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北海道にあるフリースクール11選!1日の過ごし方や選ぶポイントを解説します

年々、北海道の不登校の児童生徒の数は増加の傾向にあります。それにともない、学校以外の学びの場所であるフリースクールも増えてきました。

寄り添ったり共感したりしてくれる大人や、同じ悩みを共有できる仲間がいる場所は、不登校の子どもたちにとって大切な居場所になります。しかし、お子さまにとって安心できる場所を探そうと思っても、北海道にはどんなフリースクールがあるかわからず、お困りの保護者様もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では「フリースクールでは何をして過ごしているの?」「選ぶときのポイントは?」と疑問を持っている保護者様のために、北海道にあるフリースクールをご紹介します。

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北海道にあるフリースクールの1日の過ごし方

北海道にあるフリースクールの1日の過ごし方

フリースクールとは、何らかのきっかけがあって学校へ行けなくなったり、行かない選択をしたりする子どもたちが学校の代わりに過ごす場所です。NPO法人やボランティア団体、個人経営などによって運営されており、公的な教育機関ではありません。

ですので、文科省が定めている「学習指導要領」に沿ったカリキュラムはなく、子どもたちの主体性に合わせた学習が行われています。ここでは、フリースクールの1日の過ごし方を解説します。

フリースクールについては、以下の記事でも簡単に解説していますので併せて参考にしてください。

フリースクールとは?学校以外の学びの場をわかりやすく簡単に解説します!

①登校時間

登校時間は決まっておらず、始業時間も遅めです。9:30〜10:00の間に登校する子どもたちもいれば、お昼前に登校する子どももいます。それぞれの体調や生活リズムに合わせているので、決まった登校時間もなければ遅刻という概念もありません

②お昼ご飯

フリースクールの多くは、給食がありません。お昼ご飯にお弁当を持参したり、買いに出かけたりとさまざまです。また、フリースクールで子どもたちとスタッフが一緒にお昼ご飯を作る場合もあります。

お昼ご飯を作るのは、受験勉強などに直接役立つものではありません。しかし、料理を通して子どもたちの好奇心や自立心は育まれるでしょう。

③カリキュラム

本来、学校教育の場には「学習指導要領」があり、ある程度均一な学力を保てるように国がカリキュラムを編成しています。しかし、フリースクールは、子どもたちの要望を聞いて、独自のカリキュラムを作成しているところが多く、学力の維持は重視していません。

「何を学ぶか」「何をするか」をスタッフと相談しながら自分たちで決めて、時間割を作ります。また、決まった時間割から自分が学びたい授業に参加する形式にしているスクールもあります。体験学習などが多いのもフリースクールの特徴といえるでしょう。

北海道にあるフリースクールを選ぶポイント

北海道にあるフリースクールを選ぶポイント

フリースクールといっても、それぞれ特徴があり、その方針や活動はさまざまです。学習のサポートを専門にして復学を目指すスクールもあれば、子どもたちが自分の進む道を自ら選択できるようにサポートしているスクールもあります。

では、数ある北海道のフリースクールのなかから、どうやって選べばいいのでしょうか。ここでは、お子さまに合ったフリースクールを選ぶときのポイントをお伝えします。

フリースクールの費用については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

フリースクールの費用は高い?補助金の現状について詳しく解説します

ポイント①:資料請求

まず、自宅から通えそうな範囲にあるフリースクールを調べます。フリースクールのホームページを見れば、スクールの理念や特徴などほとんどの情報がわかるでしょう。しかし、入会金や、授業料などはホームページに掲載されていない場合もあります。

以下の項目以外にも、あいまいな部分や、知りたい情報がなければ問い合わせして確認しましょう。

  • 不登校専門スタッフの有無
  • 1日のスケジュール
  • 年間を通してどのようなイベントがあるか
  • 地域の学校と連携しているか(出席扱い制度が利用できるか)

気になるフリースクールが見つかれば、電話で問い合わせたり資料請求したりして、特徴などを比較してください。

ポイント②:面談

ホームページで調べたり資料請求したりして、気になるフリースクールを選んだら、次はスクールのスタッフと面談します。オンラインで行う面談よりも、直接訪問してスタッフと話をする方をおすすめします。

