信制高校では勉強以外に特別活動というものがありますが、特別活動とは入学式などの式典や学校行事などの活動のことです。

高校を卒業するためには、特別活動に3年間で30単位以上の時間出席しなければなりません特別活動は学校によってさまざまで、遠足や文化祭、修学旅行など楽しいイベントがたくさんあります。

ただ集団行動が苦手だったり、泊まりがけの旅行に行きたくなかったりと、このようなイベントに出席したくない生徒様もいるでしょう。

そのような生徒様のために、特別活動に学習指導や進路指導を入れたり、1人でも過ごしやすい映画鑑賞や舞台鑑賞を設けている学校もありますので安心してください。

また特別活動が盛んで毎月のように用意されている学校もあればそうでない学校もあるので、集団行動が苦手であれば入学前に確認しておくといいでしょう。

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他の高校から通信制高校への転入はできる?

通信制高校に転入する

中学卒業後に通信制高校に入学する人はたくさんいますが、他の高校から通信制高校に転入することはできるのでしょうか?

結論として転入することができます。

全日制高校や定時制高校など他のどの高校からも転入することができますが、注意しておきたいのは高校に丸3年在籍しないと卒業することができないということです。

一度高校を中退してしまうと高校に在籍していないと判断されるため、転入しても卒業時期が延びてしまいます。

したがって転入するときは在籍している高校と相談しながら、空き期間を作らないようにしてください3月末まで今の高校に在籍し4月に転入するといった形です。

また転入する際には必ず面接があり、学校によっては学力テストを行うところもあります。面接の態度が良くなかったり、その学校の規範を守れていなかったりすると転入できない場合がありますので気をつけてください。

通信制高校の面接については、以下の記事で詳しく説明していますので参考にしてください。

通信制高校の面接で聞かれることは?入試のポイントやマナーについて徹底解説!

どんな人が通信制高校に通っている?

どんな人が通信制高校に通っているのか?

ここまで通信制高校のシステムや全日制高校との違いをお伝えしてきましたが、どのような人が通信制高校を選び通っているのでしょうか?パターン別にお話ししていきます。

通信制高校に通っている生徒については、以下の記事でさらにくわしく解説しています。併せて参考にしてください。

普通の子も通信制高校に通ってる?不登校の子だけじゃない通信制高校とは

パターン①:不登校や学校での人間関係に悩んでいる人

中学生のときや前の学校で不登校だったり、クラスの友だちと上手くいかなかったりして、全日制高校に通うことが難しい人が通信制高校に通っています。

通信制高校は生徒全員が同じ授業を受けるわけではないので、学力や習得範囲に差があっても困ることはありません

また自宅学習のため周りの人を気にしなくていいですし、学校に行ってもみんな自己学習をしているため、親しい友だちがいなくとも気にする必要はないのです。

そのため全日制高校と比べて楽な気持ちで学校に通うことができます。

パターン②:前の学校で卒業するのが難しくなった人

高校に入学はしたものの出席日数が足りなかったり、定期テストで合格ラインの点数を取れず単位を落としてしまったりして、3年間で卒業することが難しくなってしまった人も転入して通っています。

通信制高校は学年制ではないので、1年生や2年生で留年することはありません。

始めの1年間で少ししか単位を取得できなくても、その後の2年間で頑張って勉強すれば卒業することができます。しかし1年間で履修できる単位数は決まっているため注意が必要です。

前の学校で取得した単位は転入しても引き継がれるため、合計で74単位取得すれば高校の卒業資格が得られます。

パターン③:芸能活動やスポーツ活動に専念したい人

アイドルや歌手などの芸能活動をしていたり、プロスポーツ選手を目指していたりして、学業よりも専念したい活動がある人も通っています。全日制高校は毎日学校に登校し、1日に5〜7時間の授業を受けるため、朝から夕方まで学校にいる生活です。

それに対し通信制高校は学校に通学するかしないかは自由ですし、レポートの内容もそれほど難しくなく全日制高校ほど勉強に割く時間は長くないため、自分に使える時間が多くあります。

将来の夢が決まっていてその活動のために時間を確保したい人には、通信制高校のシステムは魅力的で夢の実現を後押ししてくれるものとなるでしょう。

パターン④:すでに働いているが高校の卒業資格を取得したい人

通信制高校は入学するのに年齢の上限はありません。

そのため企業に就職していて、すでに働いている人も通うことが可能です。

転職したいがその企業に入れる条件が高卒以上であったり、取得したい資格が高卒でないと受験できない場合など、仕事をする上で高校卒業の資格が必要となった場合に通い始める人もいます。

通信制高校のメリット

通新制高校のメリット

ここからは通信制高校に通うメリットをお伝えします。

自分主体で勉強を進めることができ、人間関係を気にすることなく通学できるのがポイントです。

通信制高校のメリット・デメリットについては、以下の記事でさらにくわしく解説しています。併せて参考にしてください。

通信制高校「やめとけ」は本当?メリットとデメリットを徹底解説!

メリット①:自分のペースで勉強することができる

自分が勉強したいと思ったときに通学して、自分が勉強したい教科を学習できるため、勉強へのモチベーションが高いまま授業を受けることができます。

全日制高校だと決められたカリキュラムに沿って学習しなければなりませんが、通信制高校だとそれがなく自由であるため、周りの生徒の理解度やテストの点数なども気にせず勉強できるでしょう。

メリット②:自由度が高い

厳しい校則があるわけではないので制服以外での洋服でも登校が可能で、髪を染めたり化粧をしたりなど自分らしい姿でいることができます

アルバイトをしてお金を稼いでいる人も多く、将来のために貯金したり趣味などにお金をかけたりと、高校生のうちから働いて稼ぐことの大変さがわかります。

メリット③:人間関係のストレスがない

全日制高校だと「クラスに馴染めるかな…」「仲良しグループに入れるかな…」など学校生活における自分の立ち位置に悩み、場合によっては人間関係が上手くいかず学校に行きたくなくなってしまうこともあるでしょう。

通信制高校であれば自宅学習することができ、学校に通学しても自分の好きなときに帰宅することができるため、他人を気にせずに学校生活を送れます。

通信制高校の内容まとめ

通信制高校生

通信制高校は学校に拘束されることなく、自分のペースで自分らしく学ぶことができる空間です。

今後の人生を考えると「高校は卒業しておきたい…」と考える生徒様・保護者様は多いと思いますが、通信制高校であれば友だちの成績や人間関係を気にすることなく、のびのびと高校の内容を勉強することができます。

学校によっては先生が優しく丁寧に勉強を教えてくれるため、中学の勉強内容に不安があってもそれほど心配する必要はありません。中学生のときに不登校だった生徒もたくさん通っています

最後に通信制高校は学校によって通学頻度やコースがかなり異なるので、複数の学校を比較し、自分に最も合う学校はどこなのか探してみてください

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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