
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。
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授業中、寝てはいけないとわかっていても、どうしても眠くなってしまうことがありますよね。
食後の授業や苦手な授業のときは、特に眠くなってしまうのではないでしょうか。
授業中に眠くならない方法がわかれば、眠いときにすぐ実践できますよね。
本記事では、授業中に眠くならない方法について、すぐに試せる対策を伝授します。
また、授業中に眠くならないようにするには、日頃の生活も大切です。
そこで今回は、授業中に眠くなる原因や、眠気を防ぐための日々の過ごし方についても紹介します。
あわせて、参考にしてくださいね。
もくじ
早速、授業中に眠くならない方法を解説します。
すぐに試せる授業中に眠くならない方法は、次の7つです。
眠気を感じたら、まずは姿勢を変えてみましょう。
長時間同じ姿勢で座っていると血流が悪くなり、脳に十分な酸素が行き渡らないことで眠気が強くなります。
このようなときは、姿勢を正すだけでも、眠気が軽減されることがあります。
ポイントは「背筋を伸ばす」「足をしっかり床につける」「肩の力を抜く」ことです。
猫背のままだと呼吸が浅くなり、脳に酸素が行き渡りにくくなるので、意識的に胸を開くようにしましょう。
また、軽く肩を回したり、首を伸ばしたりするのも効果的です。
こうした小さな動作を加えることで、血行が良くなり、目が覚めやすくなります。
さらに、椅子に深く座り直すだけでも効果があります。
お子さまの中は、無意識に前のめりになったり、逆に背もたれにもたれかかりすぎたりしていることがあります。
正しい姿勢を意識するだけで、眠気の軽減につながります。
授業中でもできる範囲で体を動かすと、眠気が吹き飛びます。
座ったままでできる動作の中では、かかとを上げ下げする、足の指をグーパーする、手を握ったり開いたりするなどが効果的です。
休み時間にも積極的に体を動かしてみましょう。
廊下を歩いたり、軽くストレッチをしたりするだけでも、眠気を防ぐことができます。
眠くなりやすい食後の授業も、お昼休みに外の空気を吸うことでリフレッシュでき、眠気を防ぐことができるでしょう。
また、首や肩のストレッチも効果的です。
たとえば、首をゆっくり回したり、肩をすくめてから力を抜いたりするだけでも、血流が改善され、頭がスッキリします。
机の下でこっそり足を動かすだけでも効果があるので、積極的に取り入れてみましょう。
眠気が来たら、深呼吸をして脳に酸素を送るのが効果的です。
眠いときは呼吸が浅くなりがちです。
そのため、意識して深く呼吸をすることで、脳が活性化され、眠気を軽減することができます。
具体的には、「4秒かけて鼻から息を吸い、7秒息を止め、8秒かけて口から息を吐く」というリズムを意識してみましょう。
また、ミントの香りをかぐのもおすすめです。
ハンカチにミントオイルを少しつけておくと、気分をリフレッシュしやすくなります。
清涼感のある香りが脳を刺激して、眠気を防いでくれます。
深呼吸をするときは、目を閉じてゆっくり行うと、よりリラックスできます。
気持ちを落ち着かせながら呼吸を整えることで、授業に集中しやすい状態を作ることができるでしょう。
ツボを押すと、短時間で眠気を解消できます。
手軽にできるツボ押しとして、次の3つが特におすすめです。
ツボを押すときは、3秒ほどかけてゆっくり押し、同じくらいの時間をかけて離すのを繰り返しましょう。
強く押しすぎると痛くなってしまうので、注意してくださいね。
適度な力加減で刺激するとよいでしょう。
飲み物や軽食をとることで、眠気を防ぐことができます。
水を一口飲むだけでもリフレッシュ効果があり、眠気を和らげるのに役立ちます。
また、ミント系のガムや飴を口にすると、スッキリした香りの刺激で目が覚めやすくなります。
ただし、糖分の多いお菓子を食べすぎると、血糖値の急上昇と下降が起こり、逆に眠気を引き起こすことがあるので注意しましょう。
できれば、ナッツ類やチーズなど、血糖値が急に上がりにくい食品を選ぶと、眠くなりにくくなります。
また、カフェインを含む飲み物(緑茶や紅茶)を適量とるのも効果的です。
ただし、カフェインを摂りすぎると、夜の睡眠に影響が出ることがあるため、飲む時間帯や量には気をつけましょう。
授業に集中している時は、脳が活発に働いているため、眠気を感じにくくなります。