なぜなら、スクール内の施設や子どもたちの様子を保護者様自身の目で確認できるからです。

フリースクールの雰囲気がお子さまに合っているかを見るのはもちろん、スタッフが子どもたちに対して、どのように接しているかは確認しておきたいポイントです。

ポイント③:体験

フリースクールを選ぶときに最も重要なのは、お子さま自身が行きたいと思うかどうかです。「お子さまにとって安心安全と思える場所か」「楽しく前向きに過ごせそうか」などを見極めなければなりません。

そのためには、お子さまがフリースクールでの過ごし方を体験して決めるのが望ましいでしょう。

ホームページやパンフレットを見ていても、実際に体験すると見方が変わる場合もあります。ぜひ、お子さまにフリースクールの体験入学を提案してください。

ポイント④:お子さまの気持ち

面談や体験入学をして、お子さまに合ったフリースクールを見つけても、行くか行かないかを決めるのはお子さまです。保護者様がお子さまの気持ちや行動をコントロールしないように気をつけましょう。元気な様子であっても、まだ外に出るエネルギーは貯まっていないかもしれません。

保護者様は、お子さまの不登校の期間が長ければ長いほど不安になるものです。しかし、学校へ行かないからといってフリースクールへ行かせるのは見当違いです。お子さまの気持ちに寄り添って、自ら動き出したときに最善のサポートをするように心がけてください

フリースクールの問題点については、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

フリースクールの問題点は?不登校児が後悔しないためにデメリットを調査!

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北海道のフリースクール11選!

北海道のフリースクール11選!

児童生徒が主体の教育が特徴であるフリースクールは、新しい学びの場所として注目されています。不登校のお子さまだけでなく、学校が辛い場所になっているお子さまがいるご家庭でも、フリースクールに興味を持つ保護者様は多いのではないでしょうか。

ここからは、フリースクールに関心のある保護者様のために、北海道にあるフリースクールを厳選してご紹介します。ぜひ参考にして、見学などを検討してください。

①飛鳥未来中等部・初等部 札幌教室

飛鳥未来中等部・初等部 札幌教室

いずれは学校に復学、進学を考えられるようにお子さまと向き合うフリースクールです。お子さま自らが自分の気持ちに向き合うために適した場所で、不登校はお子さまにとって一時的に必要な休息と捉えています。お子さまも前向きに過ごすことができるスクールです。

電話011-208-6805
住所北海道札幌市中央区南1条西9丁目11-3
地図
対象小学4年生~中学3年生
費用入会費:50,000円
スタンダードコース:52,000円
2DAYコース:30,000円
3DAYコース:38,000円
ネットコース:15,000円
HPhttps://www.sanko.ac.jp/

②フリースクール 札幌自由が丘学園

フリースクール 札幌自由が丘学園

学校に行くのは嫌だけど本音を言えば学校で勉強がしたい、友達と遊びたい、そんなお子さまの気持ちに寄り添い、お子さま同士がお互いに認め合う人間性を育む学校です。お子さまのステップアップのための挑戦、チャレンジ精神も大切にしています。

電話011-743-1267
住所北海道札幌市東区北8条東1丁目3-10
地図
対象小中高生
費用入学金 30,000円
授業料
・全日(週5)コース 36,000円/月
・週2コース 22,000円/月
HPhttps://www.sapporo-jg.com/free-school/

③びえいベース

びえいベース

学校に通うことが学びのすべてではないという考えのもと、学校に通うことが難しいお子さまが安心して集団生活を送れる場を提供しています。都市部とは違い、教育支援関係のサポート施設が少ない美瑛町でも学校が苦手なお子さまが安心して通えるフリースクールです。

電話0166-76-4092
住所北海道上川郡美瑛町中町2丁目3-21
地図
対象小中学生
費用入会金:無料
年会費:無料
週1回コース:13,000円(1か月あたり)
週2回コース:20,000円(1か月あたり)
週3回以上:25,000円(1か月あたり)
回数券: 5回券 16,000円 10回券 27,000円
HPhttps://manabiyabiei.com/bieibase/

