2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。
学習コラム
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通信制高校の情報を集めたり入学を検討したりする際、服装について気になることがあるのではないでしょうか。身近に通信制高校に通っている人がいるとは限らないため、服装が自由なのか知ることが難しい場合もありますよね。
また、自由なのは服装だけなのか、髪染めなども可能なのか気になるお子さまがいるのではないでしょうか。
そこで今回は、服装や髪染めなど、通信制高校の学校ルールについて詳しくご紹介します。
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もくじ
通信制高校の服装は、自由である場合が多いです。
全日制高校のように決まった制服がなく、自分の好みに合わせた服装を許可されていることが一般的です。
髪染めについても同様で、特に規定がない通信制高校は珍しくありません。
これは、通信制高校がさまざまな年齢、事情を抱える生徒が在籍していることに配慮しているともいえます。
全日制高校に比べると「校則が緩い」と感じられるかもしれませんが、ルールがないわけではありません。
最低限のマナーや生活上の決まりは、どのような高校であっても共通です。
通信制高校の服装が自由であるメリットは、次の5点です。
服装が自由で制服が必要ない場合、制服を購入する費用がかかりません。
全日制高校の制服は、一式そろえると数万～数十万円になることもあり、家庭によっては負担となります。
その点、服装が自由であれば自分で費用を抑えながら準備・購入すればよいので、入学時の費用を抑えられることでしょう。
また、通信制高校では服装以外の学用品についてもこれといって指定されていない場合が多いため、入学時の費用は全体的に低い傾向にあります。
その分、入学後に追加で何かを購入する必要はないのか、想定外の出費はなさそうかなどを事前に確認しておけるとよいでしょう。
通信制高校の入学時にかかる費用や減免制度については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 通信制高校の学費はどれくらいかかるの？学費の不安を解消します！
服装が自由であれば、自分の好きな服で通学することができます。
お子さまが可愛いと思う服を着用して登校するのもよいでしょう。個性もアピールしやすく、特にファッションに興味を持つお子さまにとってはそれだけでも通学のモチベーションとなるかもしれません。
中学校までの厳しい校則によって息苦しさを感じていたお子さまであれば、服装が自由な通信制高校は自分らしく生活できる場所となるでしょう。
服装が自由な通信制高校は、髪染めやメイクについても規定がなく、自由な傾向にあります。
髪の色や化粧を通して自分らしさを表現したり、いつもと違う自分になることで自信をつけたりできる場合もあるでしょう。
ただし、通信制高校に通いながらアルバイトをしようと検討している場合、就業先の規定で髪染めが禁止されていることがあります。
髪染めやメイクが自由というのはあくまで通信制高校内の規定であるため、社会のルールに準じた行動を心がけましょう。
また、受験や就職活動の際には控えたほうがよいとされています。
服装を含め自由なファッションを楽しみつつ、そのときどきに合った装いができるよう努めましょう。
制服は窮屈で動きにくいことがありますが、服装が自由であれば自分がよいと思う服をチョイスすればよいので、楽に活動できる場合があります。
また、制服は汚してしまったときが手間な場合がありますが、自宅での洗濯が可能な服を着ていれば、汚したときの心配なく活動に専念できるでしょう。
サイズが合わなくなってしまったときも自分で好きな服に買い替えればよいので、高価な制服を買い替えることに比べれば、経済的な負担が少なく済みます。
通信制高校に制服がなく自由な格好で登校できれば、授業の前後に出かけたり学校以外の活動に取り組んだりしやすくなります。
通信制高校に通う生徒の中には、仕事をしている人もいます。1日あたりの授業単位は少なく、他の時間は仕事にあてているという生活をしている人もいるでしょう。
そのような生徒にとって、制服が決まっているとわざわざ着替えたり服を持参したりしなければなりません。
制服がなく、自分にとって都合のよい服装が許可されている方が、他の活動と両立しやすくなるケースもあるのです。
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通信制高校での服装が自由な場合、費用面や動きやすさなどでメリットがありますが、デメリットが存在するのも事実です。
