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子どもが学校に行けない時の保護者の正しい対応は?行けない本当の理由を解説します

不登校

2024/02/14

近年、「不登校」という言葉をよく耳にします。

学校に行けないことで悩んでいるお子さまは多く、不登校の児童生徒数は年々増加しています。現代の日本は少子化によって子どもが減り続けていることを考えれば、非常に奇妙でアンバランスな現象といえますよね。

では、お子さまが学校に行けないのはなぜなのでしょうか。

今回は、学校に行けない理由や、お子さまが「学校に行けない」と訴えたときに保護者様にとっていただきたい対応についてご紹介します。

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学校に行けない子どもたちの現状

学校に行けない子どもたちの現状

文部科学省が公表しているデータによると、令和4年度における不登校児童生徒の人数は299,048人となっています。このうちの約半数は90日以上欠席しており、不登校が長期化しているお子さまが多いのが現状です。

さらに、学校に行けない子どもたちは10年連続で増加しており、事態は深刻であることがうかがえます。(出典:令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要

現在は、COCOLOプランをはじめとした不登校対策が進められており、学校に行けないお子さまが社会から取り残されることがないよう、国を挙げて支援が進められています。

学校に行けないお子さまたちへの支援は、今や早急に取り組むべき重要なものといえるのです。

不登校の現状や原因については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

不登校になる原因は?文科省の情報から増加の背景や対応法を解説!

学校に行けないと感じるきっかけ

学校に行けないと感じるきっかけ

では、お子さまたちが「学校に行けない」と感じる最初のきっかけは何でしょうか。

幼いお子さまの場合、自分がなぜ学校に行けない、行きたくないと感じるのか自覚できていないケースも多く、保護者様が察知しなければならない場合もあります。

以下では、お子さまが学校に行けないと感じる代表的なきっかけをご紹介します。

お子さまが不登校になってしまうきっかけについては、以下の記事でさらに詳しく解説していますので参考にしてください。

不登校になるきっかけは?克服するためのヒントと親ができる対処法を解説

勉強についていけない

勉強についていけないことで、学校に行けないと感じるケースがあります。実際、不登校の原因のうち「学業不振」は約5%存在するため、勉強と不登校には関連性があるといえるでしょう。

勉強についていけないために学校に行きたくないと感じる現象は、学年が上がるごとに起こりやすくなります。学習する教科が増えたり、難易度が上がったりすることによって登校がつらくなってしまうのです。

特に中学校は、小学校と違って教科担任制がはじまるため、特定の教員と関係を築きにくい環境がストレスとなるお子さまもいます。

学校に行かないことによる勉強の遅れを取り戻す方法は、以下の記事でくわしく解説しています。

不登校中の勉強遅れを取り戻す方法は?追い付くために親ができるサポート法も解説!

友人関係でトラブルがあった

学校に行けないと感じる背景には、友人関係のトラブルが潜んでいる可能性もあります。

「不登校」と聞いたとき、いじめなどの友人関係トラブルを連想する方は多いのではないでしょうか。

子どもにとっての人間関係というと、「学校」がすべてである場合がほとんどです。

その学校で友人と上手くいかなかったり、いじめられたりすると学校に行きたくないと感じるのは当然の心理といえます。

友人関係も上記の勉強と同様で、学年が増すごとに複雑になりやすいものです。特に中学校は、異なる小学校区からの進学者と知り合ったり、部活動での上下関係を経験したりと、人間関係に揉まれる時期でもあります。

また、特に女子児童・生徒は少人数のグループを形成して行動を共にする傾向にあり、上手くそのグループに馴染めなかったり疎外感を感じたりすることがトラブルに繋がるケースもあります。

このように、友人関係の悩みによって学校に行けないお子さまは、全体の約9%存在します。

なんとなく行きたくないと感じる

「なんとなく行きたくない」と感じたことがきっかけで不登校になるお子さまもいます。

これは、大人にはなかなか理解が難しいものかもしれませんね。

しかし、この無気力によって学校に行けないお子さまは不登校児童・生徒のうちなんと半数を占めており、決して他人事とは言えません。

このタイプのお子さまは、学校に行けない理由をたびたび「めんどくさいから」という言葉で片付けてしまいがちですが、これはそれ以外に表現の方法が分からないためでもあります。

