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担任の先生が原因で不登校になる場合は?会いたくない時の対処法を解説します

不登校

2024/02/24

不登校になる原因はさまざまです。その中の1つに担任の先生が原因で不登校になる場合があります。

お子さまが学校の先生を嫌がっていたら、どのように学校へ伝えるべきか考えてしまいますよね。「モンスターペアレントと言われたらどうしよう」「きちんと対応してくれるだろうか」など、親としての対応に悩んでしまうのではないでしょうか。

この記事では、学校とのやりとりにお困りの保護者様のために、不登校の原因となった先生に対してどのように対応していけばいいのかを解説していきます。

また、お子さまに対して保護者様ができることについてもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。

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どうして先生が理由で不登校になるの?

どうして先生が理由で不登校になるの?

学校にはさまざまなタイプの先生がいます。児童生徒に対して厳しく接する先生もいれば、やさしく声かけしてくれる先生もいます。お子さまは担任の先生を選べません。ですから、お子さまと相性が合わない先生が担任になる可能性は当然あります

では、どのような先生がきっかけで不登校になるのでしょうか。ここでは、先生がきっかけで不登校になってしまう理由と、お子さまの立場から見た具体的な先生のタイプを解説します。

理由①:先生が怖いから

先生の厳しい発言や威圧的な態度が、子どもたちを不登校にするケースがあります。次のようなタイプの先生は、小学校低学年や繊細な性格のお子さまは恐怖を感じるかもしれません。

  • 声が大きい
  • 口調が荒い
  • 早口
  • 視線が怖い
  • 笑顔がない

先生にとっては注意しているだけかもしれない発言は、声が大きかったり口調が荒かったりすると叱られているように感じるものです。また、実際に叱られた経験があると、「先生が怖い」という気持ちがずっと残る場合もあるでしょう。

先生の雰囲気が怖いと、悪いことをしていなくても「怒られそう」と思ったり、話を聞いてほしいけど「否定されそう」と考え込んだりしてしまいます。恐怖心があると、お子さまと先生との間に信頼関係は築かれません

実際に、先生から批判的な言葉をかけられたり体罰があったりした場合は、不登校になる傾向が高くなります。繊細な性格のお子さまは、誰かが叱られている場面を見ると自分のことのように感じ萎縮してしまいます。

恐怖心で児童生徒の行動をコントロールしようとする先生が担任だと、逃げ場のない環境にお子さまのストレスは大きくなるでしょう

理由②:先生と合わないから

担任の先生と合わないという理由で不登校になるケースがあります。先生が自分に無関心であると感じたり、先生の言葉や態度に不信感を持ったりします

  • 話を聞いてくれない
  • 質問に答えてくれない
  • 特定の児童や生徒にだけ気をかけている
  • 先生に嫌われているような気がする
  • 一方的に指示してくる
  • 見かけや話し方が苦手

担任の先生1人に対して児童生徒の人数が多いと、一人ひとりに向き合って丁寧な対応をするのは不可能です。このような気持ちをお子さまが持ってしまうのも無理はないかもしれません。

友達に対する先生の対応を、自分と比較して疎外感を持ったり、注意や声かけの内容に納得できなかったりすると、先生に対しての不信感や嫌悪感は強くなっていきます。次第に、学校は居心地が悪い場所になり、学ぶ意欲も失われていくでしょう

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不登校の原因が先生の場合の対処法

不登校の原因が先生の場合の対処法

お子さまが不登校になって「先生が怖い」「先生と合わない」などの発言があれば、学校に相談する必要があります。

しかし、お子さまを大切に思うあまり、学校側へ言いたいことを一方的に主張しても理解してもらえない場合があります。

モンスターベアレントと言われず、きちんと対応してもらうには、どのような方法で学校は話へ伝えるべきでしょうか。ここからは、不登校の原因が先生の場合の対応の仕方についてお伝えします。

対処法①:登校を促す先生の対策をする

不登校を理解して家庭の方針に賛成してくれる先生もいれば、定期的に家庭訪問や電話で登校を促す先生もいます。

まずは、お子さまの状態を担任の先生に伝えて理解してもらうように努めましょう。

  • お子さまが学校へ行きたくない意思をはっきり伝える
  • 家庭訪問や電話での登校刺激は控えてもらう
  • 先生の厳しさにどのような意図があるのか聞いてみる
  • 子どもに恐怖と与えていると自覚してもらう

先生の言葉遣いが荒かったり不機嫌な態度をとったりと、言動をコントロールできていないと感じる場合は、お子さまを守るためにも対策しなければなりません。

また、先生との対話で、不登校の知識がなく学校の評価を気にしていると感じたら、担任以外の先生と面談の機会をつくりましょう

対処法②:校長など管理職に相談する

担任の先生だけにお子さまの様子を伝えても、先生自身が自分を正当化していると、なかなか理解してもらえない場合があります。逆に、お子さまの性格や先生に対する態度を注意されたり、家庭の教育に関して指摘されたりするかもしれません。

