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不登校中のおすすめの家での過ごし方は?親の関わり方の注意点も解説します

不登校

2024/01/16

お子さまが不登校になると、家での一日の過ごし方に悩む保護者様は多くいらっしゃいます。

生活習慣が整わないお子さまにイライラしたり、勉強をせずに一日中ゲームしている姿を見て、不安になっていませんか。

そこでこの記事では、不登校期間中のおすすめの過ごし方をご紹介するとともに、不登校期間を3つの段階や保護者様のお子さまへの関わり方解説します。

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不登校期間中のおすすめの過ごし方

不登校期間中のおすすめの過ごし方

不登校の中期(回復期)以降になると、「何かしてみよう」という意欲が自然とわいてきます。様々なことに前向きになれたら、不登校中の時間を利用して行動してみましょう。

自分が取り組みやすいことから始めることが一番ですが、ここでは不登校期間中のおすすめの過ごし方を紹介します。

本を読む・映画を見る

不登校期間中だからこそ、ゆっくり読書したり映画を見る時間を取る時間が作れるとも言えます。住んでいる地区の図書館に足を運んでみたり、Netflixなどストリーミングサービスに加入することで、手軽に映画を見ることができます。

また、読書をすることで語彙力が高まり国語の学習に繋がります。漫画はダメとは言えませんが、できればたくさんの言葉や漢字に触れらる小説を読むことをおすすめします

家の掃除・料理等の家事を手伝う

  • 掃除機をかける
  • お風呂掃除
  • 食器洗い
  • トイレ掃除

自室を出られるようであれば、少しでも家事を手伝ってみましょう。自分ができる家事を見つけ、担当にしてもいいかもしれません。家事をこなすことを家族に褒めてもらうことで自己肯定感が上がるきっかけにもなります

趣味を楽しむ

  • 絵を描く
  • アクセサリー作り
  • オンラインゲームをする
  • 音楽を聴く
  • Youtubeを見る
  • 漫画・アニメを見る

不登校期間の時間ある状態を利用し、今までできなかった趣味に時間を費やすことは悪いことではありません。時間を決め、自分のやりたいことや興味が持てることを楽しんでみましょう。

ストレッチや軽い運動をする

不登校期間が長く続き、家に引きこもり状態が続くと慢性的な運動不足になってしまいます。運動不足によってストレス発散ができず、気分が落ち込む原因になります。

まずは入浴後などに軽いストレッチから始めることがおすすめです。また、1日30分ほどの散歩ができれば運動不足が解消されますし、気分の落ち込みを防ぐ効果も期待できます

不登校による運動不足を解消するには?体力作りにはストレッチが効果的!

勉強を始める

不登校になったタイミングから勉強が止まっている場合が多いです。不登校期間が長期化することで、勉強に遅れが生じ、その分だけ焦りや不安を感じてしまいます。

気持ちが前向きになった時から、少しずつ勉強を始めることで勉強に対しての自信を取り戻すことが可能です。学校の授業に追い付こうと無理に焦らなことが勉強を継続させるポイントです

サブスタを利用すると、勉強が止まっている所から自分のペースが学習が可能なので、どこから始めていいか分からないという状態にはなりません。

不登校による勉強の遅れを取り戻す方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

不登校中の勉強遅れを取り戻す方法は?追い付くために親ができるサポート法も解説!

不登校前期の特徴は?

