学習コラム
正しく学ぶ方法や成績の伸ばし方、
不登校に悩まれている方のための
情報を発信しています。
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不登校のお子さまの気持ちが前向きになってくると、そろそろ復帰するかもと考えてしまいますよね。お子さまの復帰に対して「もう大丈夫!」と思う反面、「まだ早いかもしれない」という不安も持ち合わせていませんか。
そこでこの記事では、不安になったり必要以上に心配することがないように、復帰に向けて親子で知っておくべき大切なポイントを解説します。
また、復帰後の心構えについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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大切なのは再登校だけではなく、お子さまの気持ちを解決して自分らしく生きる道を見つけることです。
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もくじ
そもそも、不登校からの復帰とはどのような状況を指すのでしょうか。
復帰とは、お子さま自身が自ら考え動き出し、学校へ戻ることや進学することです。また、学校以外の居場所を見つけて学びを深め、時期がくれば学校へ戻るのも復帰といえるでしょう。
ここでは、不登校からの復帰の流れを解説するとともに、保護者様はどのようにサポートするべきかお伝えしていきます。
不登校になったお子さまは、短い期間で復帰する場合もあれば、数年かかってしまうこともありますが、復帰するまでの期間の平均は、3ヵ月から1年ほどと言われています。短いからいいというわけではなく、不登校になった要因やお子さま自身の個性や回復力が違うので、時間の差が出てくるのは当然です。
お子さまが、しっかりとエネルギーを貯めて自ら考え動き出すまでは、保護者様は焦らず適切な対応をしながら見守りましょう。
保護者様は、進級や進学などのタイミングで復帰を考えてしまいがちですが、いつ復帰するかは、お子さまが自分で決めるまで待つことが重要です。
なぜなら、保護者様が決めたタイミングで学校へ行かせても、どこかでまた不登校になる可能性が高いからです。
お子さま自身が、まだ悩んでいるようであれば、復帰のタイミングではないのかもしれません。なにか不安を抱えているようであれば、お子さまの話を聴き、サポートできることを探しましょう。大切なのは、保護者様が先回りをして解決しようとしないことです。
不登校の原因が学校に大きく関係していると、なかなか戻る気持ちにはなれないものです。
しかし、お子さまが動き始める様子が見られたら、社会に属したい、人と関わりたいという欲求が芽生えていますので、学校以外の居場所を探すのもいいのではないでしょうか。学校へ戻ることだけが復帰ではないので、学校以外の居場所も選択肢として考えましょう。
不登校のお子さまにとって、再登校はとても勇気がいる行動です。この日から行くと決めても、なかなか実行できず気持ちが下がることもあります。行けないことを責めたり残念な態度をとると、お子さまの自己否定感が強くなるので気をつけてください。
保護者様は、意識してお子さまの気持ちに共感し「行っても行かなくても大丈夫」という姿勢で見守ることが大切なのです。
不登校から復帰を考え始めたお子さまは、少しでも安心して行動できるように準備が必要です。しかし、保護者様が強制するのはよくありません。なぜなら、お子さまとって保護者様の言動はプレッシャーになりますし、強制されたことは長続きしないからです。
ここでは、お子さま自身が準備しておくと復帰がスムーズになる行動をお伝えします。
不登校の期間は不規則な生活をするお子さまが多いと思います。しかし、復帰を考えると、まず生活リズムを整えなければなりません。
保護者様は、お子さまが朝起きてきたら、目を見て挨拶し、起きれたことを認めてあげてください。おおげさにほめたり、あれこれお世話する必要はありません。自分の意思で行くと決めたら起きて準備しますので、しつこい声かけは不要です。
復帰の意思があれば、自然に勉強を始めるでしょう。そうはいってもひとりで勉強を進めるのは簡単ではありません。したがって、家庭教師を探したりオンライン学習ができる環境を整える必要はあるでしょう。
不登校中に進んでしまった授業に追い付き、今までの学力の遅れを取り戻す方法は以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶不登校中の勉強遅れを取り戻す方法は?追い付くために親ができるサポート法も解説!
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復帰に向けて保護者様ができることは、お子さまが安心して行動できるようにサポートすることです。ようやく動き始めようとするお子さまに過度な期待をせず、基本的には適切な態度で見守るだけで大丈夫です。
ここでは、お子さまの復帰に向けて保護者様ができるサポートをお伝えします。
家が安心安全の場所になっていると、お子さまは安心して一歩踏み出せるものです。自分には居場所がある、受け止めてくれる人がいるとわかるとそれだけで安心できるでしょう。
気持ちが落ち込んで動きが止まってしまっても、またしっかりエネルギーを貯められる場所であるように心がけておくことが大事です。急かしたり、良かれと思うアドバイスはせず、お子さまの意思を尊重する姿勢でサポートしましょう。
不登校のお子さまに「居場所」が必要な理由は、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶不登校になると居場所はどうなる?居場所づくりが必要な理由を心理学的に解説!
不登校からの復帰は学校との連携も大切です。どんなに準備してもお子さまは、学校生活に不安を持ち合わせているでしょう。
学校での様子を保護者様もわかっておくと、家でのサポートがしやすいかもしれません。ですから、担任や保健室の先生からは変わった様子があれば連絡をもらえるようにしておくことをおすすめします。
帰宅後、元気がなかったり、朝起きにくくなったり、不登校が始まったころの兆候が見られたら、無理しているのかもしれません。お子さまのSOSを逃さず、話を聴いて休ませてあげましょう。
不登校からの復帰は、お子さまが前向きになっているかどうかが重要です。しかし、いざ登校し始めると思い通りにいかず、常に前向きな姿勢でいられるとは限りません。
お子さまの様子に一喜一憂せず、いちばん辛くて苦しいのはお子さま自身だというのを忘れずサポートしてください。
元気に登校したからもう大丈夫!という訳にはいきません。不登校から復帰してもまた繰り返してしまうお子さまは多くいます。では、なぜ不登校を繰り返してしまうのでしょうか。
それは、不登校の根本の解決までは至っていないからです。
不登校が再発してしまった際に対応や、再発防止策については以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶不登校が再発する理由とは?親ができる6つの対応と再発防止について
不登校から復帰を目指し、前を向いて歩き出したお子さまは、自分の人生を自分で切りひらき自立していきます。保護者様は、お子さまを心配するあまり、過干渉に戻ったり、自分の価値観を押し付けないように気をつけましょう。心からお子さまを信じて見守っていると、その言動が伝わり大きな安心感を与えます。
また、お子さまは、不登校で親を困らせていたという罪悪感を持っています。その罪悪感は、保護者様が人生を楽しく生きている姿を見せることで軽くなっていくはずです。
不登校のお子さまを持つ保護者様が自分軸で生きる方法は、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶不登校の子どもを持つ親はしんどい!疲れた気持ちが楽になる方法とは?
不登校から復帰するときに、覚えておきたい大切な3つのポイントと、保護者様の心構えをお伝えしました。
不安になったり必要以上に心配することがないように、ぜひ心に留めておいてください。
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