学習コラム
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高校進学に向けてさまざまな高校を調べられていると思いますが、「サポート校」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
通信制高校への進学を検討されている方は、「サポート校」という言葉を見かけることがあると思いますが、通信制高校とサポート校は運営元や卒業資格において大きな違いがあります。
また通信制高校は3種類ある高校のなかの一つですが、普通の全日制高校とは進学先や進路についての考え方が全く異なります。この記事では通信制高校とサポート校や、通信制高校と他の高校において、どのような点が異なるのかを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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もくじ
一言に高校と言っても、義務教育ではない高校には3つのタイプがあります。高校のタイプによって授業時間や通学日数・学習スタイルはさまざまです。
まずは高校にはどのような種類があるのかご紹介していきます。
最も一般的であり、高校生の約90%がこの全日制高校に通っています。週に5〜6日朝から登校し、1日に5〜7時間の授業を受けるのが通常のスタイルです。
ほとんどの学校が学年制であり、その学年における必要な出席日数を満たし、単位を取得しないと次の学年に上がることができません。授業は同じクラスの人や同じ教科を選択している人がみんな一緒に受ける形で、授業後は部活動に励んだりアルバイトに勤しんだりとさまざまです。
定時制高校は日本に約800校あり、全日制高校と同じように公立と私立に分かれていますが、公立が90%を占めます。定時制高校は夜間に勉強するイメージがあると思いますが、夜間だけではなく午前や午後にも授業が行われています。
全日制高校と同じく毎日通学しますが、授業時間が1日4時間と短いのが特徴です。他の生徒と一緒に教室で授業を受けますが、学年制よりも単位制が主流であり、高校を卒業するのに必要な74単位を取得する必要があります。
まず通信制高校は、全日制高校や定時制高校のように毎日通学する必要はありません。在宅コースというものもあり、学校に来なくとも家や他の場所で学習を進めることが可能です。
もちろん学校で勉強したい生徒のために、午前から午後まで先生に教えてもらいながら勉強できる学校もあります。レポート提出やスクーリング・定期テストを受け、定時制高校と同じく74単位を取得することにより高校を卒業することができます。
また勉強だけでなく学校行事や遠足などの特別活動に出席する必要もあります。
特別活動は入学式や舞台鑑賞など学校によってさまざまですが、卒業するために一定の時間数出席しなければなりません。
通信制高校を調べているとレポートやスクーリングという言葉がよく出てくると思いますが、なかなか想像しにくいでしょう。通信制高校ではどのようなことに取り組めばいいのか一つずつ詳しく解説していきます。
レポート作成というのはいわゆる「勉強」です。
国語・数学・英語など高校で単位を取得するのに必要な内容を学習していきます。
現在はパソコンやスマートフォンからオンラインで授業を受けられる高校が多く、それを見ながら問題を解いていくことが可能です。生徒一人一人にタブレットが支給されている高校もあり、教科書を見たり自分で調べたりしながら解き進めていきます。
これまで問題形式は選択問題や穴埋め問題が主流でありましたが、文部科学省が教育の質の向上を目的としガイドラインを改訂したことなどから、最近は自分の考えや要約など記述問題が増えてきています。
記述と聞くと難しそうと思う生徒がいるかもしれませんが、必要な字数を満たしてしっかり自分の考えが書かれていれば部分点がもらえることも多いため、そこまで心配する必要はありません。
履修しているレポートをコツコツ進めていき、提出期間に提出し、合格点をとるという流れになります。合格点に達していない場合は、達するまで再提出しなければなりません。
スクーリングとは、学校や指定されたスクーリング会場に行き、対面で直接先生の授業を受けることをいいます。
通信制高校は基本的に自己学習ですが、やはり高校を卒業するには先生による授業を受けなければなりません。
スクーリングの回数は高校によってさまざまであり、月に数回行われている場合もあれば年に数回の場合もあります。スクーリングの回数が少ない高校では大学など外部の会場で行われることがあり、自宅から近いとは限りません。
頻繁にスクーリングに行きたくない場合は、集中して授業を受ける合宿型のスクーリングやオンラインでのスクーリングもあります。
スクーリングは高校によって大きく異なるため、気になる高校があれば事前にどのようなスタイルか確認しておくといいでしょう。
単位を取得するにはもちろん試験を受けて合格しなければなりません。
全日制の高校では定期テストが年に5回ありますが、単位認定試験は年に1〜2回です。学校によっては3回設けている場合もあります。
通信制高校の試験はその教科の単位を取得するための試験となり、一度合格すればその教科の試験は受ける必要がありません。つまり1教科の試験は1回だけでいいのです。
年に数回しか試験がないのに合格できるのか不安な生徒もいるのではないでしょうか?
