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「塾をやめたい」と言われたら親はどうする?塾をやめた後の代替案も解説します

家庭学習方法

2024/01/14

突然、お子さまから「塾をやめたい」と言われることは少なくありません。しかし、いざお子さまからその旨を伝えられると、困ってしまうでしょう。

親としての本心では「やめずに続けてほしい」でしょうが、お子さまにも塾をやめたいと思う理由はあるはずです。

そこでこの記事では、お子さまに「塾をやめたい」と言われたときの親の正しい行動について解説していきます。塾をやめた後の代替案についても解説していますので、ぜひご参考にしてください。

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塾をやめたいと言われたときの親の正しい行動

塾をやめたいと言われたときの親の正しい行動

さっそく、塾をやめたいと言われたときの親の正しい行動について解説していきます。

このとき、間違えた対応をしてしまうと信頼関係の悪化につながるかもしれません。それだけ、お子さまの世界では重要な問題なのです。

お子さまの気持ちに寄り添って、正しい行動をし、お子さまを導きましょう。

①お子さまの話を聞く

まずは、お子さまの意見を尊重し、なぜ塾をやめたいのかを聞きましょう。お子さまが何を感じているのか、なぜやめたいと思っているのかを理解することが重要です。

この際、お子さまを否定しないように気をつけてください。もし、納得できない理由で塾をやめたいと言っていたとしても、まずはその気持ちを受け入れましょう。

②塾に通っている理由を確認する

そもそも塾に通っている理由を振り返ることも大切です。塾をやめたい理由と塾に通っている理由を並べ、塾で果たすはずの目的を諦めて良いのか確認します

話をしていくうちに、モチベーションを取り戻す可能性もあります。

③現状の学習状況を確認する

お子さまが塾をやめることによって、現在の学習状況や成績にどのような影響があるのかを考えましょう。塾のサポートが必要ない場合でも、お子さまの学習が適切に進んでいることを確認する必要があります。

そして、目標と現在地の距離を把握し、今後のプランを策定しましょう。

④代替案を検討する

もしお子さまが塾をやめる場合、代わりの学習方法やサポートを検討しましょう。学校の授業や家庭学習、オンライン学習教材など、他の資源を活用することで、お子さまの学習をサポートできます。

また、他塾への転塾も選択肢の1つです。現在通っている塾が合わなかっただけの場合もあるので、視野を広くして代替案を検討しましょう。

⑤学習計画を立てる

お子さまと一緒に、塾をやめることに合わせた新しい学習計画を作成しましょう。目標やスケジュール、進捗を明確にし、お子さまが自己管理できるようにサポートします。

塾をやめた後の計画を立てることで、やめた後の不安を取り除けます。自分が選んだ選択肢が間違っていないことを、お子さまに思わせることで、自信をつけましょう。

塾をやめたいと考える主な理由は?

塾をやめたいと言われたときの親の正しい行動

次に、お子さまが塾をやめたいと考える主な理由をご紹介します。

お子さまが塾をやめたいと考える理由を知ることで、お子さまが抱えている悩みを知ることができます。今回は下記の5つの理由をご紹介します。

  • モチベーションの低下
  • 塾の教育スタイルに合わない
  • 成績が上がらない
  • ストレスや疲労
  • 学校や自主学習での成績向上

もちろん、今回ご紹介する5つの理由以外にも、理由はさまざまです。お子さまの話をしっかりと聞き、今後どうすべきかを検討しましょう。

理由①:モチベーションの低下してしまった

1つ目はモチベーションの低下です。継続的に塾に通うモチベーションを下げてしまったり、他の分野に興味関心が向かってしまったりした場合、お子さまは塾をやめたいと感じます。

この場合、話し合いを行うことで塾を通い続けるようになる可能性があります。まずはお子さまの話をよく聞き、今後どうすべきか話し合いましょう。

理由②:塾の教育スタイルに合わない

2つ目は、塾の教育スタイルに合わない場合です。塾の学習スタイルや指導方法、講師との相性がお子さまに合わない場合、お子さまは効果的な学習を得られず、塾をやめたいと思うことがあります。

この場合、個別指導や集団指導など、異なる教育方法の塾を試してみたり、講師の変更を申し出てみたりすると解決できるでしょう。

集団塾に向かないお子さまの特徴については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

集団塾に向かない子の特徴は?子どもの個性に合わせた学習の選び方を解説!

