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茨城にあるフリースクール10選!1日の過ごし方や選ぶポイントを解説します

年々、茨城県の不登校の児童生徒の数は増加の傾向にあります。それにともない、学校以外の学びの場所であるフリースクールも増えてきました。

寄り添ったり共感したりしてくれる大人や、同じ悩みを共有できる仲間がいる場所は、不登校の子どもたちにとって大切な居場所になります。しかし、お子さまにとって安心できる場所を探そうと思っても、茨城県にはどんなフリースクールがあるかわからず、お困りの保護者様もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では「フリースクールでは何をして過ごしているの?」「選ぶときのポイントは?」と疑問を持っている保護者様のために、茨城県にあるフリースクールをご紹介します。

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茨城にあるフリースクールの1日の過ごし方

茨城にあるフリースクールの1日の過ごし方

フリースクールとは、何らかのきっかけがあって学校へ行けなくなったり、行かない選択をしたりする子どもたちが学校の代わりに過ごす場所です。NPO法人やボランティア団体、個人経営などによって運営されており、公的な教育機関ではありません。

ですので、文科省が定めている「学習指導要領」に沿ったカリキュラムはなく、子どもたちの主体性に合わせた学習が行われています。ここでは、フリースクールの1日の過ごし方を解説します。

フリースクールについては、以下の記事でも簡単に解説していますので併せて参考にしてください。

フリースクールとは?学校以外の学びの場をわかりやすく簡単に解説します!

①登校時間

登校時間は決まっておらず、始業時間も遅めです。9:30〜10:00の間に登校する子どもたちもいれば、お昼前に登校する子どももいます。それぞれの体調や生活リズムに合わせているので、決まった登校時間もなければ遅刻という概念もありません

②お昼ご飯

フリースクールの多くは、給食がありません。お昼ご飯にお弁当を持参したり、買いに出かけたりとさまざまです。また、フリースクールで子どもたちとスタッフが一緒にお昼ご飯を作る場合もあります。

お昼ご飯を作るのは、受験勉強などに直接役立つものではありません。しかし、料理を通して子どもたちの好奇心や自立心は育まれるでしょう。

③カリキュラム

本来、学校教育の場には「学習指導要領」があり、ある程度均一な学力を保てるように国がカリキュラムを編成しています。しかし、フリースクールは、子どもたちの要望を聞いて、独自のカリキュラムを作成しているところが多く、学力の維持は重視していません。

「何を学ぶか」「何をするか」をスタッフと相談しながら自分たちで決めて、時間割を作ります。また、決まった時間割から自分が学びたい授業に参加する形式にしているスクールもあります。体験学習などが多いのもフリースクールの特徴といえるでしょう。

茨城にあるフリースクールを選ぶポイント

茨城にあるフリースクールを選ぶポイント

フリースクールといっても、それぞれ特徴があり、その方針や活動はさまざまです。学習のサポートを専門にして復学を目指すスクールもあれば、子どもたちが自分の進む道を自ら選択できるようにサポートしているスクールもあります。

では、数ある茨城県のフリースクールのなかから、どうやって選べばいいのでしょうか。ここでは、お子さまに合ったフリースクールを選ぶときのポイントをお伝えします。

フリースクールの学費については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

フリースクールの学費は高い?補助金の現状について詳しく解説します

ポイント①:資料請求

まず、自宅から通えそうな範囲にあるフリースクールを調べます。フリースクールのホームページを見れば、スクールの理念や特徴などほとんどの情報がわかるでしょう。しかし、入会金や、授業料などはホームページに掲載されていない場合もあります。

以下の項目以外にも、あいまいな部分や、知りたい情報がなければ問い合わせして確認しましょう。

  • 不登校専門スタッフの有無
  • 1日のスケジュール
  • 年間を通してどのようなイベントがあるか
  • 地域の学校と連携しているか(出席扱い制度が利用できるか)

気になるフリースクールが見つかれば、電話で問い合わせたり資料請求したりして、特徴などを比較してください。

ポイント②:面談

ホームページで調べたり資料請求したりして、気になるフリースクールを選んだら、次はスクールのスタッフと面談します。オンラインで行う面談よりも、直接訪問してスタッフと話をする方をおすすめします。

なぜなら、スクール内の施設や子どもたちの様子を保護者様自身の目で確認できるからです。

フリースクールの雰囲気がお子さまに合っているかを見るのはもちろん、スタッフが子どもたちに対して、どのように接しているかは確認しておきたいポイントです。

ポイント③:体験

フリースクールを選ぶときに最も重要なのは、お子さま自身が行きたいと思うかどうかです。「お子さまにとって安心安全と思える場所か」「楽しく前向きに過ごせそうか」などを見極めなければなりません。