試験の難易度はそこまで難しくはありません。基本的にレポートの内容を理解していれば問題なく合格できます。
試験前に先生が出る問題を教えてくれたり、対策プリントを配布してくれたりと学校がサポートしてくれますし、合格点もそれほど高くありません。
通信制高校がどのような学校か、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
▶通信制高校ってどんな感じの高校?どんな人が行くのかや全日制高校との違いを解説!
サポート校とは通信制高校を無事に卒業できるよう、学習面や精神面で支援してくれる民間の教育機関です。
通信制高校は基本的に自己学習であるため、アルバイトや趣味などに没頭し、勉強が疎かになって3年で卒業できないケースも珍しくはありません。
せっかく高校に入学したのにも関わらず卒業できないといった事態を防ぐため、サポート校は生徒の勉強を見たり、悩みを聞いたり、正しい方向に導いてくれたりとさまざまな面でサポートしてくれます。
ここで注意しておきたいのが、サポート校は高校ではないということです。
3年間毎日通学しても高校の卒業認定を受けることはできません。
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通信制高校とサポート校についてそれぞれ紹介してきましたが、ここからは具体的にどのような違いがあるのか、3つのポイントを挙げて説明します。
まず一番大きな違いが高校の卒業資格になります。
通信制高校は学校教育法によって高等学校と定められており、レポート学習やスクーリングをこなし、試験で合格点をとることによって単位の取得が可能です。
高校に3年間在籍し、卒業するのに必要な74単位を取得することで、高校の卒業資格が得られます。
一方でサポート校は通信制高校の卒業を支援する目的で作られた場所であるため、通学だけでは高校の卒業資格を取得することはできません。
通信制高校とサポート校では運営機関が異なります。
通信制高校はその名の通り高校であるため、全日制高校や定時制高校と同じく公立と私立に分かれています。公立は地方公共団体、私立は学校法人が運営主体です。
サポート校は塾や予備校など民間の教育機関が運営しています。学習に関しての指導や相談はもちろん、卒業できるように生活面のアドバイスや精神面でのフォローをしてくれるなど、心の拠り所になってくれるような場所です。
通信制高校は初年度にかかる費用が公立であれば約5万円、私立であれば25万円〜となっています。私立は通学なのか在宅なのか、また専門コースや履修単位によって金額が異なってくるのでよく確認したほうが良いでしょう。
一方サポート校は初年度にかかる費用が40万円〜100万円となっていて、通信制高校と同様、通学頻度やコースによって大きく異なります。
さらにサポート校は通信制高校と合わせて通うため、サポート校の学費に通信制高校の学費が上乗せされる形になることを覚えておきましょう。
通信制高校とサポート校の仕組みがわかったところで、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。
生徒様によって向き・不向きは必ずありますので、ぜひ検討する際の参考にしてみてください。
通信制高校のメリットとデメリットについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。併せて参考にしてください。
▶通信制高校「やめとけ」は本当?メリットとデメリットを徹底解説!
続いて通信制高校のメリットについて紹介します。
周りを気にせず自分主体で生活できるところがポイントです!
