学習コラム
正しく学ぶ方法や成績の伸ばし方、
不登校に悩まれている方のための
情報を発信しています。
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お子さまが、学校を理由なく休みたいと言ったらどうしますか。「理由はないなら休んではダメ」と無理に学校へ行かせようとしたり「学校へなんて言えばいいのだろう」と悩んだりしてしまいすよね。
子どもが学校を休む理由は、体調不良や家庭の諸事情が一般的です。しかし、はっきりした理由がなくても休みたいときはあるでしょう。
この記事では、学校を休むはっきりした理由がないのに、お子さまが休みたいと言ったときの対処法をお伝えします。
不登校のお子さまの接し方に迷っていませんか?
不登校のお子さまを「見守る」だけでは元気になりません。
大切なのは再登校だけではなく、お子さまの気持ちを解決して自分らしく生きる道を見つけることです。
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発熱など、明らかに学校へ行けそうにない様子であれば保護者様も学校を休むのは納得できると思います。しかし、人間関係の悩みや勉強のストレスで学校へ行きたくない場合、お子さまは理由を話したくないのかもしれません。また、うまく言葉で説明できない場合もあるでしょう。
ここでは、お子さまが学校を休みたくなる理由には、どのようなものがあるか解説します。
熱がなくても「朝起きられない」「起き上がるとめまいやふらつきがある」などの症状がお子さまにみられるケースがあります。これらの症状は、自分の意思ではコントロールできず、学校へ行きたくても行けない場合があります。
保護者様は「怠け」や「甘え」と決めつけず、様子を見るようにしましょう。お子さまは、うまく自分の体調を説明できないだけかもしれません。
症状が続くようであれば「起立性調節障害」の可能性もあります。起立性調節障害については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。
▶不登校の原因は起立性調節障害?関連性と親ができるサポートについて
学校にはいろんな人が集まり、多様な価値観が混ざり合っています。集団生活のなかでは自分の意見を主張できなかったり、まわりに合わせるのがしんどかったりするお子さまもいるでしょう。
先生や友達と相性が合わず、人間関係が上手くいっていないと学校へ行きたくなくなるものです。
また、いじめや嫌がらせを受けている場合もあります。辛い思いをしながら学校へ通っている状態だと、自己肯定感は極限まで下がり学校へ行くエネルギーは湧いてきません。
勉強についていけない場合も、学校を休みたくなる理由の1つでしょう。学校にいる時間はほとんど勉強です。学年が上がると授業の内容も難しくなり、理解に時間がかかる場合もあります。
授業についていけなくなると、成績は下がり学校へは行く意欲も下がっていくでしょう。
また、まわりの友達の成績と自分の成績を比べて、劣等感を持ってしまうお子さまもいます。勉強についていけない自分に、自信がなくなっている状態かもしれません。
このような状態では、学校へ行くのが辛く休みたいと思うのも無理はないでしょう。
学校の雰囲気など、学校そのものが合わず行く意味がわからなくなっているケースもあります。まわりの目が気になり、先生や友達に気をつかい、常に完璧でいようと過剰適応してきたお子さまは、学校がストレスになっている可能性があります。
また、校則やクラス内のルールなど、同調圧力に居心地の悪さを感じるお子さまもいるでしょう。
学校へ行くとストレスが溜まる一方なので、ストレスが限界に達したお子さまは学校へ行けなくなります。こういった場合は、はっきりした理由をお子さまは話せません。
学校に行けなくなる様々な要因や、それぞれのタイプに合った保護者様の対処法については以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶不登校の6つのタイプとは?それぞれの正しい対応の仕方を解説します!