④NPO法人フリースクールそら

NPO法人フリースクールそら

フリースクールそらは、お子さまの意思を尊重するべく、カリキュラムをお子さまと一緒に作り上げます。アウトドア活動や料理作りなど、講師を招いて活動します。学習に関する支援は無理強いをせず、お子さまがやる気になったときに支援するスタイルを取り入れています。

電話080-7887-7090
住所北海道札幌市厚別区厚別中央4条4丁目1-21
地図
対象小中学生
費用入会金:10,000円
厚別教室:単発チケット制(8枚綴り)12,000円
南区教室:単発チケット制(3枚綴り)4,500円
     暖房・維持費:2,000円(10月~3月まで)
HPhttps://fs-soracom.wixsite.com/

⑤プラス学習舎

プラス学習舎

お子さま一人一人のペースに優しく寄り添い、お子さま自身の意欲を引き出すサポートをしています。学校に通えず学習の機会を失うことがないように、集団生活の中でも学習できる体制が万全です。

電話011-616-1610
住所北海道札幌市中央区北1条西19丁目2-17 表参道明豊ビル242
地図
対象小中高生
費用【PMコース】
入学金:10,000円
半期諸経費:6,000円
授業料 月4回(1日60分)
・小学生 7,000円
・中学生 8,000円
・高校生 9,000円

【AMコース】
入学金:10,000円
半期諸経費:6,000円
授業料
・中学生 週1回15,000円 週2回23,000円 週3回30,000円 週4回36,000円 週5回40,000円
・高校生 週1回17,000円 週2回26,000円 週3回34,000円 週4回40,000円 週5回45,000円

【オンラインマンツーマンコース】
授業料:4,800円~/時

【English個別】
授業料:4,000円/時(在塾生3,500円)

【作文個別】
授業料:4,000円/時(在塾生3,500円)

【コミュニケーション個別】
授業料:小学生 2,500円/30分(在塾生2,000円/30分)
    中学生 3,500円/45分(在塾生3,000円/45分)

【土曜スクール(10:00~14:00)】
授業料1コマ:1,350円/40分
別途諸経費:1日300円
HPhttps://plusgakusyusya.sakura.ne.jp/

⑥訪問型フリースクール「漂流教室」

訪問型フリースクール「漂流教室」

学校へ通えないお子さまのご家庭へ直接訪問したり、施設などに足を運んでサポートするスタイルのフリースクールです。学校に通うことだけでなく、家から出るのも難しい場合など、受容と共感の姿勢を大切に運営しています。

電話050-3544-6448
住所各施設や各家庭へ訪問するスタイル
対象小学生~20歳くらいまで
費用在宅学習支援コース :月額25,000円(1回 2時間で、週2回)
通信制サポートコース :15,000円(週1 回)
メンタルフレンドコース :8,000円(1回 1時間で、週1回)
HPhttps://hyouryu.com/

⑦函館圏フリースクールすまいる

函館圏フリースクールすまいる

学校に行けないことは悪いことでも恥ずかしいことでもなく、希望を持つことが大事という姿勢をモットーに運営しています。お子さまの多様性を育む場として、いつか学校に通えるようになりたいと考えるお子さまに寄り添いながら活動しています。

電話070-4156-3195
住所北海道函館市五稜郭町25-6 渡島教育会館内
地図
対象小中高生
費用年度会費:半期10,000円(一括15,000円)
利用料
フリースペース:月額10,000円
フリースクール:月額15,000円
HPhttps://hakodate-smile.jimdofree.com/

⑧かむいサンビレッジスクール

かむいサンビレッジスクール

一定の条件を満たす必要があるものの、かむいサンビレッジスクールに通えば学校への出席として認められる場合もあります。学校に行きたいけれど集団生活が苦手、そんなお子さまのよりどころになるほか、将来的に就業まで見据えた人間力の育成にも力を注いでいます。

