学習コラム
正しく学ぶ方法や成績の伸ばし方、
不登校に悩まれている方のための
情報を発信しています。
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不登校になりやすい子どもの性格に、共通点はあるのでしょうか。不登校だった人の特徴として、どのような性格を持っているのか気になりますよね。
「進学や就職はできるのか」「自立した大人になれるのか」など、お子さまの消極的な性格を心配して不安になる保護者様は多いと思います。
この記事では、不登校だった人の特徴をくわしく解説し、マイナス面を気にするばかりではなく、ポジティブな見方ができる方法をお伝えします。お子さまに当てはまる性格があれば、対応の仕方を参考にしてください。
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不登校だった人にはいくつかの共通した特徴があります。もともとの性格だったり、成長過程で出てくる傾向であったり、その特徴はそれぞれです。
例えネガティブに思われる特徴であっても、見方を変えれば長所です。保護者様は、お子さまの性格を変えようとするのではなく、お子さまの長所ととらえて接してはどうでしょうか。
ここからは、不登校だった人の特徴について解説します。しかし、以下に挙げる特徴が当てはまるからといって、必ずしもお子さまが不登校になるわけではありません。
大勢の人の輪に入っていくのが苦手な性格です。自ら進んで行動するタイプではなく、引っ込みがちで消極的です。自分では何もできないと思い込んでいたり、感情を出せなかったりします。
性格を変えようと、積極的で社交的になる行動を無理にさせても長続きはしません。お子さまにストレスが溜まるだけです。
マイナス面ととらえられる内向的な性格を、以下のように言い換えてみてはどうでしょうか。
ポジティブな表現で言い換えると、内向的な性格も悪いものではありません。
自分が、他者よりも劣っていると感じてしまいます。劣等感が強過ぎると、自己否定やマンティングのように自分にも他者にもいい影響を及ぼしません。
見た目や成績などで感じる劣等感は、成長過程において誰もが経験する感情といえます。その劣等感は、必ずしも悪いものとは言えないのではないでしょうか。
なぜなら、ライバルと自分を比べたときに生じる劣等感は、補填作用によって自分自身を成長させるメリットがあるからです。成長したいと意識している証拠だと思えば、劣等感は持っていてもいい感情といえるでしょう。
集団行動が苦手で仲間はずれにされたり、輪のなかに入れず一人で遊んだりする傾向があります。まわりからは、空気が読めない、自分勝手、思いやりに欠けるなどととらえられてしまうでしょう。
しかし、見方を変えれば、以下のようにポジティブな言葉に変換できます。
大勢のなかでは自分を出せずにいても、自信があれば主体的に行動できる強みがあるといえるでしょう。
中途半端が許されず、最後まであきらめずにやり遂げる力があります。責任感が非常に強い性格で、まわりから頼りにされ、一目置かれる存在です。
一方で、理想が高過ぎる傾向があるため、少しの失敗であきらめたり、前に進めなくなったりするケースがあります。現実から逃避する行動をとる場合もあるでしょう。
妥協点がないので、まわりからは頑固な性格と受け取られてしまいます。体調が悪くても、遅刻するくらいなら朝から登校するなど、自分を追い詰めてしまう場合もあるでしょう。
完璧主義のお子さまは、幼いうちに大きすぎる目標を掲げてしまうと、達成できなかった場合の挫折感が大きくなります。しかし、小さな目標を立て、数多くやり遂げていけば、自信がついて自己肯定感が育まれるでしょう。
自分の得意なことや、知っている知識を自慢する傾向があります。その反面、自分のわからないことを人に聞くのは苦手です。自尊心が高過ぎて自慢ばかりしていると、まわりからは関わりたくない人と思われる可能性があるので気をつけなければなりません。
しかし、プライドが高い性格は、負けず嫌いでもあります。負けないように努力するため,
向上心は強くなります。ですから、目標が定まれば力強く進んでいくのではないでしょうか。
細かいところまで気にしすぎて、ストレスを溜めてしまう傾向があります。出かける前に、忘れ物がないか何度も確かめるなど、準備に時間がかかるでしょう。また、相手のちょっとした言動を気にして、ネガティブな感情を持ってしまう場合もあります。
しかし、神経質な性格は、長所として以下のように言い換えられるのではないでしょうか。
このような言葉でリフレーミングをすると、神経質な性格のお子さまのネガティブな感情は大きくなりません。
自分で勝手に決めたルールに縛られているタイプです。〇〇すべき、〇〇せねばの思考は、知らないうちに自分にプレッシャーを与えています。
ルールを守れない人を批判したり、間違った考えの人を指摘したり、一見正義感が強いように見えます。しかし、相手にも自分の考えやルールを押し付ける傾向があるので、人間関係がうまく行かないなどの問題が起こりやすいかもしれません。
〇〇すべき思考は、成長過程で持つようになる価値観です。家庭環境によって、持つようになる価値観はそれぞれ違います。
お子さまに、〇〇すべき思考が強く感じられる場合は、家庭のルールが厳し過ぎるのかもしれません。
曲がったことが嫌いで、正論ばかりを言う特徴があります。少しの間違いも許せず、自分だけが正しいと思い込む傾向があります。
まわりからは、おせっかいだと思われたり、理屈っぽい性格を面倒くさく思われたりするでしょう。
しかし、正義感が強いのは悪い性格ではありません。嫌がらせなどに対してははっきりと意見を言うなど頼もしい性格といえるのではないでしょうか。
このように、見方を変えれば、強く正しい振る舞いのできる素晴らしい人といえます。
融通がきかない、言い出したら引かない性格です。自分の考えや思いが最優先で、人の話は聞かない傾向があります。
自己中心的だと思われたり、わがままな性格だと思われたりするでしょう。しかし、以下のように言い換えてみると、マイナスのイメージばかりではありません。
