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学校が怖いと思う8つの理由とは?子どもへの対応の仕方を解説します

不登校の子どもは「学校が怖い」と思っています。登校しようとすると身体が動かなくなったり、腹痛を起こしたりします。学校が怖いと思うのは、人間関係や勉強の悩みなどさまざまな理由があるでしょう。お子さまが「学校が怖い」といって辛そうな様子でいると、どのような対応をすればいいのか困ってしまいますよね。

この記事では「学校が怖い」というお子さまに対して、保護者様ができる適切なサポートの仕方を解説します。どのように対応したらいいのかわからず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。また、学校以外の居場所についても紹介しています。

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学校が怖いと思う8つの理由

学校が怖いと思う8つの理由

お子さまが、学校へ行くのが辛そうなとき「何かあったのかな」と心配になりますよね。学校が辛くて行くのが嫌になる理由は、子どもによって違います。理由を聞いてもはっきり言葉にできず「学校が怖い」という表現をしているのかもしれません。ここでは「学校が怖い」と感じる8つの理由を解説します。

①人間関係が上手くいかない

友達との関係が上手くいかなければ、学校は楽しい場所ではありません。特に思春期に入ると、友達関係はとても複雑です。友達との距離が近くなると窮屈さを感じたり、グループに入っていると仲間外れにされないように気をつけたりしなければなりません。なぜなら、些細な出来事がきっかけで、無視やイジメに発展してしまうケースもあるからです。

また、部活動での先輩・後輩の関係性にストレスを溜めてしまうお子さまもいます。人間関係がうまくいかなければ、学校自体が怖いという意識になってしまいます。

②勉強がわからない

小学校低学年では問題なく授業についていけても、高学年から難しくなり授業についていけなくなる場合があります。授業の内容が理解できなければ「授業中にあてられるのが怖い」「答えられなかったら恥ずかしい」などネガティブな気持ちでいっぱいになるでしょう

勉強がわからなくなると、学校へ行くモチベーションは下がる一方です。算数などは積み重ねが必要な科目です。一度わからなくなると「自分だけ理解できない」「どうしたらいいのかわからない」と、勉強に対して怖い気持ちを持ってしまいます。

③完璧主義

宿題が終わらなかったり、テストの準備ができていなかったりすると学校へ行けないケースがあります。完璧主義のお子さまは「宿題は絶対にやらなければならない」「テストは満点をとらなければならない」など、完璧な自分を理想にしています

完璧でなければ気が済まない傾向が強いと、できない部分にフォーカスして現実の自分を否定してしまいがちです。完璧主義が決して悪いわけではありません。しかし、完璧を求め過ぎるとお子さま本人も疲弊してしまいます。結果ばかりを求めてテストで満点が取れなくなると、次のテストを受けるのが怖くなります

④クラスになじめない

仲間はずれにされるわけでもないのに、なんとなくクラスの雰囲気に馴染めないお子さまがいます。落ち着いた性格のお子さまは、騒がしいクラスの環境に慣れない場合もあるでしょう。そもそも、学校での集団生活が苦手なお子さまもいます

先生と話しをするのが苦手でコミュニケーションが取れないと、先生との信頼関係は築けません。また、自分から話しかけるなど積極的に行動できなければ、クラスに友達ができず孤立してしまいます。孤立してしまうと、どこにいても自分はひとりぼっちだと感じて、学校へ行くのが怖くなるでしょう

⑤先生が苦手

学校にはさまざまなタイプの先生がいます。児童生徒に対して厳しく接する先生もいれば、やさしく声かけしてくれる先生もいます。お子さまは先生を選べません。ですから、担任の先生と相性が合わないケースは当然考えられます

声が大きく笑顔が少ない威圧感のある先生だと、お子さまは先生と距離をとってしまうでしょう。また、だれかが先生に叱られている場面を見ると、先生に恐怖心や嫌悪感を持ってしまう場合もあります。自分も叱られていなくても先生が怖い、学校が怖いという気持ちを抱いてしまいます

学校の先生が原因の不登校については、以下の記事でくわしく解説しているのであわせて読んでください。

先生が原因で不登校になる場合は?怖い場合や会いたくない時の対処法を解説します

⑥母子分離不安

分離不安があると、学校へは行きたがりません。特に小学校低学年のお子さまに多く見られるものの、学年が上がっていけば解消されていくでしょう。行き渋りがある場合は、一緒に登校したり下校時間に迎えに行ったりしてあげると、不安な気持ちが軽くなっていきます。