授業を楽しめていなかったり、苦手意識を強く持っていたりすると、どうしても眠くなりがちです。
「つまらない」という感情は、眠気に追い打ちをかけてしまいますよね。
簡単にはいかないかもしれませんが、少しでも授業に楽しみを見出したり、意欲的に取り組むことが大切です。
たとえば、積極的に発言したり、質問したりすることで、脳に適度な刺激を与えることができます。
特に苦手な科目や興味のない授業こそ、積極的に参加することで、集中力を維持することができるでしょう。
先生の目を見て話を聞いたり、積極的にノートを取ったり、わからないことは質問したり、授業内容について自分なりの意見を持ったりしてみましょう。
そうすることで、授業に興味を持って積極的に参加することができ、結果として眠気を防ぐことができます。
友人と協力することで、眠気を防ぎながら授業に集中しやすくなります。
たとえば、わからない箇所をお互いに質問し合ったり、ノートを共有したりすることで、お互いに勉強への意識を高めることができます。
また、授業の合間に軽く会話をすることで、リフレッシュにもなります。
上記で、「休み時間に体を動かすことが効果的」と解説しましたが、友人と一緒であれば、より楽しい時間となるかもしれません。
一緒に廊下を歩いたり簡単なストレッチをしたりすると、楽しみながら血流が良くなり、眠気を和らげることができるでしょう。
友人と「眠くならないための目標」を立てるのもおすすめです。
たとえば、「今日の授業では一度もあくびをしない」「先生に質問する」などの目標を設定し、達成できたらお互いに褒め合うことで、モチベーションを維持しやすくなります。
楽しみながら対策をすることで、自然と眠気を防げるようになるでしょう。
では、そもそもどうして授業中に眠くなってしまうのでしょうか。
お子さまが授業中に眠くなってしまう背景には、いくつかの理由が存在します。
授業中に眠くなる主な理由は、次の3つです。
睡眠不足になると、脳が十分に休息できず、日中に眠気を感じやすくなります。
成長期のお子さまには、大人よりも多くの睡眠時間が必要です。
また、睡眠時間が短いだけでなく、睡眠の質が悪い場合も、睡眠不足に陥りやすくなります。
夜更かしをして睡眠時間が短かったり、寝る前にスマートフォンやゲームを使用したりすると、睡眠の質が低下して、睡眠不足になってしまいます。
加えて、寝る前にカフェインを摂取したり、激しい運動をしたりすることも、睡眠の質を低下させる要因となります。
授業中の眠気を防ぐには、毎日同じ時間に寝起きして、十分な睡眠時間を確保することが大切です。
そして、睡眠時間を確保するだけでなく、睡眠の質を高めることも重要です。
食後は、消化活動のために血液が胃腸に集中し、脳への血流が減少します。
その結果、眠気を感じやすくなるのです。
特に、昼食を食べ過ぎたり食後すぐに授業が始まったりすると、食後の眠気を感じやすくなります。
昼食は腹八分目に抑えてバランスの良いものを、そして食後は軽い運動をするなど、工夫して過ごしてみましょう。
炭水化物だけでなく、タンパク質や野菜もバランスよく摂るようできるとよいですね。
食後は、ストレッチや散歩など軽い運動をすることで消化活動を助け、眠気を覚ますことができます。
興味のない授業では、集中力が続かず、眠気が起きやすくなります。
意欲が湧かないまま授業を受けていると脳が活性化されず、眠気を感じやすくなるのです。
授業内容が難しすぎる、または簡単すぎる、先生の話が面白くないという状態だと、意欲的に授業を受けることはできませんよね。
「面倒くさいな」と思っていると、授業中に自然と眠くなってしまいます。
授業への関心を高めるためには、授業に積極的に参加し、興味を持つように努力しましょう。
授業前に予習をして授業内容を事前に把握しておくと、「わからないから」という理由で意欲が下がるのを防ぐことができます。
授業内容に関連する本や記事を読んだりインターネットで調べたりすることで、授業への興味を深めてみてくださいね。
また、授業中に積極的に質問したり発言したりすることで、授業への参加意識が高まり、眠気が起きにくくなるでしょう。
授業への関心の低さは眠気につながるため、関心を持って臨めるよう工夫してみましょう。
なお、下の記事では、勉強のモチベーションがあがらない時の対処法について、詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
▶ 勉強のモチベーションが上がらないのはなぜ?すぐできる対処法も紹介!