中には、無気力の中に心の病気が潜んでいるケースもあるため、注意が必要です。

無気力型不登校については、以下の記事でさらに詳しくご紹介しています。

無気力型不登校は学校行くのがめんどくさいだけ?回復までの対応とステップを解説

心身の不調

心身の不調によって、「学校に行きたくない」と感じることもあります。これはどちらかというと、「学校に行きたくない」のではなく、「行けない」が正しいかもしれません。

特に思春期に多く見られるのは、起立性調節障害です。自律神経の働きが悪くなったり、ストレスによって心身に負担がかかったりすることで起こりやすく、代表的な症状は、朝起きられないというものです。

ほとんどのお子さまは、数か月〜数年以内に改善しますが、お子さまの年齢によっては欠席が単位取得や進級・卒業に絡んでくることもあるでしょう。

学校に行きたい、行かなければならないと頭では分かっていても、身体が言うことを聞かないという状態は、お子さまにとって大変つらいものです。

起立性調節障害と不登校の関係について、以下の記事でくわしく解説しています。

起立性調節障害で不登校になったらどうする?関連性と親ができるサポートについて

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学校に行けないときの心理状態は?

学校に行けないときの心理状態は?

上記では、学校に行けないと感じるきっかけについて解説しましたが、これらのきっかけによって不登校になるうちに、今度は別の理由で学校に行けないと感じるようになります。

たとえば、はじめに学校に行けないと思ったきっかけは友人関係のトラブルだったとしても、長期間欠席しているうちに勉強面への不安が高まってきます。

「今から登校したところで授業についていけないかもしれない」という不安や焦りが、ますます登校再開を先送りさせてしまうのです。

したがって、学校に行けない理由については、不登校当初と不登校中で分けて考えることが必要になる場合もあります。

不登校中のお子さまの心理については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

不登校中の心理はどんな状態?保護者ができる対処法を心理学的に解説します!

学校に行けない子どもはどうしたらいい?

学校に行けない子どもはどうしたらいい?

学校に行けないと感じるとき、お子さま自身にできる対策や改善方法はあるのでしょうか。

保護者様に心配をかけたくないと考えるお子さまは多いかと思いますが、ときには一人で思い悩んでしまう前に周囲を頼ることが必要な場合もあります。

以下では、学校に行けないと感じるお子さま自身にとっていただきたい行動についてお伝えします。

学校に行くことのメリットを見つける

「なんとなく」「面倒だから」という理由で学校に行きたくないと感じているお子さまの場合、学校に行くことのメリットを見つけると登校へのモチベーションが高まるかもしれません。

たとえば、「仲の良い友人に会いたい」、「部活動に参加したい」などどんな些細なことでも構いません。高校生のお子さまの場合、「ひとまず出席しておけば出席日数が確保できて留年はしないで済む」といった動機でも構わないでしょう。

お子さまの欠席がそのような考え方次第で解決できるものであれば、事態はさほど深刻ではないと考えることができます。

大人に相談する

学校に行けない状況の中で一番避けたいのは、誰にも相談できないまま一人で思い悩んだ結果、自暴自棄になったりお子さまが自分自身の存在を否定したりしてしまうケースです。

最近では、「学校は無理をしてまで行く場所ではない」との考えも徐々に広がっています。

つらいとき、一人では解決が難しいと感じるときは、なるべく早く大人に相談するようにしましょう。

そうは言っても、保護者様には心配をかけたくないなどの思いから、相談を躊躇ってしまうことがあるかもしれませんね。そのようなときは、必ずしも相談相手が保護者様でなくても構いません。担任の先生や保健室の先生など、思いつく中で「話してもいい」と思える相手を頼りましょう。

大人に相談することで、お子さまだけでは思いつかなかった発想や具体的な解決策を見出し、サポートに動いてもらえることもあります。

学校以外に居場所を作る

学校に行けないと感じるときは、学校以外に居場所を作ることも手です。

学校はつらい思いをしてまで行かなければならない場所ではありませんし、学校以外でお子さまが居心地がよいと感じる場所があるのであれば、それは存分に利用するべきです。

たとえばフリースクールでは、同じように学校に行けないと感じる子どもたちが通っているため、後ろめたさや孤独感なく通うことができるかもしれません。友人を作ったり、勉強をしたりする中で自信を取り戻していけるとよいですね。

フリースクールの中には、通所が学校への出席とみなされる施設もあるため、受験などの際に不登校の影響を軽減させることが可能な場合もあります。

不登校児に居場所が必要な理由は、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

不登校になると居場所はどうなる?居場所づくりが必要な理由を心理学的に解説!