そのためには、お子さまがフリースクールでの過ごし方を体験して決めるのが望ましいでしょう。

ホームページやパンフレットを見ていても、実際に体験すると見方が変わる場合もあります。ぜひ、お子さまにフリースクールの体験入学を提案してください。

ポイント④:お子さまの気持ち

面談や体験入学をして、お子さまに合ったフリースクールを見つけても、行くか行かないかを決めるのはお子さまです。保護者様がお子さまの気持ちや行動をコントロールしないように気をつけましょう。元気な様子であっても、まだ外に出るエネルギーは貯まっていないかもしれません。

保護者様は、お子さまの不登校の期間が長ければ長いほど不安になるものです。しかし、学校へ行かないからといってフリースクールへ行かせるのは見当違いです。お子さまの気持ちに寄り添って、自ら動き出したときに最善のサポートをするように心がけてください

フリースクールの問題点については、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

フリースクールの問題点は?不登校児が後悔しないためにデメリットを調査!

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茨城のフリースクール10選!

茨城のフリースクール10選!

児童生徒が主体の教育が特徴であるフリースクールは、新しい学びの場所として注目されています。不登校のお子さまだけでなく、学校が辛い場所になっているお子さまがいるご家庭でも、フリースクールに興味を持つ保護者様は多いのではないでしょうか。

ここからは、フリースクールに関心のある保護者様のために、茨城県にあるフリースクールを厳選してご紹介します。ぜひ参考にして、見学などを検討してください。

①TSUKUBA学びの杜学園

TSUKUBA学びの杜学園は、学校に行けなくなった子どものための教室です。

自分のペースで勉強や好きなことに集中して取り組むことができ、体調などにも配慮し、無理のない登校予定を計画してくれるのが特徴です。

TSUKUBA学びの杜学園
電話029-898-9905
住所茨城県つくば市吾妻3丁目11-5 ヴェルンハイムK103
地図
対象小中高生
費用入学金 100,000円
施設設備費 10,000円/月
施設利用費 30,000円/月
活動費 2,000円/月
※他オプション有り
HPhttps://manabinomori-gakuen.com/

②つくばヘレナ高等学院・ヘレナ中等部

つくばヘレナ高等学院・ヘレナ中等部

ヘレナ中等部は、生きる力を手に入れるための居場所を提供するフリースクールです。

少人数制のクラスで、在籍する中学校での出席扱いとなるほか、通信制高校であるつくばヘレナ高等学校への進学もできるのが特徴です。

電話029-855-1250
住所茨城県つくば市東新井8-5 3階
地図
対象中学生
費用HPにて問い合わせ
HPhttps://www.edu-helena.com/

③つくば高等学院

つくば高等学院

つくば高等学院は、通信制高校・サポート校として、高校卒業を目指す子どものサポートを行っています。

不登校や発達障害の子どもも通学しており、県内外を問わず通うことが可能なのが特徴です。

電話029-858-5208
住所茨城県つくば市二の宮1-2-1 2階
地図
対象中高生
費用年学費
週4コース 480,000円/年
週2コース 396,000円/年
週1コース 300,000円/年
※高校生は別途、通信制高校の学費が必要
※別途実費あり
HPhttps://tsukugaku.com/

④フリースクールつくば空

フリースクールつくば空

つくば空は、子どもが主体となって活動するフリースクールです。

保護者のための集まりの機会があるほか、心理士の先生もアドバイザーとして、オンラインでの相談やグループカウンセリングを行っているのが特徴です。

電話非公開
住所月曜 茨城県つくば市上広岡407-1
水曜 茨城県つくば市苅間1465-2
木曜 茨城県つくば市流星台59
金曜 茨城県つくば市水堀550-1
地図【月曜 ボードゲームショップフライヤー】


【水曜 みどりの風】


【木曜 流星台プレイパーク】


【金曜 つくばFC万博グラウンド】
対象小中高生
費用入会金  10,000円
月謝  20,000円/月

回数参加の場合  2,000円/回
※その他保険など実費あり
※月に一度も利用がない場合は無料
HPhttps://www.freeschool-tsukubasora.com/

⑤こどもとつくる学校 でんでん

こどもとつくる学校 でんでん

こどもとつくる学校でんでんは、自分らしく自由に生きる力を育むオルタナティブスクールです。

自然体験の活動を主軸に、知識だけでなくどのように生きていくかを考え、行動する力を育めるのが特徴です。

電話070-6405-6119
住所茨城県つくば市
※毎日活動場所が異なります
対象小学生(中学生以上も可)
費用月謝 20,000円
1日参加 1,500円
※別途、材料費などあり
HPhttps://denden-alternativeschool.jimdofree.com/

