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不登校の子どもをもつ母親の特徴は?子どもに与える影響や対策もご紹介

不登校

2023/02/02

お子さまの不登校のきっかけや要因はさまざまですが、お子さまの性格傾向が、その要因の一つになることがあります。

そしてその性格が築かれる上で切っても切り離せないのは、お母様の存在

一般的に、不登校の子どもをもつお母様には、一定の特徴があると言われています。

そこで今回は、不登校のお子さまをもつお母様の特徴や、その特徴がお子さまに与える影響について、私の不登校支援の経験も踏まえながらご紹介します。

 

1.不登校の子どもをもつ母親の特徴

「不登校は母親の責任」という心にもない意見を耳にすることはないでしょうか。

そのような意見の発端は、不登校のきっかけに“お子さまの性格”も関係しているためだと思われます。

 

性格というのは、お子さまが生まれ持った気質育った環境によって形成されていくもの。

この“育った環境”の中で、お母様の存在は圧倒的であるため「不登校は母親の責任」という考えが浮かび上がるのです。

とはいえ、実際の不登校はさまざまな要因が複雑に絡み合って起こることが多いため、不登校の原因を一概に「母親のせい」と決めつけてしまうのは好ましくありません。

 

しかし、不登校のきっかけに「お子さまの性格」が影響していることや、そのようなお子さまを育てるお母様には、一定の傾向があるのも事実です。

ここでは、不登校のお子さまをもつお母様の特徴について取り上げるとともに、そのようなお母様の特徴がお子さまに与える影響についてご紹介します。

 

①過干渉・過保護

不登校のお子さまをもつお母様に多く共通する特徴の1つ目は、過干渉かつ過保護であるということです。

お母様が我が子にたっぷりと愛情を注ぎ、苦労なく育ってほしいと願うことは自然なことでしょう。

しかし、不登校のお子さまをもつお母様は、この思いが強すぎたり、“子どもが苦労を味わわずに済むような先回り対策”が手厚すぎたりするのが特徴です。本当ならお子さまが自分の力で達成できることでもお母様がやってしまう、なんてケースも多々あります。

 

このようなお母様のもとで育ったお子さまは、傷つくことに人一倍弱かったり、物事を自分で見通して判断・決断することが苦手だったりします。また、会話のスキルが乏しいのも特徴です。なぜなら、悩んだときに自分で解決しなくてもお母様が決めてくれるし、要望をうまく言えなくてもお母様が先回りして汲み取ってくれるから。

しかし、この人任せとも思える特徴は、子ども同士の関係ではなかなか通用しません。自分の意見をうまく伝えられないと、他者との仲も深まりにくいですよね。

このように友人付き合いで躓くと、学校への登校を億劫に感じてしまうようになる場合があります。

 

②放任主義

不登校のお子さまをもつお母様の特徴2つ目は、放任主義であるということです。前項の過保護・過干渉という特徴とは真逆ですよね。

放任主義のお母様の中には、「自分が子どもを放任している」という自覚はあまりなく、むしろ最近の流行りとも言える“叱らない育児”にのっとって「子どもの主体性を育んでいるのだ」と考えている方もいます。

しかし、“なんでも子どものしたいようにさせる”、“適切な場面で叱らない”というのは、裏を返せば“子どもに興味がない”とも見えますよね。周囲の反感を招くこともあります。

 

また、お母様に興味を抱かれず育ったお子さまは、愛情不足を感じていたり自分に自信が持てなかったり(自己肯定感が低い)します。繊細で、自分の行動に自信を持てないことが不登校へと繋がることもあるのです。

 