理由③:成績が上がらない

3つ目は、成績が上がらない場合です。塾に通っているにも関わらず、成績が上がらなければ、モチベーションが低下してしまうでしょう。

成績が上がらない原因は、塾が合っていない可能性もあるため、前章と同様に異なる教育機関を検討することがおすすめです。

理由④:ストレスや疲労を抱えている

4つ目は、ストレスや疲労です。学校や塾、部活動、習い事など多忙なスケジュールによってお子さまがストレスや疲労を感じているかもしれません。

この場合、塾を一時的に休むことも検討すると良いでしょう。バランスの取れた生活や自己ケアの重要性を考慮してください。

理由⑤:自主学習での成績向上した場合

5つ目は、学校や自主学習での成績向上です。塾の力を借りずに成績が向上した場合、塾のサポートが不要に感じるでしょう。また、自信を持って学校の授業に取り組めるようになったという理由も考えられます。

この場合、お子さまの意見を尊重し、塾をやめても問題ないでしょう。万が一、また成績が落ちてきてしまった場合、再度入塾を検討してください。

自宅学習を身に付ける方法は下記の記事で詳しく解説しています。

中学生が家での勉強習慣を身に付けるには?親ができる簡単なサポートをご紹介

塾をやめる際の確認事項

塾をやめる際の確認事項

次に、塾をやめる際の確認事項について解説していきます。

①返金してもらえる可能性は低い

塾は1ヶ月毎や1年毎に授業料や教室維持費を支払います。
塾を辞める場合、支払いが済んだ授業料や教室維持費は返金されないことがほとんどです。

やむを得ない場合など、一部返金される場合もありますが、返金してもらえる可能性は低いことは理解しておきましょう。

②1ヶ月前程度に伝える

塾をやめる場合、塾には1ヶ月前程度に伝えることがおすすめです。これは、1ヶ月毎に授業料等が引き落とされる場合が多いからです。

先述したように、支払い済みの費用に関しては、返金されないでしょう。そのため、翌月の引き落とし前までに伝えると、問題なく退塾できます。

③菓子折りや挨拶は絶対ではない

「塾をやめる際に挨拶は必要なのか」という質問をよく受けます。結論からいうと、挨拶は絶対ではありません

もちろん、退塾する旨は伝えなければいけません。とはいえ、わざわざ塾に足を運んで、菓子折りを渡さなければいけないという決まりもありません

ただ、これまでお世話になった方へ感謝を伝えたい場合は、直接挨拶をすると良いでしょう。良好な関係のまま退塾でき、もしまたお世話になる場合も、気兼ねなく入塾できます。

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塾をやめた後に取れる選択肢は?

塾をやめた後に取れる選択肢

次に、塾をやめた後に取れる選択肢について解説していきます。

今回は下記3つの選択肢について解説していきます。

  • 別の塾に入塾
  • 家庭教師
  • 通信教材などを活用した自学

どの選択肢を選ぶかは、お子さまの学習状況や希望、家庭の状況によって異なります。お子さまの学習スタイルや目標、予算、時間の制約などを考慮しながら、最適な選択肢を検討しましょう。また、お子さま自身の意見や希望も尊重し、お子さまが学習に取り組む意欲を高めることも重要です。

①別の塾に入塾する

もしお子さまが引き続き塾での学習を望んでいる場合、別の塾に入塾することもできます。新しい塾を選ぶ際には、お子さまの学習スタイルや目標に合うかどうか、講師の質や指導方法、カリキュラム内容などを考慮する必要があります

塾の評判や口コミを調べ、資料を請求したり、体験授業を受けたりして、お子さまに最適な塾を見つけましょう。

②家庭教師

家庭教師はお子さま一人ひとりに合わせた個別指導が可能であり、学習のペースや内容を柔軟に調整できます。また、家庭教師は過程での学習環境に適応しやすく、お子さまの学習ニーズに合わせてカスタマイズされたサポートを提供できます

家庭教師を選ぶ際には、経験や資格、信頼性、価格などを考慮し、お子さまとの相性も重要な要素です。最近では、オンライン家庭教師も流行しています。実際に家に講師を呼ぶことに不安を感じている方も、オンライン家庭教師であれば安心して受講できるでしょう。