授業中に眠くなったとき、すぐに試せる対処法については、冒頭でお伝えしました。
しかし、そもそも授業中に眠くならないようにするには、日頃の生活に気を付ける必要があります。
ここでは、前項の「授業中に眠くなる理由」を踏まえ、日頃からできる次の5つの事前対策について紹介します。
授業中に眠くならないようにするためには、日々の生活の中で早寝・早起きを心がけることが大切です。
毎日同じ時間に寝起きすると、体内時計が整い、睡眠の質が向上します。
また、朝の光を浴びることで脳が活性化され、日中の眠気を防ぐことができます。
休日は生活リズムが乱れてしまいがちですが、できるだけ平日と同じ時間に寝起きできるとよいでしょう。
夜は10時までには布団に入り、朝は6時半頃までに起きるのが理想です。
授業中に眠くならないようにするためには、睡眠時間を十分に確保し、規則正しい生活を送ることが基本です。
授業中の眠気を防ぐためには、朝食と昼食をしっかりとることが欠かせません。
朝食を抜いてしまうとエネルギーが不足し、脳が十分に働かなくなります。
その結果、授業で集中力が続かず、眠気を感じやすくなってしまうのです。
とはいえ、食べすぎると消化にエネルギーが使われ、授業中に眠くなってしまうことがあります。
特に、昼食の食べ過ぎは、午後の眠気を引き起こしやすいので注意が必要です。
食事量は、少なすぎても多すぎても、それぞれデメリットがあります。
適量というのは難しいかもしれませんが、決して食事を抜くことなく、腹八分を意識して食べるようにしましょう。
適切な食事をとることで日中の眠気を防ぎ、授業に集中しやすくなります。
忙しい朝でも、簡単なものでもよいので朝食をとる習慣をつけましょう。
適度な運動をすることは、眠気防止に役立ちます。
運動不足になると血流が悪くなり、脳に酸素が行き渡りにくくなるため、日中に眠気を感じやすくなります。
特に、授業のように座りっぱなしの時間が長いと体がこわばり、リフレッシュしにくくなるため、意識的に体を動かすことが大切です。
授業中の眠気で悩んだときは、朝に軽いストレッチやウォーキングを取り入れてみましょう。
また、昼休みも運動を取り入れると、午後の眠気をふせぐことができます。
適度な運動は睡眠の質を向上させる効果もあります。
夜にぐっすり眠れるようになることで、翌日の授業にも集中しやすくなります。
無理に激しい運動をする必要はありません。
ストレッチや軽いジョギング、散歩など、無理なく楽しんで続けることが大切です。
授業中に眠くならないようにするためには、毎日の睡眠が鍵となります。
良質な睡眠を確保するためには、お風呂にゆっくり浸かることが効果的です。
シャワーだけでは体が十分に温まらず、リラックスしにくいため、湯船に浸かる習慣をつけるとよいでしょう。
38~40度のぬるめのお湯に10~15分ほど浸かると、副交感神経が働き、自然と眠りにつきやすくなります。
お風呂の時間をうまく活用し、質の良い睡眠がとれるように工夫してみましょう。
寝る前の行動は、睡眠の質に大きく影響します。
寝る前に、ついスマートフォンやパソコンを見てしまうというお子さまは多いのではないでしょうか。
友人とのやりとりや動画を視聴の視聴などは楽しいものですが、画面を見る時間が長いと、脳が刺激を受けて寝つきが悪くなることがあります。
寝る1時間前には、スマートフォンの使用を控えるのが理想です。
また、寝る前にカフェインを摂取すると、覚醒作用によって寝つきが悪くなることがあります。
就寝前のコーヒーやエナジードリンクは控えるようにしましょう。
寝る前の過ごし方を整えることで、質の良い睡眠をとることができます。
結果的に、翌日の授業中の眠気を防ぐことにもつながるため、ぜひ実践してみてくださいね。
授業中に眠くならないようにするには、日頃の生活習慣を整えることが大切です。
最後に、理想的な1日の過ごし方の例をご紹介します。
これらは、あくまで一例です。
自分の生活に置き換えて、無理のないスケジュールを立てて生活してみましょう。
本記事では、授業中に眠くならない方法について詳しくご紹介しました。
授業中に眠くてたまらないときは、その場ですぐに試せる眠気対策を試してみてくださいね。
また、眠くなる原因が特定できれば、改善できる可能性も高まります。
昨晩きちんと眠れていたか、授業に前向きに取り組めているかなど、自分の生活を振り返ってみましょう。
授業中に眠くならないようにするためには、日頃の生活習慣を整えることが大切です。
規則正しく健康的な生活を送り、授業中に眠くならない工夫をしていきましょう。