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富山にあるフリースクール5選!1日の過ごし方や選ぶポイントを解説します

年々、富山県の不登校の児童生徒の数は増加の傾向にあります。それにともない、学校以外の学びの場所であるフリースクールも増えてきました。

寄り添ったり共感したりしてくれる大人や、同じ悩みを共有できる仲間がいる場所は、不登校の子どもたちにとって大切な居場所になります。しかし、お子さまにとって安心できる場所を探そうと思っても、富山県にはどんなフリースクールがあるかわからず、お困りの保護者様もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では「フリースクールでは何をして過ごしているの?」「選ぶときのポイントは?」と疑問を持っている保護者様のために、富山県にあるフリースクールをご紹介します。

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富山にあるフリースクールの1日の過ごし方

富山にあるフリースクールの1日の過ごし方

フリースクールとは、何らかのきっかけがあって学校へ行けなくなったり、行かない選択をしたりする子どもたちが学校の代わりに過ごす場所です。NPO法人やボランティア団体、個人経営などによって運営されており、公的な教育機関ではありません。

ですので、文科省が定めている「学習指導要領」に沿ったカリキュラムはなく、子どもたちの主体性に合わせた学習が行われています。ここでは、フリースクールの1日の過ごし方を解説します。

フリースクールについては、以下の記事でも簡単に解説していますので併せて参考にしてください。

フリースクールとは?学校以外の学びの場をわかりやすく簡単に解説します!

①登校時間

登校時間は決まっておらず、始業時間も遅めです。9:30〜10:00の間に登校する子どもたちもいれば、お昼前に登校する子どももいます。それぞれの体調や生活リズムに合わせているので、決まった登校時間もなければ遅刻という概念もありません

②お昼ご飯

フリースクールの多くは、給食がありません。お昼ご飯にお弁当を持参したり、買いに出かけたりとさまざまです。また、フリースクールで子どもたちとスタッフが一緒にお昼ご飯を作る場合もあります。

お昼ご飯を作るのは、受験勉強などに直接役立つものではありません。しかし、料理を通して子どもたちの好奇心や自立心は育まれるでしょう。

③カリキュラム

本来、学校教育の場には「学習指導要領」があり、ある程度均一な学力を保てるように国がカリキュラムを編成しています。しかし、フリースクールは、子どもたちの要望を聞いて、独自のカリキュラムを作成しているところが多く、学力の維持は重視していません。

「何を学ぶか」「何をするか」をスタッフと相談しながら自分たちで決めて、時間割を作ります。また、決まった時間割から自分が学びたい授業に参加する形式にしているスクールもあります。体験学習などが多いのもフリースクールの特徴といえるでしょう。

富山にあるフリースクールを選ぶポイント

富山にあるフリースクールを選ぶポイント

フリースクールといっても、それぞれ特徴があり、その方針や活動はさまざまです。学習のサポートを専門にして復学を目指すスクールもあれば、子どもたちが自分の進む道を自ら選択できるようにサポートしているスクールもあります。

では、数ある富山県のフリースクールのなかから、どうやって選べばいいのでしょうか。ここでは、お子さまに合ったフリースクールを選ぶときのポイントをお伝えします。

フリースクールの費用については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

フリースクールの費用は高い?補助金の現状について詳しく解説します

ポイント①:資料請求

まず、自宅から通えそうな範囲にあるフリースクールを調べます。フリースクールのホームページを見れば、スクールの理念や特徴などほとんどの情報がわかるでしょう。しかし、入会金や、授業料などはホームページに掲載されていない場合もあります。

以下の項目以外にも、あいまいな部分や、知りたい情報がなければ問い合わせして確認しましょう。

  • 不登校専門スタッフの有無
  • 1日のスケジュール
  • 年間を通してどのようなイベントがあるか
  • 地域の学校と連携しているか(出席扱い制度が利用できるか)

気になるフリースクールが見つかれば、電話で問い合わせたり資料請求したりして、特徴などを比較してください。

ポイント②:面談

ホームページで調べたり資料請求したりして、気になるフリースクールを選んだら、次はスクールのスタッフと面談します。オンラインで行う面談よりも、直接訪問してスタッフと話をする方をおすすめします。

なぜなら、スクール内の施設や子どもたちの様子を保護者様自身の目で確認できるからです。

フリースクールの雰囲気がお子さまに合っているかを見るのはもちろん、スタッフが子どもたちに対して、どのように接しているかは確認しておきたいポイントです。

ポイント③:体験

フリースクールを選ぶときに最も重要なのは、お子さま自身が行きたいと思うかどうかです。「お子さまにとって安心安全と思える場所か」「楽しく前向きに過ごせそうか」などを見極めなければなりません。

そのためには、お子さまがフリースクールでの過ごし方を体験して決めるのが望ましいでしょう。

ホームページやパンフレットを見ていても、実際に体験すると見方が変わる場合もあります。ぜひ、お子さまにフリースクールの体験入学を提案してください。

ポイント④:お子さまの気持ち

面談や体験入学をして、お子さまに合ったフリースクールを見つけても、行くか行かないかを決めるのはお子さまです。保護者様がお子さまの気持ちや行動をコントロールしないように気をつけましょう。元気な様子であっても、まだ外に出るエネルギーは貯まっていないかもしれません。

保護者様は、お子さまの不登校の期間が長ければ長いほど不安になるものです。しかし、学校へ行かないからといってフリースクールへ行かせるのは見当違いです。お子さまの気持ちに寄り添って、自ら動き出したときに最善のサポートをするように心がけてください

フリースクールの問題点については、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

フリースクールの問題点は?不登校児が後悔しないためにデメリットを調査!