③オンライン教材などを活用した家庭学習

塾や家庭教師を受けず、自学で勉強することも有効な選択肢の1つです。近年は、オンライン教材の質も高まっており、自学でもレベルの高い学習を行えます

また、オンライン教材などを用いた自学では、お子さまが自分のペースで柔軟に学習できます。学校や部活動、習い事と調和させながら、自分の都合の良い時間に学習できることがメリットです。

一方で、自学はお子さまの自己管理能力が求められます。お子さまが自主的に学習に取り組めるかどうかを考慮しましょう。そのため、学習計画をたて、進捗を管理するためのサポートが必要かもしれません。

サブスタでは、学習アドバイザーが一人ひとり学習計画を立てるフォローを行っていますので、家庭学習をサポートに自信が無い保護者様は活用すると安心でしょう。

塾をやめる前に立てるべき計画とは?

塾をやめる前に立てるべき計画のたて方

塾をやめると決めたら、必ずやめる前に今後の計画をたてましょう

今後の見通しがないまま塾をやめてしまうと、お子さまも保護者も不安を抱えてしまいます。その状態のままだと、お子さまの学力も下がってしまうでしょう。

そこで、最後に学習計画のたて方について解説していきます。

①目標を設定する

まずは、お子さまと一緒に、塾をやめた後に達成したい学習上の目標を明確に設定しましょう。具体的な目標を設定することで、学習計画をたてる際の方向性が明確になります。

ただし、先の長い目標を設定すると、現実味を感じずに、モチベーションを維持できない傾向にあります。そこで、目標を設定する際には、最終目標から逆算して小さな目標も設定しましょう。

たとえば、「◯◯高校合格」という目標を設定したとします。次に、合格のために必要な手順や期間を考えます。

受験までの期間が1年あるとすれば、1年以内にどれだけの学力を身につけるべきなのか、解消すべき苦手分野やもっと伸ばせる得意分野などを確認しましょう

そして、半年後、1ヶ月後、1週間の目標を設定することで、長くモチベーションを維持できます。

②優先順位をつける

計画の際、勉強内容によって優先順位をつけましょう。早めに終わらせるべき内容と、いつでもできる内容とを区別しておきます

優先順位を付けておくことで、突発的な予定変更などが起きた際も、優先的に取り組むべき勉強を、迷わずに選択できます。

ただし、何でもかんでも先延ばしにしていいというわけではありません。先延ばしすることに慣れてしまうと、モチベーションの低下につながります。先延ばしは最大3日までと決め、確実に計画を実行しましょう。

③スケジュールを作成する

次に、学習のための週間や月間のスケジュールを作成します。学校の授業や課題、習い事などのスケジュールと調整し、余裕を持った上で十分な学習時間を確保できるようにしましょう。

また、前章で考えた週や月の目標を達成できるように、設定することも大切です。毎週、毎月目標を達成することで、自信がつきます。万が一目標を達成できなければ、何が原因で達成できなかったのかを振り返り、場合によってはスケジュールを再度調整しましょう。

④規則正しい生活リズムの維持する

計画をたてる際には、正しい生活リズムの維持も意識しましょう。

規則正しい生活リズムを維持することで、勉強において高いパフォーマンスを発揮できます。夜遅くまで勉強しても、逆効果です。

また、生活リズムの乱れや睡眠時間の減少は健康にもよくありません。計画の際には、休みであっても学校がある日と同じリズムで生活できる環境を整えることがおすすめです。

⑤学習ツールの選定

最後に、目標やスケジュールを加味して、学習に必要な学習ツールを選定しましょう。塾以外にも、家庭教師やオンライン学習コミュニティなど、講師や専門家からのサポートを活用できます。

また、自学を行うのであれば、参考書やオンライン学習、図書館など、さまざまな学習ツールを活用しましょう。このように、お子さまの学習スタイルに合った学習ツールを選ぶことが重要です。

塾をやめたいお子さまのその後を考えよう

塾をやめたいお子さまのその後を考えよう

「塾をやめたい」というお子さまの発言には、何らかの悩みが含まれています。この悩みを解消するためには、塾をやめて問題が解決するわけではなく、塾をやめたあとのことを考えることが大切です。

もし塾そのものがお子さまに合わなかったとしても、家庭教師やオンライン学習コミュニティなど、さまざまな教育資源があります。お子さまに合った教育資源や学習環境を選択し、自信を持って学習に取り組んでもらえるようサポートしましょう。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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