⑥むすびつくばライズ学園

むすびつくばライズ学園

つくばライズ学園は不登校の子どものために、もうひとつの学びと成長の場を提供するスクールです。

フリースペースと学習スペースがあり、通所日数を週1回から相談でき、無理のないペースで通うことができるのが特徴です。

電話080-3152-6298
住所茨城県つくば市吾妻(非公開)
対象つくば市在住の小中学生
費用月謝
週1 11,000円/月
週2 22,000円/月
週3 33,000円/月
週4 44,000円/月
※その他教材費や親の会など別途費用あり
HPhttps://www.musubitsukuba.com

⑦おるたの家

おるたの家

フリースクールおるたの家は、学校に行かない選択をしたお子さんたちのための居場所・学びの場として活動するフリースクールです。

KG高等学院のキャンパスに併設されているのが特徴です。

電話つくばルーム 0120-096-066
下館ルーム 0120-173-153
守谷ルーム 0120-018-048
住所つくばルーム 茨城県つくば市吾妻3-16-7 野上ビル2A
下館ルーム 茨城県筑西市丙209-13 エスタ21 3階
守谷ルーム 茨城県守谷市中央4丁目13-17 NCビル 2階
地図【つくばルーム】


【下館ルーム】


【守谷ルーム】
対象小中学生
費用HPにて問い合わせ
HPhttps://orutaoyama.

⑧こどものSONORA

こどものSONORA

こどものSONORAは、子どもが安心し、ゆっくりと過ごせる居場所作りを目指すフリースクールです。

一人ひとりの個性を尊重し、自身のやりたい・なにもしなくていい自由を守って活動できるのが特徴です。

電話029-874-8351
住所茨城県牛久市柏田町1030
地図
対象小中学生(未就学児や高校生以上も参加可能)
費用利用料 30,000円/月

日利用の場合
・登録料 10,000円/3ヶ月
・利用料:1,500円~/日
HPhttps://kodomonosonora.

⑨自由の学校

自由の学校

自由の学校は、通う学校が合わない、と感じる子どものための選択肢の一つとなるフリースクールです。

社会との繋がりを途切れさせることなく、同じ悩みを持つ仲間や大人と過ごせる居場所を提供しているのが特徴です。

電話029-298-9885
住所茨城県那珂市額田南郷2071-1
地図
対象小中高生
費用入会金 30,000円
利用料 2,500円/日(上限は30,000円)
※行事費や諸経費は都度徴収
HPhttps://www.jiyunogakkou.com/

⑩シオン学苑

シオン学苑

シオン学苑は、広域通信制の翔洋学園高等学校のサポート校です。

元教員や大学生が、ボランティアとして学習指導を行っているため、費用負担をできるだけ軽減したサポートを受けられることが特徴です。

電話029-843-2282
住所茨城県稲敷郡阿見町うずら野一丁目5番地12
地図
対象高校生(中学卒業生を含む)
費用月謝 0円~60,000円/月
教材費 実費

通信高校学費 10円~8,000円/単位
通信高校施設利用料0 円~30,000円
HPhttp://npo-zion.jp/free.html

茨城のフリースクールに通えないときは?

茨城のフリースクールに通えないときは?

ここまで、茨城県のフリースクールを厳選してご紹介しました。フリースクールは、自宅からのアクセスや費用面の問題などを考えると、利用が難しいと感じるお子さまや保護者様も多いのではないでしょうか。

しかし、フリースクールに通えなくても、近年は自宅で学習できるオンライン教材も充実して、お子さまが学習するための選択肢の幅は広がっています。

また、フリースクールと同等のメリットとして、不登校のお子さま向けに出席扱いの制度があるサービスも利用できます。自宅でのオンライン学習は、勉強の後れを取り戻したり出席日数を確保したり不登校のお子さまと保護者様にとって安心できるサービスといえるでしょう。

小・中学生を対象としたサブスタもその一つで、不登校のお子さまも安心して利用できます。自宅学習であれば、通学距離などを気にする必要もありません。また、多くの場合、フリースクールを利用するよりもコストはかかりません。不登校=フリースクールと決めつけるのではなく、さまざまな選択肢を探ってみるのもいいでしょう。

まとめ

茨城県

年々、不登校の児童生徒の数が増えるなか、茨城県にもフリースクールが少しずつ増えてきています。この記事では、フリースクールの概要をお伝えし、茨城県にあるフリースクールをいくつか紹介しました。

茨城県のフリースクールの特徴はさまざまで、学校復帰を目標にしているところもあれば、体験学習を多く取り入れているところもあります。ぜひ、1歩踏み出そうとするお子さまと一緒に、お子さまに合ったフリースクールを探してください。

こんなお悩みありませんか?

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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