職人気質な特徴もあり、信念を持ってやり遂げる力があります。お子さまの強情さが気になる保護者様は、張り合ったり挑発したりせず、適度な距離感を保ちながら、何を言われても聞き流すようにしましょう。
自分に自信がないのが特徴です。常にまわりからの評価を気にしたり、自分で物事を決められなかったりするケースがみられます。
幼少のころから人見知りで、保護者様への依存が強いお子さまは、自立心が弱いかもしれません。自信が持てない背景には、保護者様の過干渉や、過去の失敗経験が関係している場合があります。
保護者様は、お子さまのできない点を、悪い部分だととらえないようにしましょう。また、ほかのお子さまと比較してはいけません。助けようと手を出し過ぎたり、良かれと思ってやってあげたりするのはお子さまの成長の妨げになっている場合もあります。
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不登校だった人は、いわゆるネガティブな性格を持っている傾向があります。保護者様は、お子さまの性格が気になって、なんとかしてポジティブに変えようと思っていませんか。
結論から言うと、性格を変える必要はありません。なぜなら、例えば「内向的な性格を変えたい」と思って、お子さまに大勢の人が集まる場所で何かをさせようとしても、ストレスが蓄積されていくだけだからです。
お子さま自身が自分の性格を変えたいと思えば、自ら行動し努力するでしょう。大切なのは、お子さまの性格をネガティブなものだと思わず、保護者様の見方を変えることです。
ここでは、保護者様の見方や考え方をどのように変えればいいのかをお伝えします。
現状にとらわれるのではなく、過去を振り返ったり未来を想像したりして、出来事に意味づけをします。
お子さまの成績が下がったときに「どうして勉強しないの!」と、怒りをぶつけてしまう場合もあるでしょう。しかし、試験当日の未来を想像して「試験直前に気づくよりも、今気がついてよかった。まだ復習する時間がある」と意味づけすると、気持ちに余裕ができるのではないでしょうか。
状況がそのままでも、物事の視点を変えてみるとポジティブにとらえられる場合があります。
例えば、お子さまが「雨が降って学校へいくのが嫌だ」と言ったとします。しかし、保護者様が視点を変えて「新しい傘をやっと使えるね」と声かけすれば、雨が降っている状況は同じでも、ポジティブな面に気づくかもしれません。
どんな状況でも、視点を変えると何かしら前向きになれる面が見つかるはずです。
お子さまが自信のない発言をしたときに、失敗しても必要な経験だったと前向きな姿勢になるには、認識を変えるといいでしょう。
例えば、クラスメイトの推薦で学級委員長になったものの「自分にはできないかもしれない」と消極的になっていたとします。保護者様が「まわりから信頼されているんだね」「みんなをまとめる素質があるよ」と声かけすれば、お子さまに自信がわいてくるのではないでしょうか。
すべての出来事は未来に向かう過程に過ぎないと思えば、失敗や挫折を経験しても深く落ち込む必要はありません。お子さまは、失敗から多くのことを学び成長していきます。また1つ成長する機会を持てたと認識を変えると、次のステップにつながる声かけができるでしょう。
中学生のときに不登校だった人は、のちに進学したり働いたりしているケースがあるので、保護者様は将来を悲観する必要はないでしょう。しかし、何もしていなかったり引きこもりになったりする方がいないわけでもありません。
不登校だった人は、その後の人生において不登校をどのようにとらえているのでしょうか。ここでは、不登校を経験した人が、後悔している点とそうでない点についてお伝えします。
不登校を抜け出しても、やはり学校へ行っておけばよかったと思う方は、多かれ少なかれいるのではないでしょうか。
なぜ、行っておけばよかったかと思う点は以下が挙げられます。
小中学校で学ぶ内容は、基礎的なものがほとんどです。高校進学や大学受験を視野に入れて遅れた勉強を取り戻すときに、学力における後悔が出てくるのは当然かもしれません。
また、大人になって前向きになれた人ほど、友達関係が希薄な点や、学校行事の思い出が少ないのを残念に感じる場合があるでしょう。
不登校中に遅れた勉強を取り戻す方法は以下の記事で詳しく解説しています。
▶不登校中の勉強遅れを取り戻す方法は?追い付くために親ができるサポート法も解説!
不登校を肯定的にとらえている人は、不登校を経験して得たものがある人といえます。では、肯定的にとらえられた点は、どういったものがあるのでしょうか。
不登校の間は、自分の時間がたくさんあります。不登校の時期が過ぎて、振り返ったときに「必要な時間だった」と思えるようになるには、まわりの理解と適切な接し方が大切なポイントになるでしょう。保護者様は、お子さまの心と身体の調子が整うまでは、焦らず無理をさせてはいけません。
不登校生の学校卒業後の選択肢については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。
▶不登校の小中学生は将来どうなる?進学の選択肢と子どもへの関わり方を解説!
この記事では、不登校だった人の特徴をくわしく解説し、ポジティブな見方に変換する方法をお伝えしました。
保護者様が、不登校のお子さまの将来を不安に思うのは仕方のないことかもしれません。しかし、不登校であったとしても進学や就職し、自立した大人になった方はたくさんいます。
不登校の経験が、必要な期間だったと肯定的にとらえられれば、その後の人生は豊かで充実したものになるでしょう。
不登校経験者の「その後」については下記の記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
▶不登校経験者はその後どうなる? データをもとに不登校経験後の進路をご紹介
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