学習コラム
正しく学ぶ方法や成績の伸ばし方、
不登校に悩まれている方のための
情報を発信しています。
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不登校とまではいかずとも、お子さまが学校に遅刻してしまう頻度が高く悩んでいる保護者様がいるのではないでしょうか。
また、お子さま自身も「遅刻はだめだ」とわかっていながら改善ができず悩んでいるケースもあることでしょう。
そこで今回は、学校に遅刻してしまう理由や遅刻の際の連絡の必要性、さらに途中からの登校が気まずいときの対処法について解説します。
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もくじ
一般的に遅刻は「ダメなこと」と考えられることが多いものです。
だからこそ、多くのお子さまや保護者様は遅刻に対して焦ったり不安になったりしてしまいますよね。
では具体的に、遅刻がダメな理由は何なのでしょうか。
ここでは、遅刻によるデメリットや悪影響について解説します。
そもそも、学校の登校時間が朝早くに設定されている理由の一つは、お子さまに規則正しい生活リズムを身につけさせるためです。多くのお子さまは、決められた登校時間に間に合うように起床・準備をすることで生活リズムを確立させていきます。
そのような中で、遅刻癖が定着していると朝きちんと起きるという意識が薄れてしまいます。同時に、朝早く起きるために夜は早めに眠る、日中は意欲的に、ほどよく疲れるような活動をするという過ごし方も崩れやすくなります。
遅刻がダメだとされる背景には、そういった生活リズムの乱れが起きないようにすることを狙いとしている側面があります。
上記で解説したような規則正しい生活は、大人になって仕事をする上でも大切なものです。最近では、一昔前よりも働き方の選択肢は広がっていますが、いずれにせよ決められた時間に行動することの重要さに変わりはありません。
学生時代から遅刻する習慣があると、その意識のまま社会人になってしまい結果としてお子さま自身が困る未来も想定されます。
大人になってから困らないように、社会性を身につけることを目的に「遅刻はダメ」とされています。
遅刻がダメな理由の中には、「内申に影響するから」というものもあります。
もちろん、体調不良などのやむを得ない事情もあるため遅刻が絶対にいけないというわけではありませんし、年に数回程度ならさほど影響はないといわれています。
ただし、特別な理由のない遅刻があまりにも頻繁である場合は生活態度が悪いと評価され、内申に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に高校受験や大学受験の際に推薦入試を受ける場合、ほとんどの学校で内申が評価対象の一つとなるため注意が必要です。
また、高校によっては「遅刻数回で欠席1回とみなす」といったルールを設けている学校もあります。欠席回数も遅刻と同様に内申に影響するため、理由のない欠席は控えておけるとよいでしょう。
遅刻をする理由がはっきりとある場合を除き、多くのお子さまは遅刻に罪悪感を抱いてしまいがちです。「みんなは朝早くから行けているのに、自分は行けなかった」という後ろめたさを感じることもあります。
また、そういった罪悪感が後述する「遅刻して登校することの気まずさ」にも繋がります。
遅刻への罪悪感や気まずさから、途中で登校することが億劫になり休んでしまうお子さまも珍しくありません。
その頻度が徐々に増えると、長期欠席、さらには不登校に繋がることもあるため、その最初のきっかけを作らないためにも遅刻はダメだとされています。
では、お子さまが学校に遅刻してしまう理由は何なのでしょうか。
大人は「怠けている」と考えてしまいがちですが、実はお子さまの意に反した、お子さまにもどうにもできない理由で遅刻をしてしまっているケースもあります。
ここでは、学校に遅刻する理由と対処法について解説します。
遅刻の理由として真っ先に思い浮かぶのは、睡眠不足によるものではないでしょうか。
前日の夜に寝るのが遅く、しっかりと睡眠がとれていないと寝坊、そして遅刻の可能性が高まるというのは想像に容易いですよね。
最近では、スマートフォンなどの電子機器を所持しているお子さまが多くみられますが、こういった機械を寝る前に使用すると、寝つきを妨げてしまうことがあります。
また、朝の起床が遅く乱れた生活を送っていたり、日中に体を動かしていなかったりすると夜になっても眠くならず、寝つくのに時間がかかってしまいます。
睡眠不足による遅刻の場合、以下のような対処法を実践してみましょう。
リズムの乱れた生活が習慣になっている場合、即座に改善を目指すのは難しいかもしれませんが、できる部分から規則正しい生活を目指しましょう。
上記に対して、眠るための環境は整えているにもかかわらず寝つけなかったり、なぜだか朝起きられなかったりする場合、身体に不調をきたしている可能性が考えられます。
中高生のお子さまが発症するものとして代表的なものは、起立性調節障害です。
起立性調節障害は、自律神経のバランスが崩れることによって起こるもので、思春期のお子さまに多く発症することが特徴です。
自分の意思とは関係なく朝起きることが難しくなるため、遅刻が続き、やがて不登校に至るリスクが高まります。
その他にも、身体の不調によって睡眠に支障を期待している可能性も考えられるため、注意が必要です。
身体に不調を感じたり、起立性調節障害が疑われる場合、早めに病院を受診しましょう。原因がわかれば、薬を処方してもらうなど改善を見込める可能性が高まります。
また、医師の指示によって日常生活の見直しや改善が必要となるケースもあります。
起立性調節障害については、こちらの記事でさらに詳しくご紹介しています。
▶ 中学生が朝起きられないのは病気?起立性調節障害の原因や治し方は?