通信制高校の服装が自由であるデメリットは、主に次の3点です。
服装が自由だからこそ、身支度に困ってしまうケースもあります。
服を選ぶことが好きでそこに楽しさを感じられるお子さまであればよいのですが、そのようなお子さまばかりとは限りません。
自由と言われると逆に困ってしまうお子さまもおられることでしょう。
また、服を選ぶのは毎日のことであるため、「毎日違うものを選ばなければ」とプレッシャーに感じてしまうこともあります。
特に高校生頃の年代のお子さまは流行りに敏感なことが多く、周りの友人が何を着ているのか気になってしまう時期でもあります。人目が気になるあまり、かえって服装に悩んでしまうこともあるのです。
制服は個性を出すことは難しいですが、「無難」であり、人からどう思われるのかあまり気にしなくてもよいという点ではプレッシャーなく身支度ができるアイテムといえるでしょう。
通信制高校で服装が自由な場合、入学式や卒業式の服装に悩んでしまうことがあります。
通信制高校も全日制高校と同様に入学式や卒業式が行われることが一般的です。その際、制服があればそれを着用する必要がありますが、自由である場合、自分でふさわしい服を準備しなければなりません。
多くの生徒はスーツを着用します。
しかし、まだまだフォーマルな服装をする経験が乏しい年齢であるため、スーツと言っても色や柄に迷ってしまいますよね。式にふさわしい服装を判断するのが難しかったり、他の生徒との兼ね合いを考えるのが負担に感じられたりする場合もあります。
学校生活の服装が自由である場合、大学受験の際の服装にも悩みやすくなってしまいます。
大学受験に関しても、制服があればそれを着用するのが望ましいです。どこの生徒か一目でわかる上、服装でマイナスな印象を持たれる心配がありません。
共通テストの際には服装を見られることはありませんが、面接試験を受ける場合は、どうしても面接にふさわしい服装を求められるケースがあります。
服装が自由な通信制高校の場合は、入学式や卒業式のときと同様に、自分でふさわしい服を準備する必要があります。
一般的には、リクルートスーツを着用しましょう。派手な色は控え、黒や紺のスーツを準備できると安心です。
どうしても悩んでしまうときは、在籍している通信制高校の先生に質問・相談してみましょう。
そのほか、通信制高校の学校生活全般については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 通信制高校ってどんな感じの高校？どんな人が行くのかや全日制高校との違いを解説！
最後に、通信制高校の服装にまつわる以下の質問について取り上げ、回答します。
服装が自由な通信制高校では、髪染めについても規定がない傾向にあります。
しかし、規定や校則が学校によってさまざまであるため、分からない場合は入学前に確認しておきましょう。
許可を得ずに自由な服装や髪染めにして、入学早々注意を受けることになると、お子さまのモチベーションが下がってしまうこともあります。
自分の希望や都合で判断するのではなく、疑問は早めに問い合わせて解決しておきましょう。
服装が自由だと言われると、かえってどんな服を用意すればよいか迷ってしまうことがありますよね。
そのようなときは、入学前のオープンスクールで先生に尋ねてみたり、既に在籍して通っている生徒を参考にさせてもらったりするという手もあります。
基本的には、カジュアルな普段着で構いません。季節に応じて、動きやすく快適に過ごせるものを着用するとよいでしょう。
なお、入学式や卒業式、受験や就職活動に向けてスーツは一着持っておけると安心です。
頻繁に出番があるような服ではないため、まずは一着用意して様子を見ても構いません。黒、紺、グレーといった落ち着いた定番の色であれば、どんなシーンにも使えるため便利です。
お子さまだけでなく、保護者様も学校に出向く機会があるかもしれません。
たとえば入学式や卒業式では、男性であればスーツ、女性であればセレモニースーツやセットアップを準備しておけると安心です。
学校見学やイベントなどで来校する場合は、スーツのような正装をする必要はありません。
しかし、通信制高校は教育の場であることを踏まえると、過度な露出は避け、控えめな装いにしておけると安心でしょう。
今回は、通信制高校の服装についてご紹介しました。
規定がなく自由な服装でよい場合、入学費用を抑えられたり好きなファッションを楽しんだりできるという利点があります。
その反面、毎日の服装選びに苦戦したり、入学式や卒業式といった特別な場での装いに困ってしまうことがあるかもしれません。
適切な服装がわからない場合は、先生に尋ねたり在籍している生徒の装いを参考にしたりしながら準備していけるとよいですね。
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