不登校前期の特徴は?
  • 朝起きれない
  • 食欲がない
  • 幼児返り
  • 暴言を吐く

不登校になり始めのころは、ほとんどのお子さまはエネルギーが全くなく、元気がない状態です。心身ともに疲れ果てて無気力なときに、保護者様が追い詰めるような言動をするのは逆効果ですので気をつけましょう。

お子さまの家での過ごし方は、スケジュールを立てて行動するのではなく、まずは心と身体をゆっくり休ませることです。

神経生理学の分野に「ポリヴェーガル理論」というものがあります。

人間の自立神経は常に自分が安全かどうかを感じ取り、危険に遭って追い詰められると、防御システムが自動的に反応すると言われています。その代表的な反応が「不動化(フリーズ)」です。

不登校のお子さまが、無気力で動けないのは、ポリヴェーガル理論でいうところのフリーズ状態だということです。

不登校のお子さまに、なぜ学校へ行けないのか、なぜ起きられないのか、と聞いても説明できません。なぜなら、極限まで追い詰められることで、最後の非常手段である防御システムが自動的に反応したからです。本人が意識してコントロールしているわけではないので、無気力で動けないのは、甘えや怠けではありません。

参考:ポリヴェーガル理論入門: 心身に変革をおこす「安全」と「絆」

無気力型不登校については、以下の記事でくわしく解説しています。

無気力型不登校は学校行くのがめんどくさいだけ?回復までの対応とステップを解説

不登校中期の特徴は?

不登校中期の特徴は?
  • 昼夜逆転する
  • お風呂に入らない
  • 少しずつ話始める
  • 家事の手伝いをする

不登校の最初の頃に比べると精神的に落ち着く時期で、ここからの期間が長いか短いかは人それぞれです。保護者様や周りの大人が適切な対応をすることで、徐々にお子さまのエネルギーが貯まり元気になりますので、焦らないように気をつけましょう。

お子さまの家での過ごし方は、不登校中は学校に縛られない自由な時間だと割り切って、好きなことを好きなだけさせてあげることです

部屋にこもって出てこなかったり、昼夜逆転の生活になっているお子さまは、保護者様との生活時間帯がずれてしまいます。姿を見たときは挨拶をしたり、返事を求めない声かけをするといいかもしれません。

不登校の中期は、精神的な不安定さは徐々に落ち着きはじめますが、外から見れば大きな変化はないように見えます。 外に出るエネルギーが貯まるまではまだ時間がかかるので、焦らず見守り続けましょう。

不登校による昼夜逆転状態を治す方法については、以下の記事で解説しています。

不登校中の昼夜逆転どうやったら治る?親子でできる対処法を解説します

不登校後期の特徴は?

不登校後期の特徴は?
  • 自分の考えを話し始める
  • ポジティブな発言が出る
  • 勉強を始める
  • 趣味を楽しむ余裕が出る

家が安心安全の場所になると、お子さまは家以外の場所に興味を持ち始めます。学校へ戻ることや学校以外の居場所を考えているかもしれません。

ポジティブな変化が出てくる時期ですが、保護者様は、遅れを取り戻さなければと前のめりにならず、お子さまのペースに任せましょう。

お子さまの家での過ごし方は、外に出ることの不安が大きくならないように準備をしていくことですたとえば、学校へ戻る意思があるようでしたら、勉強に追いつくためにサブスタを利用して学習を始めてみるのもいいでしょう。学習がストップしている範囲から自分のペースで学習を進めることができます。

また、フリースクールへ行くことや習い事を考えている場合は、資料を取り寄せたり、体験や見学を考えるのもいいでしょう。

保護者様は、先回りせずにお子さまの主体性を大切にして、話を聴きサポートすることが重要です。

何らかのきっかけで不登校になったお子さまも、できることなら学校へ行きたいと思い始めているかもしれません。また、勉強以外の学びを求めていることもあるでしょう。

不登校の後期は、前向きに考えられるようになる時期ではありますが、頑張ってしまうことで状況が戻ることもあります。行ったり来たりを繰り返しながら成長していきますので、落ち込んでいても想定内だという気持ちでいましょう。

不登校の後期(回復期)については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

不登校の回復期はどのような特長がある?逆戻りも想定内な理由と親の接し方を解説

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不登校中の保護者の関わり方

不登校中の保護者の関わり方

不登校になったお子さまの関わりは、家族など少人数になる場合が多いです。保護者様の関わり方がお子さまに大きな影響を与えてしまうことがあります。

ここでは不登校になってからの保護者の関わり方のポイントを3つの段階に分けて解説します。

【前期】子どもを焦らせないようにする

この時期は、学校へ戻そうとする関わり方はせず、まずはお子さまの生理的欲求を満たすように意識してください。生理的欲求が満たされれば、自然と次の欲求を満たそうと行動していきます。