学校を休みたいと言ったら、保護者様は「どうして休みたいの」という質問と同時に思い浮かべるのが「仮病」ではないでしょうか。お子さまが学校を休むはっきりした理由を言わないからといって「怠け」や「サボり」と決めつけるのはよくありません。
学校を休みたいと感じるのは、お子さまの自己肯定感の低下が原因といえます。保護者様は、感情的になって理由を問い詰め解決しようとせず、お子さまの話を聴いて冷静に見守るようにしましょう。
学校を休みたい理由を話さない場合は、お子さまなりの事情があると考えられます。また、自分でも理由がわからない場合もあるでしょう。
ここでは、お子さまが学校を休みたいと言ったときに、どのように対応するといいかをお伝えします。
無気力型の不登校については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶無気力型不登校は学校行くのがめんどくさいだけ?回復までの対応とステップを解説
理由は言いたくないけれど、辛い気持ちや苦しい気持ち、不安を抱えている可能性があります。まずは、お子さまの気持ちに寄り添い学校へ無理に行かせるのはやめましょう。
ストレスや不安を抱えたまま我慢して学校へ行き続け、限界に達した結果「学校へ行きたくない」と訴えているのかもしれません。
保護者様がお子さまの気持ちに共感せず、学校へ行かせてしまうと不登校になる場合もあります。学校へ行くか行かないかは、お子さまの判断に任せましょう。
学校生活で溜まってしまったストレスを取り除く方法については、以下の記事でくわしく解説しています。
▶学校のストレスを放置すると危ない?取り除く方法について解説します
お子さまがはっきりした理由もなく学校を休むのは、保護者様から見れば「怠け」や「サボり」または「わがまま」だと感じるかもしれません。午前中は体調が悪そうな様子でも午後から元気になって好きなことをしていると、学校を休んだお子さまに対して叱りたくもなるでしょう。
しかし、お子さまには言葉にはできないけれど何かしらの理由はあります。家で元気に過ごしているお子さまの様子を見て、学校へ行かなかったことを批判したり指摘したりしないように気をつけましょう。
不登校になりにくい親子関係や家庭環境の作り方は、以下の記事で解説していますので参考にしてください。
▶不登校になりやすい家庭の特徴は?不登校にならない家庭に改善する方法
「熱がないなら学校へ行かなければならない」「理由がないのに学校を休んではダメ」などは、保護者様の価値観からすると正しい考えといえます。お子さまは、それを理解したうえで、それでも学校を休みたい気持ちがあります。
保護者様が正しいと思う考えを押し付けて説教してしまうと、お子さまは、すべてを否定された気持ちになってしまいます。正論でお子さまを追い詰めるのはるのはやめましょう。
お子さまを前向きにする声のかけ方については、以下の記事で解説していますので参考にしてください。
▶不登校の子どもを前向きにする声かけとは?言葉に気をつける理由を解説
学校を休みがちになったり、不登校になったりした場合は、スクールカウンセラーや地域の教育センターに相談してみましょう。保護者様が、不安を抱えたまま1人で解決しようとしても上手くいきません。
不登校は、さまざまな要因が絡み合って学校へ行けなくなっています。お子さまの不登校の相談はもちろんのこと、保護者様自身の不安や悩みを軽減するために、専門機関へ相談するのもいいかもしれません。
無気力型の不登校については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶無気力型不登校は学校行くのがめんどくさいだけ?回復までの対応とステップを解説
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はっきりした理由がなくても「学校を休みたいな」と思うのは誰にでもあることです。お子さまが保護者様に休みたいと言ってきたら、お子さまに寄り添い、最優先で心と身体を休ませてあげましょう。それと同時に、学校への伝え方も考えなければなりません。
ここでは、学校を理由なく休むときの、学校への伝え方について解説します。
学校を休むとき、一般的に仮病はよくないとされています。しかし、熱はなくても身体に不調を感じる場合や、精神的に辛いときは仕方がありません。
学校へは「体調不良」や「調子が悪い」などの理由で欠席を連絡しても問題はありません。熱はなくても、頭痛や腹痛、倦怠感があれば休む理由になります。
理由はないけど、学校へ行きたくないようであれば正直に学校へ連絡するのもいいでしょう。なぜなら、もしかすると担任の先生が学校へ行きたくない理由に、心当たりがあるかもしれないからです。
「友達と上手くいっていない」「勉強についていけていない」などは、保護者さまよりも学校の先生の方が状況を理解しているはずです。学校を休みたくなるほどストレスやプレッシャーがあるのだと、先生も理解して適切な対応をしてくれるでしょう。
学校に行きたくない原因については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶不登校になる原因は?文科省の情報から増加の背景や対応法を解説!