電話0166-63-2231
住所北海道旭川市神居2条18-5-7 (ヒューマンキャンパス高等学校 併設)
地図
対象小中高生
費用・不登校で学校に報告しフリースクールを利用する場合
中学生:20,000円 
小学生:17,000円

・不登校でも学校に報告しない、または学校に通いながらフリースクールを利用する場合。
小学生、中学生:一律5,500円
HPhttps://kamuioasisu.seesaa.net/

⑨フリースクールIFC

フリースクールIFC

フリースクールIFCを利用することで学校の出席扱いが可能になるよう、学校と連携を取っています。お子さまだけでなく保護者様にも寄り添うことが大切と捉え、子育ての悩みを一緒に解決することをモットーに運営しています。

電話011-671-5550
住所北海道札幌市西区西野2条4丁目3-13
地図
対象中学生~高校生
費用月額:37,800円(税別)
冬期:10月~4月 暖房費+1,200円(税別)(1ヵ月)
HPhttp://www.ccss-ifc.com/index.html

⑩すきっぷ

すきっぷ

すきっぷに登校した日を学校の出席記録になるよう体制を整えています。学習はもちろんのこと、生活スキルを身に着けてコミュニケーションの大切さを学ぶこともできます。お子さまが自身の感情のコントロールスキルを習得できるのも魅力のひとつです。

電話011-809-3830
住所北海道札幌市厚別区もみじ台北5丁目12-1
地図
対象小学4年生~中学3年生
費用週1日:18,000円
週2日:23,000円
週3日:27,000円
週4日:30,000円
週5日:32,000円
HPhttps://seisa.ed.jp/

⑪札幌YWCAフォローアップスクール

YWCAフォローアップスクール 伏見教室

いつか学校に戻れるようにサポートしてくれる体制が整っており、お子さまが無理なく通える雰囲気づくりに力を入れています。カフェ体験や事務の経験、そのほかチャリティーバザーの企画運営体験など、様々な体験学習を用意しています。

電話011-533-8123
住所伏見教室:北海道札幌市中央区南22条西15丁目2-20マンションサニークレスト札幌1F
札幌教室:北海道札幌市北区北7条西6丁目 北海道クリスチャンセンター内
地図【伏見教室】


【札幌教室】
対象小中学生
費用HPにて問い合わせ
HPhttps://www.ywca.or.jp/

北海道のフリースクールに通えないときは?

北海道のフリースクールに通えないときは?

ここまで、北海道のフリースクールを厳選してご紹介しました。フリースクールは、自宅からのアクセスや費用面の問題などを考えると、利用が難しいと感じるお子さまや保護者様も多いのではないでしょうか。

しかし、フリースクールに通えなくても、近年は自宅で学習できるオンライン教材も充実して、お子さまが学習するための選択肢の幅は広がっています。

また、フリースクールと同等のメリットとして、不登校のお子さま向けに出席扱いの制度があるサービスも利用できます。自宅でのオンライン学習は、勉強の後れを取り戻したり出席日数を確保したり不登校のお子さまと保護者様にとって安心できるサービスといえるでしょう。

小・中学生を対象としたサブスタもその一つで、不登校のお子さまも安心して利用できます。自宅学習であれば、通学距離などを気にする必要もありません。また、多くの場合、フリースクールを利用するよりもコストはかかりません。不登校=フリースクールと決めつけるのではなく、さまざまな選択肢を探ってみるのもいいでしょう。

まとめ

北海道

年々、不登校の児童生徒の数が増えるなか、北海道にもフリースクールが少しずつ増えてきています。この記事では、フリースクールの概要をお伝えし、北海道にあるフリースクールをいくつか紹介しました。

北海道のフリースクールの特徴はさまざまで、学校復帰を目標にしているところもあれば、体験学習を多く取り入れているところもあります。ぜひ、1歩踏み出そうとするお子さまと一緒に、お子さまに合ったフリースクールを探してください。

こんなお悩みありませんか?

  • 不登校が続いて勉強の遅れが心配…
  • 勉強をどこから始めていいか分からない…
  • 出席日数が少なくて進路が心配…
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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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