母子分離不安は「学校が怖い」というよりは、母親と離れるのが不安な状態です。ですから、できる限り甘えさせてあげて、お子さまの気持ちを安定させるようにしましょう。

母子分離不安については、以下の記事でくわしく解説しているのであわせて読んでください。

不登校の母子分離不安タイプとは?親の対応や中学生で起こる場合の原因を解説

⑦発達障害

生まれ持った性格の傾向だけではなく、お子さま自身の発達の特性から学校へ行きたくない状態になり「学校が怖い」気持ちになっている場合もあります。発達障害のお子さまは、状況の理解度が低く集中力や注意力を維持するのが苦手です。自分が適応できない場所に行かなければならない状態は、ストレスでしかありません。

発達障害と不登校の関係については、以下の記事でくわしく解説しているのであわせて読んでください。

不登校児の発達障害を抱えている割合は?支援方法について解説します

⑧理由がわからない

学校へ行こうという気持ちはあるのに、朝起きられないケースがあります。これといったはっきりした理由がなく行き渋りや不登校になった場合は、さまざまな要因が絡み合って「学校が怖い」と表現しているのかもしれません

また、起立性調節障害の可能性も考えられます。起立性調節障害は、身体の発育過程で自律神経のバランスを崩してしまい、循環器系の調節がうまく働かなくなるのが原因です。朝起きられなかったり、めまいを起こしていたりするなど症状が悪化していたりする場合は、医療機関で早めに受診しましょう。

起立性調節障害については、以下の記事でくわしく解説しているのであわせて読んでください。

起立性調節障害で不登校になったらどうする?関連性と親ができるサポートについて

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学校が怖い子どもへの対応の仕方

学校が怖い子どもへの対応の仕方

「学校が怖い」というお子さまからのメッセージには、これまでに述べたように人間関係の不安や、勉強に対するプレッシャーなどがあります。ここからは「学校が怖い」というお子さまに対して保護者様ができる対応をお伝えします。

お子さまの心理を理解して正しく見守りながらサポートができれば、学校に対する恐怖感がやわらいで前に進めるでしょう。ぜひ、参考にしてください。

無理に学校へ行かせない

「学校は怖い」というお子さまを、無理に登校させてはいけません。保護者様は「勉強が遅れてしまう」と不安になるかもしれません。しかし、最優先して考えなければいけないのはお子さまの気持ちではないでしょうか。まずは「学校へは無理に行かなくても大丈夫」だと安心させてあげましょう

家を安心安全な場所にする

学校が怖くてストレスが溜まっているのであれば、家を安心で安全な場所にするように心がけてください。学校へ行かないのを責めたり、行かない理由を問い詰めたりするのは逆効果でしょう。お子さまにとって安心できる場所と、どんなときでも味方でいてくれる保護者様の存在があれば、少しずつ元気を取り戻していきます。

話を聴く

家で安心できる生活を送っていると、お子さまは学校での出来事や自分の気持ちを話し始めるかもしれません。保護者様は、お子さまの話の腰を折らず最後まで聴く姿勢でいましょう。「そうはいっても」や「でも」のあとに、保護者様の意見を押し付けたり正論を述べたりすると、お子さまは自分の気持ちを否定されたと思ってしまいます

学校が怖いと思うお子さまの立場になって、気持ちを共有してください。同じ感情を一緒に味わうことが大切で、親の立場からの励ましやアドバイスは不要ありません。

自己肯定感を高める

話を聴いて共感できれば、お子さまの自己肯定感は高まります。行き渋りや不登校になった場合は、心も身体も疲弊している状況です。まわりの目が気になり、自信をなくし、自分の存在そのものを否定して存在価値を見失っているといえるでしょう。

自己肯定感を育むには、まわりの大人がありのままを受け入れ認めてあげることが大切です。学校へ行っても行かなくても、お子さまの価値は変わりませんどんな状況であっても大切な存在だということを伝えましょう。

学校へ行ける日だけ行く

お子さまに学校へ行こうとする姿勢があるのなら、生活リズムを整えるサポートが必要です。「学校へ行こうとしているんだね」とねぎらって、行動へ移せるような声かけをしてあげてください。

発言と行動がともなわないお子さまに対して「学校へ行くっていったのに…」とがっかりしてしまう日もあるでしょう。しかし、そのがっかりした気持ちがお子さまに伝わってしまうと自己否定してしまいます。「学校へ行きたいと思ったんだね」と意欲を認めてあげましょう。学校へ行ける日だけ行くというような小さなステップが、自信につながります。

学校が怖く感じているお子さまへの声かけは、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

不登校の子どもを前向きにする声かけとは?言葉に気をつける理由を解説!