自分の好きなときに通学して、履修しているなかから自分の好きな教科を勉強できるため、メリハリがつき集中できます。
全日制高校だと決められたカリキュラムに沿って学習しなければなりませんが、通信制高校だとそれがないため、周りの生徒の理解度やテストの点数なども気にせず勉強できるでしょう。
厳しい拘束があるわけではないため、髪色やネイルなどおしゃれを楽しむことができ、服装も自由です。
将来の夢が決まっている場合は、全日制高校の生徒が勉強している間にその夢のための時間を割くことができますし、アルバイトをしてお金を稼ぐこともできます。
始めに通信制高校のデメリットについてお話します。学校に縛られず自由に過ごせる通信制高校ですが、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
毎日通学し、午前から午後まで授業を受ける全日制高校とは異なり、自主的に勉強をしなければなりません。
多くの生徒がアルバイト主体の生活となるため、通学コースでも学校に行くのが面倒になり、レポートが進まず試験を受けられないという状況になる可能性があります。
卒業したいという強い気持ちを持って、計画的に勉強する必要があるでしょう。
通信制高校で学ぶ範囲は必要最低限であるため、受験勉強には対応していません。
一部推薦枠がありますが、一般入試で大学に行くとなると予備校などに通ったりして、毎日多くの時間を勉強に費やす必要があります。
将来大学進学を考えている場合は、推薦入試対策に力を入れている高校を探して選ぶと良いでしょう。
最後にサポート校のメリットについて紹介します。
生徒一人一人に寄り添ってフォローしてくれるサポート校は魅力的です!
学校のように多くの生徒が通っているわけではないため、一人一人手厚いサポートが受けられます。
生徒それぞれの進度に合わせて学習計画を立ててくれるため、無理なく勉強することができ、通信制高校を卒業できる割合がグッと上がります。
カウンセラーが常駐しているところもあり、学習やそれ以外の悩みについても相談でき、安心して通うことが可能です。
生徒だけでなく保護者の相談も受け付けているため、不安があったときにすぐ利用できる環境が整っています。
続いてサポート校のデメリットについてお話しします。
勉強だけでなく心のケアもしてくれるサポート校ですが、どのような点がデメリットなのでしょうか?
これまでにもお伝えしてきましたが、サポート校は毎日通ったとしても卒業資格を得ることができません。
高校の卒業資格があるかないかで今後の人生も変わってくるため、大きなポイントであると言えます。
サポート校は塾や予備校のような存在であるため、学費が高くなります。
高校の卒業資格を取得できないにも関わらず、年間40万円〜100万円かかるということは気がかりな点であるでしょう。
通信制高校とサポート校にはどのような生徒が通っているのでしょうか?
「自分と合わなかったらどうしよう…」と気になりますよね。
生徒の特徴についてお話ししていきます。
まずは将来の夢や明確な目標があり、それに一生懸命励んでいる生徒が在籍しています。
勉強の時間に縛られない分他のことに使える時間が多いため、スポーツや音楽・芸能などさまざまな道で頑張っている生徒が多いです!
中学時代や前の高校で人間関係が上手くいかなかったり、不登校だった生徒も通っています。通信制高校では頑張りたい、楽しい思い出を作りたいと努力している優しい生徒が多い印象です。
自分一人では通信制高校を卒業できるか不安な生徒、サポートしてもらいたい生徒が通学しています。
またサポート校では生徒同士が会う頻度も高いため、同じ高校生との交流やコミュニケーションを求めて通っている生徒もいるでしょう。
通信制高校とサポート校では卒業資格の取得や運営元・学費が異なることや、それぞれのメリットなどをご紹介しました。
両校とも自由度が高く、自分のペースで学習を進められることが大きなポイントです。
通信制高校にだけ通うのか、サポート校も一緒に通うのかは、自分で通信制高校のレポートをこなせるかどうかで変わってきます。
通信制高校でも通学コースであれば先生が勉強を見てくれますし、どのようなスタイルの通信制高校に通うのかでもサポート校の必要性が変わってくるでしょう。
ぜひ自分に合う通信制高校やサポート校を検討してみてください!
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「不登校が続いて勉強の遅れが心配…」
「勉強をどこから始めていいか分からない…」
「出席日数が少なくて進路が心配…」
「本人が塾や家庭教師を嫌がる…」
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