多くの保護者様は、お子さまを早く学校へ戻さなければと焦り、不登校の期間を短くしようと解決を急ぎます。しかし、ストレスが溜まり極限に追い詰められ不登校になったお子さまを、もとの環境に急いで戻すことで解決したと言えません。

想像以上にお子さまがストレスや悩みを抱えていたことに共感し、保護者様は焦らず気持ちを整えていきましょう。

お子さまを前向きにする声のかけ方について、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

不登校の子どもを前向きにする声かけとは?言葉に気をつける理由を解説!

【中期】正論を言わないように気を付ける

部屋にこもったり、昼夜逆転の生活を心配して、保護者様がお子さまに正論を述べても意味がありません。また、コミュニケーションが取れるお子さまにも、保護者様が正しと思う意見を言うことは控えましょう。

なぜなら、お子さまは学校へ行っていないという罪悪感を潜在意識の中に持ち、自己否定感でいっぱいの状態だからです。正論を言われることで自己否定感は強くなり、逆効果になります。不登校のお子さまには、常に共感する姿勢でいることが大切です。

【後期】将来について話す

しっかりエネルギーが貯まると、お子さまは徐々に元気を取り戻し将来のことを考え始めます。不登校の時期があっても将来の選択肢はいくつもありますので、お子さまと一緒に考えてみてはどうでしょうか。

ただし、保護者様の望む方向へお子さまをコントロールしないように気をつけなければなりません。どの道を選択しても、お子さまを信頼することです。

目標が設定できれば、それに向けて何をするべきか、お子さま自身がじっくり考えて行動していかなければなりません。保護者様は、お子さまが話しかけてきたら、否定せず、話題をすり替えず、共感する姿勢で聴くようにしましょう。

学校の勉強の遅れについて心配が出てきているお子さまの場合は、定期テストだけでも受けてみてもいいかもしれません。学校の教室に入れなくても別室や保健室で受けることが可能です。

不登校になったお子さまの将来については、以下のぺージで詳しく解説していますので参考にしてください。

不登校の将来はどうなる?卒業後の選択肢や子どもへの関わり方を解説!

不登校中の保護者の過ごし方

不登校の親の過ごし方

お子さまが不登校になると、保護者様の不安や心配は計り知れないものです。しかし、その不安や心配を取り除くために、お子さまに正論をぶつけたり、良かれと思う言葉かけをしてもお子さまの心には響きません。

なぜなら、お子さまは、言葉ではなく態度や様子で保護者様の状態を読み取るからです。保護者様が不安や心配を持ち続けていると、家の中は安心安全の場所にはなりません。

お子さまが自ら外に出たいという気持ちになるのは、いつでも戻って来ることができて、自分を無条件に受け止めてくれる安心安全な場所があるからです。

ですので、保護者様は不安や心配は小脇に抱えて、自分の機嫌を整えるようにしましょう。趣味の時間を増やしたり、週末の家事はお休みして一人時間を確保するのもいいかもしれません。お子さまのことばかりを考える時間を少なくして過ごすといいでしょう。

不登校になったお子さまの対応で疲れを感じている保護者様は、以下の記事で疲れた気持ちが楽になる方法を解説していますので参考にしてください。

不登校の子どもを持つ親はしんどい!疲れた気持ちが楽になる方法とは?

まとめ

不登校のお子さまの家での過ごし方を、3つの段階に分けて解説しました。

家を安心安全の場所にし、保護者様が適切に関わることで、お子さまのエネルギーは貯まり元気になります。

不登校の時期の保護者様の過ごし方も解説しましたので、ぜひ参考にしてください!

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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