③管理しすぎる

不登校のお子さまをもつお母様の特徴3つ目は、お子さまを管理しすぎる傾向にあるということです。前項の過干渉と少し似ている部分もありますよね。

お子さまを管理しすぎるお母様は、お子さまに対して「こうなってほしい」「こうであるべき」といったこだわりを強く持っており、価値観を押しつけ気味な面があります。

たとえば、人を管理したり、指導したりする職業(教師など)に就いているお母様が、家庭でもお子さまにもそのように接してしまう、というケースもあります。

しかし、管理されすぎたお子さまは、自分の力で問題を解決したり物事に柔軟に対応したりする機会が失われてしまいますさらに、行き過ぎた管理がお子さまのストレスになることも…。

お子さまにとってお母様が安心して相談できる相手ではなかった場合、不登校の原因となっている悩みなどを上手く相談できず、問題が深刻化することもあります

 

④批判的

不登校のお子さまをもつお母様の特徴4つ目は、お子さまに対して批判的で感情的に怒ってしまうということです。

たとえば、お子さまのテストの点数が悪かったとき、そのような結果となった背景を読み取ろうとせず、単に点数が悪かったことについて感情のままに責めるのは好ましくありません。それについても注意は必要ですが、もっと気を付けなければならないのは「こんな点数をとるあなたはありえない」などといったように、お子さまの人格を否定することです。

 

お母様に批判され続けたお子さまは、自分の言動に自信が持てず、自己肯定感が下がってしまいます。自己肯定感が低いと、ちょっとした問題で大きく躓いてしまうこともあり、学校から足が遠のいてしまうケースもあります。

 

⑤プライドが高い

不登校のお子さまをもつお母様の特徴5つ目は、プライドが高いということです。世間体を気にしがちで、お子さまの失敗を自分の恥のように感じてしまうお母様もいます。

自分が劣等感を抱かなくて済むようにと、お子さまに少し背伸びをさせ、発達に合っていないことでも無理強いしてしまう、といったケースもあります。

 

このように、お子さまに合っていないことを強要してしまうと、お子さまにとって家庭が安らげる場所ではなくなってしまいます。

また、過度に他人と比べられたことで自信がなくなり、学校で友達と関わることに恐怖を感じてしまう場合もあります。

 

2.不登校の子どもをもつ母親ができること

ここまで、不登校のお子さまをもつお母様の特徴を5つご紹介してきました。

 

これらを読んで、「不登校の原因は私のせいだったのかも…」と気に病んでおられるお母様もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、程度の差はあれど、これらに全く当てはまらないお母様の方が珍しいのではないでしょうか?お子さまのためを思い、行動しているうちにいずれかの特徴に当てはまっていくことは自然とも言えます。

重要なのは、上記の特徴に当てはまりすぎていないかということです。

 

なかなか自分の特徴には自分で気づきにくいですし、これまでの人生の中で培われてきた価値観を変えるのは容易ではありません。

人生経験が長い分、お子さまの意識を変えるよりも難しいでしょう。しかし、少なからずその自覚があり危機感を抱いたからこそ、この記事を読んでくださったはずです。

 

まずはお母様が周囲のサポートを受けながら自身のお子さまとの関わり方を見つめ直すことが第一歩とも言えます。決してご自身だけを責めず、お子さまと向き合ってみてくださいね。

不登校への対応については以下の記事で詳しく紹介していますので併せてお読みください。

 

▼参考記事

親子で取り組む不登校への対応は?スモールステップで進める詳しい対応をご紹介

 

3.まとめ

今回は、不登校のお子さまをもつお母様の特徴や、その特徴がお子さまに与える影響についてご紹介しました。

特徴は、以下の5つです。

  • 過干渉・過保護
  • 放任主義
  • 管理しすぎる
  • 批判的
  • プライドが高い

 

お母様のこのような特徴がお子さまに影響を与えるものの、実際の不登校という現象自体はさまざまなきっかけや要因が複雑に絡み合って起こるものです。

ですので、お母様だけに不登校の原因があるとは言い切れませんが、お母様の意識や行動を変えることでお子さまに良い影響をもたらすことも事実です。

ストレスを溜め過ぎないよう、ときには周囲のサポートも受けながら不登校に向き合っていきましょう。