子どもが学校に行けないときの親の対応は?

子どもが学校に行けないときの親の対応は?

お子さまが「学校に行けない」と言い出したり不登校になったりすると、保護者様はどのような対応をとるべきか戸惑ってしまいますよね。

保護者様は以下のような対応をとりながら、お子さまをサポートしていけるとよいでしょう。

子どもの味方になる

保護者様は、お子さまの味方であり続けることが重要です。

学校に行けないお子さまに強い不安を抱くこともあるかと思いますが、お子さまにとって一番安心できる大人は保護者様です。その保護者様に頭ごなしに否定されてしまうと、本心を打ち明けたり頼ったりすることもできなくなってしまいます。

まずはお子さまの言葉に耳を傾け、受容と共感に徹しましょう。

登校を強要しない

お子さまに登校を強要しないことも大切なポイントです。

学校に行けないことを叱った結果、一時的に登校できることがあるかもしれませんが、それは今後の親子関係を考えると良い対応とはいえません。

登校の強要はお子さまの心を傷つけ、むしろ事態を悪化させてしまう可能性もあるのです。

長い目で今後について考える

学校に行けないお子さまの今後については、長い目で考えるようにしましょう。

上記のように登校を強要したり、登校再開にこだわりすぎるとストレスを与えてしまい、問題の悪化や長期化に繋がりかねません。

決して何もアプローチや対応をとらなくてよいというわけではありませんが、「これは解決に時間のかかる問題だ」と考えた方が、保護者様の気が楽になります。

保護者様の心に余裕のある状態がお子さまに良い影響を与えますし、親子の信頼関係にも繋がります。

学校や専門機関に相談する

不登校は、積極的に学校や専門機関に相談しましょう。

学校に行けない根本的な原因が学校にある場合、親子だけで解決を目指すのは困難です。また、親子で煮詰まり、双方にストレスがかかり続ける状況は避けたいものです。

担任教諭やスクールカウンセラーなど、まずは身近で連絡のしやすい相手に相談してみましょう。

学校以外の居場所づくりを検討する

お子さまが学校に行けない場合、学校以外にお子さまの居場所を作ってあげるとも有効です。お子さまが自宅に引きこもり、社会とのかかわりが絶たれてしまうのは保護者様としても避けたいですよね。

学校以外の居場所としては、たとえばフリースクール地域の適応指導教室などが挙げられますが、これらの情報をお子さまが自力で収集するのは難しいでしょう。費用や送迎などの問題もあるため、保護者様がいくつか見繕っておき、お子さまに提示できるとよいですね。

息抜きやストレス発散をする

お子さまが学校に行けない状況では、保護者様にも不安やストレスがかかりやすくなります。

お子さまの将来への心配はもちろんのこと、毎日三食準備し、自宅で一緒に過ごすという毎日が苦痛に感じられることもあります。

上記でもご紹介したように、 保護者様に余裕がなくなってしまうとお子さまは自宅さえ安心できないと感じるようになってしまいます。

保護者様も一人の人間として、積極的に息抜きやストレス発散の時間・機会を設けることが重要です。

学校に行けない間の勉強法は?

学校に行けない間の勉強法は?

学校に行けない間、お子さまも保護者様も常に頭の片隅には勉強の遅れに関する心配があるのではないでしょうか。

そのようなとき、サブスタを使って自宅で学習ができると安心です。

サブスタは学校に行けない間でも、月額10,000円以下で納得のいくまで繰り返し勉強をすることが可能です。出席扱い制度により、サブスタの利用が学校登校とみなされるため、卒業後の進路を見据える上でも有効な手段といえます。

学校に行けない間の過ごし方を充実させたいと考えるときは、サブスタの利用を選択肢の一つとして検討してみるのもおすすめです。

学校に行けない子どもに関するまとめ

学校に行けない子どもに関するまとめ

今回は、学校に行けないお子さまに関して詳しくご紹介しました。

学校に行けないと感じる理由は、不登校が長引くうちに変化してくる場合もあります。

保護者様はそのような状況に不安を抱いてしまうと思いますが、周囲を頼ったりお子さまの居場所づくりを検討しながら、焦らずサポートしていきましょう。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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