学校を休むはっきりした理由がないのに、お子さまを休ませてしまうと、保護者様は罪悪感でいっぱいになるかもしれません。お子さま自身も、休むことに後ろめたさがあり、理由を説明できないまま学校を休む自分を責めてしまいます。
ここからは、学校を休んだときに感じる保護者様とお子さまの罪悪感の原因を解説します。
罪悪感を持ってしまう一番大きな理由は「嘘をついた」からではないでしょうか。嘘をついてしまうのは、以下の理由や原因が挙げられます。
明確な理由がなく学校を休みたいときは、その場から逃げ出したい気持ちが大きいのかもしれません。
罪悪感を持つもう1つの原因は、自分は勉強せずに怠けていると思うからです。お子さまは、少なからず勉強をしなければならないという気持ちを持っています。ですから、勉強に対して次のような罪悪感を抱いているといえるでしょう。
今まで真面目に一生懸命勉強に取り組んできたお子さまは、このような罪悪感でいっぱいになっているかもしれません。
また、自分を守るために学校を休む選択をしていても、まわりから自分がどう思われているかが気になってしまいます。何もしていない自分、まわりの役に立っていない自分を責めている状態です。
学校を休んでから、だんだん元気になって好きなことをしていると「本当は学校へ行けたのかもしれない」と自分に疑問を感じる場合もあるでしょう。このような気持ちが出てくると「学校へ行けばよかった」と後悔するケースが考えられます。
学校を理由なく休んだとき、お子さまも保護者様も前述したような罪悪感を持ってしまいます。しかし、その罪悪感は自分の価値観や思い込みから来ているものに過ぎません。
「学校へ行かなければならない」という価値観があると、学校を理由なく休む行為は許されません。ネガティブな行動ととらえてしまい「学校へ行けない自分はダメだ」という自己否定を生み出してしまいます。
では、罪悪感を解消するには、どうしたらいいのでしょうか。
罪悪感を感じずに学校を休む方法は以下の記事でも紹介していますので、併せて参考にしてください。
▶学校を休みたいときはどうする?罪悪感を感じずに休む方法を紹介
理由はないけれど学校へは行きたくないと、正直に伝えれば罪悪感は少なくなります。正直に話すのは、勇気がいるかもしれません。
しかし、学校の先生との信頼関係を築くという意味では、最初から正直に話しておくのがいいでしょう。
不登校の児童生徒は、年々増加の傾向にあります。学校へ行きたくない児童生徒の気持ちを理解してくれる先生は適切に対応してくれます。
熱や腹痛があるなど、表面的な症状がある場合だけ学校を休んでいい理由になるわけではありません。精神的に辛いとき、ストレスやプレッシャーに押しつぶされそうなときは休息が必要です。
精神的な理由から学校を休む場合は、必要な休みだと割り切るのも大切でしょう。
家を安心安全の場所にして、お子さまの心と身体にエネルギーが貯まるまで十分な休息が必要です。エネルギーが貯まればれば、学校へ行く意欲も湧いてきます。
勉強の遅れを気にして学校を休ませなかったり、お子さまのためと思って先読みしたりする行為は、逆にお子さまを追い詰めることになりかねません。
学校へ行かなくても、勉強していれば罪悪感は軽減されます。罪悪感は、自分を責める感情から生まれます。やるべきことはやっていると自分の行動を認められると、罪悪感は軽減するでしょう。
自宅でも授業が受けられるように、オンライン授業などの環境を整えているサービスを利用して、体調を見ながら家で授業を受けるといいかもしれません。
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体調がよくなれば、午後からでも学校へ行く選択肢もあります。朝、起きられなかったりめまいがしたりする症状は「起立性調節障害」の可能性があります。その場合は、午後から体調が戻り通常の生活ができる場合もありますので、遅れて学校へ行くのもいいでしょう。
この記事では、理由なく学校を休むときの対処法について解説しました。熱や腹痛などの症状がなくても「どうしても学校に行きたくない」という日もあるでしょう。
保護者様が「怠け」や「甘え」ととらえて、お子さまの事情を聴かずに無理に学校へ行かせてしまうと、不登校になる可能性もあるので注意してください。
精神的に辛いときや苦しいときに学校を休むのは、ズル休みではありません。必要な休みだと割り切って休養に集中する方がいい場合があると言うのを覚えておくと、罪悪感も軽減されて気が楽になるのではないでしょうか。
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