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富山のフリースクール5選!

富山のフリースクール5選!

児童生徒が主体の教育が特徴であるフリースクールは、新しい学びの場所として注目されています。不登校のお子さまだけでなく、学校が辛い場所になっているお子さまがいるご家庭でも、フリースクールに興味を持つ保護者様は多いのではないでしょうか。

ここからは、フリースクールに関心のある保護者様のために、富山県にあるフリースクールを厳選してご紹介します。ぜひ参考にして、見学などを検討してください。

①富山YMCA

富山YMCA

富山YMCAのフリースクールは、自分で選んで自分のペースで歩める学習の場を提供しています。高卒認定試験に対応したコースや、大学受験に対応したコースもあり、授業に付いていけるか心配なお子さまでも小人数でフォローしてくれる体制が整っているので安心です。

フリースペースでは、勉強だけでなく調理実習やスポーツなど、自分のやりたいことを、すこしずつ自分のペースで進めることができます。

様々なイベントも開催しているので、自分に合った過ごし方ができるのが特徴です。

電話076-431-5588
住所富山県富山市桜町1-3-4東洋ビル12 4F~8F
地図
対象小中高生
費用【フリースクール】
1クラス9,900円/月~

【フリースペース】
33,000円/25日分
HPhttps://toyamaymca.com/free-school/

②星槎フリースクール富山

星槎フリースクール富山

星槎フリースクール富山は、学校に通っていない・休みがちである小中学生のための学び舎です。

興味のあることをきっかけに、成功体験を積み重ねて自信へ繋げていくことができるのが特徴です。

電話076-471-7472
住所富山県富山市新富町1-2-3 CICビル5階 富山学習センター内
地図
対象小学4年生~中学3年生
費用入会金 18,000円

利用料
・週1日 10,000円/月(チケット制:2時間×8枚分)
・週3~5日 30,000円/月(フリーパス)
※教材費、企画授業の参加費は別途徴収
HPhttps://seisa.ed.jp/toyama/freeschool/

③NPO法人はぁとぴあ21 フリースクールフレンズ

NPO法人はぁとぴあ21 フリースクールフレンズ

フリースクールフレンズは、学校生活に困難を有する子どもたちに対する支援を行なっている団体です。

不登校児には学習支援、ひきこもりには就労に関する支援、発達障害児には放課後等デイサービスを行っているのが特徴です。

電話090-5495-7681
住所富山県射水市大門67 大門総合会館2F
地図
対象小中高生
費用利用料
・午前10時~午後5時  1,000円/回
・午前のみ・午後のみ 各500円/回
※初回はお試し無料
HPhttps://www.heartopia21.com/

④PONTEとやま フリースタイルスクール

フリースタイルスクール

フリースタイルスクールは、不登校かどうかは問わず、子どもができることや好きなことを自由に探すスクールです。

子育てや介護、不登校や引きこもり、発達障害などで悩んでいる親も相談できるのが特徴です。

電話0763-77-3733
住所富山県砺波市宮森308
地図
対象小学生~大学生
費用利用料 1,000円/日
HPhttps://ponte-toyama.com/

⑤フリースクールとなみ

フリースクールとなみ

フリースクールとなみは、何らかの理由で学校に行くことができない子どものために、学校の代わりに過ごすことができる居場所となるスクールです。

午前中は料理を習い、午後には学習サポートをしているのが特徴です。

電話0763-32-1371
住所富山県砺波市出町中央6-9
地図
対象小学4年生~中学3年生
費用利用料(チケット制)
・10,000円/2時間チケット
・5回分材料チケット 3,000円(300円券・10枚分)
HPhttps://seo-school.com/free-school

富山のフリースクールに通えないときは?

富山のフリースクールに通えないときは?

ここまで、富山県のフリースクールを厳選してご紹介しました。フリースクールは、自宅からのアクセスや費用面の問題などを考えると、利用が難しいと感じるお子さまや保護者様も多いのではないでしょうか。

しかし、フリースクールに通えなくても、近年は自宅で学習できるオンライン教材も充実して、お子さまが学習するための選択肢の幅は広がっています。

また、フリースクールと同等のメリットとして、不登校のお子さま向けに出席扱いの制度があるサービスも利用できます。自宅でのオンライン学習は、勉強の後れを取り戻したり出席日数を確保したり不登校のお子さまと保護者様にとって安心できるサービスといえるでしょう。

小・中学生を対象としたサブスタもその一つで、不登校のお子さまも安心して利用できます。自宅学習であれば、通学距離などを気にする必要もありません。また、多くの場合、フリースクールを利用するよりもコストはかかりません。不登校=フリースクールと決めつけるのではなく、さまざまな選択肢を探ってみるのもいいでしょう。

まとめ

富山県

年々、不登校の児童生徒の数が増えるなか、富山県にもフリースクールが少しずつ増えてきています。この記事では、フリースクールの概要をお伝えし、富山県にあるフリースクールをいくつか紹介しました。

富山県のフリースクールの特徴はさまざまで、学校復帰を目標にしているところもあれば、体験学習を多く取り入れているところもあります。ぜひ、1歩踏み出そうとするお子さまと一緒に、お子さまに合ったフリースクールを探してください。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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