▶ 起立性調節障害で不登校になったらどうする?関連性と親ができるサポートについて
精神的な疲れやストレスが遅刻の理由となっている可能性もあります。
学校生活を送る上でさまざまなストレスを受けることは日常茶飯事で、それを受け止めたり受け流したりできる力はお子さまによってさまざまです。
また、思春期のお子さまは大人が思っている以上に多くのことに悩んでおり、ストレスを感じることで心身に不調をきたす場合があります。
お子さまにとって精神的なストレスとなる主な出来事は以下の通りです。
精神的なストレスは、お子さまの心だけでなく身体にも大きな影響を及ぼします。
ストレスによって不安で夜寝つけなかったり、身体が登校を拒否して朝起きられなくなることもあり、これが遅刻や欠席の理由となるのです。
精神的なストレスを感じている場合、信頼できる人にそのことを話したり相談できるとよいでしょう。
その相手は、保護者様に限らず、担任教諭やスクールカウンセラーなど、誰でも構いません。人間関係にトラブルを抱えており、その解決を目指すのであれば担任教諭との連携が不可欠な場合もあります。
できるだけ、一人で抱え込まないことが何よりも大切です。
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学校に遅刻するときは、なるべく早く連絡をしましょう。
近年では、電話に限らず、メールやアプリによる連絡方法を取り入れている学校も多くありますが、いずれにせよお子さま本人が連絡をするのは心理的ハードルが高いかと思いますので、保護者様が連絡できるとよいですね。
学校に遅刻の連絡をする際は、遅刻理由と何時ごろ登校できるのかを伝えておけるとよいでしょう。
連絡をしないままだと、学校側も対応に困ったり何かあったのではないかと心配をしてしまいます。また、「連絡をしないことで誰かに迷惑をかけているかもしれない」という罪悪感が欠席やさらなる遅刻を助長させるケースもあります。
学校に遅刻をすることが確定したら、早めに連絡するよう心がけましょう。
学校に遅刻して途中から登校する際、「気まずい」という感情が湧くのは自然なことです。
クラスメイトが朝から登校している中、途中から登校するという「みんなとは違う行動」に後ろめたさや不安を感じてしまいますよね。
また、授業の最中に登校するとクラスメイトの視線が気になってしまうお子さまは多いのではないでしょうか。
大勢から注目を浴びたり、友人から遅刻理由を問われたりするのはプレッシャーですよね。
ここでは、学校に遅刻して気まずいと感じるときの対処法をご紹介します。
学校に遅刻することに気まずさを感じる場合、授業中ではなく休憩時間を狙って登校するのがおすすめです。
静まり返った授業中に教室に入るよりは、休憩時間に登校することでクラスメイトに一斉に注目される可能性が下がります。
ただし、どの時間帯の登校でも担任教諭に登校した旨を一言伝えられるとよいでしょう。
遅刻による登校に気まずさを感じるのは自然なことですが、登校時間を工夫することによって途中からでも登校できるのであれば、今後はできるだけ遅刻をしないように生活リズムを見直していこうなどという対策がとれることでしょう。
ただし、「途中から登校するのが気まずいから」というのは建前で、本音では「どうしても行きたくない」と思っているお子さまには注意が必要です。
不登校の前兆ともいえますが、朝登校をしぶって遅刻したり、遅刻が確定したことをきっかけにそのまま欠席してなんとか登校を回避しようとする様子がみられることがあります。
このようなお子さまの場合、「どうしても行きたくない理由」があるために、わざと遅刻したり休まざるを得ない状況を生み出している可能性があるため、登校を強制するのはかえって逆効果となることが予想されます。
小・中学校は義務教育であり、学校での学びがお子さまの成長に繋がることは事実ですが、どうしても行きたくないと思ったり、そのストレスによって心身に不調をきたしたりしてまで行かなければならない場所ではありません。
保護者様は、遅刻が続くお子さまの様子を見て、行きたくないときは無理をしないという判断をとることが重要なときもあります。
さまざまな事情によって遅刻が続いたり授業を受けられなかったりすると、次第に「授業への遅れ」が次の課題として浮かび上がることがあります。
「勉強に遅れている」「わからない」という不安や焦りは、お子さまの自信を低下させるだけでなく、「登校しても勉強についていけないから今更行きたくない」という思いからさらなる遅刻や欠席に繋がる可能性が懸念されます。
このようなときは、遅刻による勉強の遅れを自宅でカバーできると安心です。
サブスタでは、お子さまの授業進度に合わせて自宅で何度でも、納得するまで学習することが可能です。また、手厚い指導によって定期テストに向けた対策も可能であるため、成績向上を期待できるのはもちろんこと、自信を持って日々の授業にも挑めるようになることでしょう。
文部科学省の調査によると、遅刻や欠席が続き不登校になったお子さまの多くは、「最初に学校を休むことになったきっかけとは別の理由」で不登校を継続していることが明らかとなっており、その理由は「勉強の遅れ」であるとされています。それだけ、「勉強の遅れ」がお子さまにとって重要な問題だといえるのです。
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今回は学校の遅刻に関して、遅刻がダメな理由や遅刻をしてしまう理由、さらに対処法まで幅広くご紹介しました。
特別な理由はなく、単に就寝前のスマートフォン利用や生活リズムの乱れが遅刻に繋がっている場合は、いま一度家庭内で生活の見直しをしてみましょう。
それ以外に、心身の不調を感じたりどうしても学校に行きたくないと思ったりする場合は注意が必要です。周囲の大人への相談や病院受診によって状況を改善できる可能性があるため、できるだけ早期対応を心がけましょう。
遅刻を大きな問題と捉え、対応するのはなかなか難しいと感じる方もいるかもしれませんが、その後欠席や不登校に繋がらないようにするためには、早めの対応が大切です。
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