1人で悩まない環境をつくる

いつでも親に相談できる環境であるのが理想的ではあるものの、思春期のお子さまは親と親密に話すのは難しいのではないでしょうか。だからといって悩んでいるお子さまを放置するのではなく、いつでも話を聴ける姿勢でいる態度を示しておくのは大切です。

また、多くの学校にはスクールカウンセラーが在籍しています。スクールカウンセラーは、学校の先生ではない立場で話を聞いてくれます。話した内容を先生に伝えたり秘密を誰かにいったりはしません小さな悩みであっても、話を聞いてくれる方が身近にいると安心できるものです。

学校が怖い子どもの学校以外の居場所

学校が怖い子どもの学校以外の居場所

学校が怖いと感じて不登校になった場合は、学校以外の居場所を見つけることを検討してください。行き渋りや不登校になり始めのころは、ストレス過多で心も身体も疲弊している状態です。家族との関係が良好で、家が安心できる場所になると、少しずつエネルギーが貯まり元気になるでしょう。

社会とのつながりを求め、外に出る意欲が出てきたら学校へ戻る可能性もあります。しかし、お子さまが学校へ戻るのを拒否している場合は、フリースクールなど学校以外の場所を検討してください。

不登校になったお子さまに居場所が必要な理由については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

不登校になると居場所はどうなる?居場所づくりが必要な理由を心理学的に解説!

フリースクール

不登校の児童生徒は、年々増加の傾向にあります。それにともない、NPO法人や民間企業によって運営されるフリースクールの数も増えてきました。フリースクールには、学校復帰を目指すところもあれば学校復帰を目標としていないところもあります。一般的には、学校のような集団授業はなく、子どもたちの自主性にあわた学習が行われています。

学校が怖いというお子さまには、フリースクールのような学校以外の場所で社会とのつながりを持つ選択肢もあるでしょう人間関係にわずわらしさを感じるお子さまは、フリースクールへ通わなくてもオンライン学習を利用すれば同じ境遇の友達をつくることも可能です。

たとえば、学校が怖くて登校できなくても、勉強は進めておきたいお子さまもいるのではないでしょうか。そのようなお子さまには、出席日数を確保できるオンライン学習サービスが適しているかもしれません。フリースクールと同じメリットを感じられるオンライン学習の1つに、小・中学生を対象としたサブスタがあります。

安心安全の場所である家で勉強を進められ、まわりの目を気にしたり友達との関係性に疲れたりすることはありません。不登校のお子さまは安心して利用できるでしょう。

フリースクールについては、以下の記事でくわしく解説していますので、あわせて読んでください。

フリースクールの問題点は?不登校児が後悔しないためにデメリットを調査!

教育支援センター(適応指導教室)

フリースクール以外にも、教育支援センター(適応指導教室)があります。教育支援センターは、地区町村の教育委員会が設置している公的機関です。公立小中学校との連携があり、民間運営ではないため基本的にはフリースクールのように費用はかかりません。

学校復帰を目指すのであれば、教育支援センターを検討するのがいいでしょう。お子さまの学校が怖い気持ちが薄れてきたら、学校にスムーズに戻れるようにサポートしてくれます

教育支援センターについては、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

教育支援センター(適応指導教室)はどんな場所?文部科学省の情報をもとに解説!

まとめ

学校が怖い

この記事では、行き渋りがあったり不登校の子どもたちが「学校が怖い」と思っている理由について解説しました。勉強のプレッシャーやクラスになじめないなど、学校が怖いと思う理由はさまざまです。

お子さまの気持ちを受け止めようと、ただ見守るだけでは解決しません。また、怖い気持ちを持ったまま学校に行かせるのも正しいサポートとはいえないでしょう。お子さまが「誰も自分の気持ちをわかってくれない」と辛い気持ちを持ち続けないように、保護者様やまわりの大人の適切なサポートは必要です。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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