学習コラム
正しく学ぶ方法や成績の伸ばし方、
不登校に悩まれている方のための
情報を発信しています。
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お子さまの不登校が続くと「このままだとひきこもりになるかも…」と不安になっていませんか。多くの保護者様は、不登校の延長にひきこもりがあるイメージを持っているのではないでしょうか。
しかし、必ずしも不登校の先にひきこもりがあるというわけではありません。
ここでは、お子さまの不登校に悩んでいる方のために、不登校とひきこもりの違いや、ひきこもりに移行しないためにどうしたらいいのか解説していきます。
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大切なのは再登校だけではなく、お子さまの気持ちを解決して自分らしく生きる道を見つけることです。
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「不登校」と「ひきこもり」は同じようなものだと思っている方は多いと思います。学校や社会との関わりを持っていないという閉鎖的なイメージがあるからでしょう。
では、不登校とひきこもりの違いはなんでしょうか。ここでは定義を解説するとともに、違いをくわしくお伝えします。
不登校児童生徒とは「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあたるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」
参考:不登校:文部科学省
と定義しています。
「不登校」は、学校に在籍しているけれど、登校できない状態で、休学も含まれます。
不登校の定義については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶不登校の定義は欠席何日?最新の法律をもとに定義や実態を紹介します
ひきこもりとは「様々な要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6ヶ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)」
参考:「ひきこもり」の定義など
と定義しています。
「ひきこもり」は、仕事や学校に行かず、家族を含む人との交流をほとんどせずに自宅にひきこもっている状態です。社会との関わりを拒絶しているのが大きな特徴といえます。
「不登校」も「ひきこもり」も社会との接点が少ないという点では同じですが、はっきりした違いがあります。
先に述べた定義もふまえて、相違点を見ていきましょう。
まず、定義の中にもあるように、不登校は30日以上登校していない児童生徒であることに対し、ひきこもりは6ヶ月以上の長い期間学校や社会に出ていない状態です。
不登校は小中高の児童や生徒が前提ですが、ひきこもりは学校だけではく会社も対象範囲になるので年齢に幅があります。
次に、大きな違いとして社会との関わりがあるかないかです。
不登校でも習い事に通っていたり、友達との交流がある場合はひきこもりではありません。それに対してひきこもりは、家族を含む人との交流をほとんど持たず、自宅にひきこもっています。
不登校の中には、部屋にとじこもり、まったく家族との関わりを持たない場合もあります。このような状況が6ヶ月以上続くと、ひきこもりの定義に当てはまるでしょう。
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不登校になるきっかけは、活動の範囲である学校生活の中で起きるできごとや、人間関係のもつれがほとんどです。しかし、不登校になったきっかけとなる問題が解決したとしても、すぐに登校できるわけではありません。
根本の原因を理解し、適切に対応しなければ不登校は長引いてしまうでしょう。
ここからは、不登校からひきこもりにならないための注意点を解説します。
お子さまが不登校になると、周りに不登校だと知られたくない心理が働きます。ですので、周りの目が気になり平日の昼間に外出できなくなります。
また、不登校を隠すために、家から出ないように指示する保護者様もいるでしょう。
このように、周りの目が気になり不登校はダメだという意識を強く持ったままだと、不登校は長引きひきこもりにつながる原因になります。
保護者様が、不登校のお子さまの気持ちを理解して根本原因を解決しなければ、お子さまの自己否定感は緩むことなく社会へ出ることが難しくなります。
不登校の原因については、以下の記事で詳しく解説していますので、併せてお読みください。
▶不登校になる原因は?文科省の情報から増加の背景や対応法を解説!
不登校のお子さまをなんとかしようとする保護者様の働きかけは、ほとんどが逆効果になりますので気をつけてください。
目の前の不登校という問題だけにフォーカスして解決しようとすると、ひきこもりにつながります。
では、お子さまの不登校が長引いてひきこもりにならないためにはどうしたらいいのでしょうか。やってはいけない注意すべき行動を説明していきます。
学校へ行っている時間に、家で好きなことをしているお子さまを見るのは辛いかもしれません。だからと言って、学校へ行くように強制したり、外出させるのは逆効果です。
登校させるのはお子さまのためではなく、保護者様が安心したいからではありませんか。周りの目が気になり不登校がよくないものだと思っているから、不登校になっているお子さまを受け入れられないのではないでしょうか。
なぜ学校へ行けないのか、お子さまの気持ちに寄り添い話しを聴いて共感することが不登校の根本解決につながります。
不登校になったお子さまに対して、腫れ物に触るような接し方をしていませんか。反抗期も重なり暴言を吐くような状態だと、その場を収めようとお子さまの言いなりになる保護者様もいるのではないでしょうか。
お子さまの物質的あるいは金銭的な要求をそのまま受け入れるのは「甘やかす」行為で、子どものため人はなりません。いつまでも親を頼り、精神的な自立が遅れてしまうでしょう。
一方、「甘えさせる」行為は子育てするうえで重要です。甘えさせることは情緒的な欲求を受け入れることです。お子さまからスキンシップを求めてきたり、話しを聞いて欲しいと言ってきた場合は、存分に甘えさせてあげてください。
不登校中の甘えについては、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶不登校は「甘え」と言われるのはなぜ?甘え依存型の原因や周囲の対応を解説します
不登校がしばらく続いても、家が安心安全の場所になっているとお子さまのエネルギーは貯まり元気になっていきます。なにか興味のあることに没頭したり、数時間だけ学校へ行くようになったりするかもしれません。
しかし、少し元気になったように見えるお子さまを過度に期待して、保護者様が先回りする対応をすると、お子さまの負担は大きくなりますので気をつけてください。
親のペースではなく、お子さま主体で不登校から抜け出すことが、将来の自立につながります。
不登校を親である自分がなんとかして解決しようとすると、無意識のうちにお子さまを追い詰めてしまい親子関係も悪化してしまいます。
思い通りにならないお子さまに対して、逆効果になる接し方をする場合もあるでしょう。また、保護者様自身にもストレスがかかり体調を崩すことになりかねません。
保護者様の心を楽にして不登校を解決へ導くために、専門の知識を持っている人に頼ることも考えてみてはどうでしょうか。不登校の期間は親子の信頼関係を築きなおす大切な時間です。お子さまが将来ひきこもることなく、自信を持って前に進んでいくように正しい知識を持って解決していきましょう。
ここまで、不登校とひきこもりの違いについて解説し、お子さまがひきこもらないようにするための保護者様の対応についてもお伝えしました。
不登校について理解し、適切な接し方をすると、お子さまがひきこもることはありません。不登校の時期に親子の信頼関係を築きなおし、お子さまの未来を切りひらく力を信じて、焦らず見守りましょう。
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