担任の先生との面談だけでは話がまとまらないときは、学年主任や校長・副校長・教頭など、学校現場における管理職の先生の同席をお願いしてみましょう

先生の一生懸命な指導が、ときに生徒児童に過剰なストレスをかけていると気付かない場合は、他の先生方に理解を求めるしかありません。

不登校の問題は、学校全体が真摯に受け止めています。保護者様の声が学校運営を見直すきっかけになるかもしれません。

対処法③:学校以外の機関に相談する

学校の管理職に就く先生方に相談しても、不登校の原因が担任の先生だと受け入れてもらえない場合があります。そのような場合は、学校に在籍しているスクールカウンセラーに相談するのも選択肢の1つです。スクールカウンセラーは外部の専門家の立場にあり、不登校の相談ができる体制が整っています。

学校以外では、以下の機関で相談が可能です。

  • 教育委員会
  • 居住エリアの教育相談センター
  • 子供のSOSの相談窓口
  • こどもの人権110番

公的機関の相談窓口は、心理・福祉などの専門家が無料で相談に乗ってくれます。学校側との話し合いで理解を得られない場合は、このような相談窓口を利用するのも大切です。

スクールカウンセラーについては、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

スクールカウンセラーとは?よくある相談内容と相談する4つのメリット

不登校になったお子さまへの対応は?

不登校になったお子さまへの対応は?

学校側への対応と同時に、不登校になったお子さまへの接し方も大切です。保護者様は、世間の常識にとらわれず、常にお子さまの味方でいてあげましょう。親が味方でいてくれると、お子さまは安心して次の一歩が踏み出せるはずです。

ここからは、先生が原因で不登校になったお子さまに対して、保護者様の対応や気をつけることをお伝えします。

親の対応①:子どもに同調しない

「先生が怖い」「先生と合わない」といった理由で不登校になったお子さまは、先生に対する恐怖心や嫌悪感を深く持ってしまいます。先生に対して肯定的なイメージが持てるようなきっかけがあるといいのですが、必ずしもそのような機会が訪れるとは限りません。

保護者様は、お子さまと一緒になって先生の悪口を言ったり、学校に対しての文句を言ったりしてお子さまに同調してはいけません。

なんとかして先生の考えを正そうとしたり、謝罪を求めたりするのが重要ではなく、お子さまに対して「いつもあなたの味方だよ」「必ずあなたを守るよ」という気持ちが伝わる言動が大切です

先生に対する苦手な気持ちから、どんな時も親は自分を守ってくれる安心感が得られると、お子さま自身が折り合いを付けて前に進んでいくでしょう。

大人になるにつれて「自分の思い通りにならない」社会を目の当たりにします。見方を変えれば、先生との関係はお子さまが社会性を学ぶチャンスと捉えられるのではないでしょうか。

親の対応②:転校を検討する

お子さまが精神的にひどく落ち込み、心身の状態がよくない場合は、十分な休息を取る必要があります。進級のタイミングで担任の先生が変われば問題が解決するように思うかもしれませんが、学校に行けば顔を合わせる場合もあるでしょう。

学校側との対話で、不登校の理解が得られない場合や、お子さまが学校へ戻る意思がない場合は、転校するのも選択肢の1つです。

しかし、気をつけなければならないのは、学校の先生がきっかけで不登校になったとしても、さまざまな要因がからみあって学校へ行けないケースもあります。そのような場合は、転校したとしても不登校の根本の解決にはなりません。

不登校中に転校する場合の注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。

不登校中の転校はタイミングが重要?失敗しないためのポイントや手続きをご紹介

親の対応③:学校以外の学びの場を探す

学校だけが学びの場ではありません。学校の先生が不登校のきっかけであったとしても、そもそも学校そのものが苦手だったり、さまざまな要因で学校へ行けなくなったりするケースがあります

学校以外の学びの場は多様化しています。不登校専門の塾や家庭教師を検討したり、お子さまに合った環境で学びを深められるフリースクールなどを見学するのもいいかもしれません。

サブスタだと、学校やフリースクールに通わなくても出席扱いになるうえに、学年をまたいで本人の学力にあった範囲から無理せず学習をすすめることが可能なのでオススメです

親の対応④:先生だけが原因ではないと理解する

不登校は、さまざまな要因がからみ合い学校へ行けないという症状が現れています。「先生が怖い」「先生と合わない」というのは、きっかけにすぎない場合もありますので、お子さまの様子をみながら対応していきましょう。

「先生が怖い」「先生と合わない」と思っていても、全員が不登校になるわけではありません。根底には別の原因があって、不登校になっている場合もあります。

保護者様は、お子さまの表面的な言葉だけを聞いて問題を解決しようとするのではなく、お子さまの気持ちに共感しながら、適切な対応をして不登校から抜け出すサポートをしていきましょう

一般的な不登校の原因については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

不登校になる原因は?文科省の最新情報をもとに背景や対応法を徹底解説します

まとめ

まとめ

ここまで、学校の先生が原因で不登校になった場合の対処法と、お子さまに対して気をつけることや親としてできることをお伝えしました。

お子さまの先生に対する恐怖心や嫌悪感は簡単に消えるものではありません。しかし、保護者様が常にお子さまの味方で安心感を与えてあげると、少しずつ折り合いを付けて成長してきます。

不登校の表面的な問題にフォーカスするのではなく、根本の原因も探りながらお子さまに寄り添い見守っていきましょう。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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