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不登校中にゲーム依存になりやすい理由は?依存症を防ぐ対処法を解説します

不登校

2024/05/01

「不登校中の子どもがゲームばかりで困る」と悩んでいる保護者様は多いのではないでしょうか。不登校中になった小中学生のお子さまはゲーム依存になりやすい傾向があります

不登校のお子さまが時間も忘れてゲームに没頭している姿を見ると、「ゲームを禁止にしたり、取り上げた方がいいのではないか」と考えざるを得ないを思います。

しかし、不登校のお子さまがゲームに熱中するのには、いくつかの理由があると言われおり、単純に禁止にしたり取り上げることで問題が解決する訳ではありません。むしろお子さまを追いつめてしまうことになります。

今回は、不登校中のゲーム依存になりやすい理由や対処法について詳しくご紹介します。

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不登校中にゲーム依存になりやすい理由は?

不登校中にゲーム依存になりやすい理由は?

不登校中にゲームをすること自体は、一概に悪いとは言えません。しかし、不登校でないときに比べて不登校中にゲームをするとついのめり込みすぎてしまったり、さらに悪化するとゲーム依存になったりするケースが多いのも事実です。

不登校中にゲーム依存になってしまう理由は何でしょうか。ここでは、3つの理由をご紹介します。

理由①:現実逃避

不登校中のお子さまは、さまざまなストレスを抱え葛藤しています。不登校になったことへの焦り、不安、罪悪感など、言動には表れていなくても何かしら悩んでいることはあるはずです。

そのようなストレスと面と向き合うのは、大人でもつらいですよね。お子さまならそれは尚更で、そういったストレスから逃げるために現実逃避という形でゲームに没頭することがあります。

不登校中のお子さまがゲームをするのは、なにも「ゲームが好きだから」だけではありません。ゲームをしている間だけは頭の中の雑念が消え、学校のことを考えなくて済む。この状態が楽であるからこそ、ゲームにのめり込んでしまうのです。

ゲームによって現実逃避したからといって、不登校という現状が変わるわけではないことは、お子さま自身が一番よくわかっています。その葛藤を抱えながらゲームに逃げてしまう自分にがっかりし、自己肯定感の低下に繋がっているケースもあります。

理由②:ストレス発散

ストレスを発散することが目的で、不登校中にゲームをしている場合もあります。

自分が不登校になっていることへの焦りや苛立ちを、たとえば対戦系のゲームなどをすることで誤魔化し、ストレスを発散させることは珍しくありません。現実世界ではなかなか自分を出せないお子さまでもゲームでは殻を破り、堂々と立ち振る舞えることが快感になっていることもあります。

また多くの場合、そのようなお子さまはゲーム以外の趣味や好きなことがなかったり、あったとしてもそれに取り組む気力がなかったりすることも特徴です。ゲームをすること以外にストレスを発散させる術を知らないために、ますますゲームに没頭し、依存してしまうことがあります。

理由③:オンラインゲームが自分の居場所

お子さまがオンラインゲームのように他者と交流できるゲームをしている場合、その交流や空間がお子さまにとって唯一の居場所となっている可能性もあります。

特に、不登校の原因が友人関係によるものである場合、ゲームという共通の趣味で知り合った他者との交流は心の拠り所になっていることでしょう。学校で感じていた疎外感をゲーム内では味わわず済むため、居心地がよい空間となっていることもあります。

ゲーム内の「顔も名前も知らなくとも自分を受け入れてくれる環境」は心地よいもの。気が合わなくても一緒に過ごさなければならない学校での対人関係と違い、話したい・関わりたい人を自分で選び、趣味の合う者同士でやりとりできるゲーム世界は気楽ですよね。

ゲームがお子さまの支えとなり、ゲーム依存へと繋がっているケースもあります

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不登校中のゲーム依存に保護者の対処法

不登校中にゲームに依存してしまう原因を踏まえ、家庭でできる対処法があれば実践していきたいですよね。

ここでは、家庭内でのゲーム依存への対処法をはじめ、より状況を改善させるために家庭外にサポートを得る際の対処法などについてご紹介します。

対処法①:子どもの現状と親が向き合う

まず、保護者様はお子さまとしっかり会話の時間を設け、お子さまのゲームに対する思いを知るところから始めましょう。

ゲームを辞めさせようとしたり否定的なことを言ったりするのではなく、「ゲームの何が楽しいのか」「どういったゲームに熱中しているのか」といったようにお子さまに興味を持ち、それを態度で表すことが必要です。

その中で、単に娯楽でゲームをやっているのではなく、前項でご紹介したように「ゲームを通して居場所を探している」ことが発覚する場合もあります。

お子さまにとっても、保護者様とゲームの話をする中で自分の本心やゲームに熱中してしまう理由を客観的に捉えることができるとよいですね。

不登校中のゲーム依存は「あるある行動」でもあります。以下の記事で詳しく解説していますので併せて参考にしてください。

不登校の「あるある行動」とは?遊びには行けるけど学校には行けない理由を解説

対処法②:無理にゲームを禁止しない

昨今のオンラインゲームは、参加者同士がコミュニケーションを取るためのチャットや通話機能があり、仮想世界のコミュニティができている場合があります。お子さまにとっては、ゲームの中のコミュニティが唯一の居場所となっていると、それを禁止した場合のストレスはとても大きいものになります。

不登校中のお子さまにとってゲームを禁止することは、唯一の居場所を失ってしまうことになります。突然居場所を失った結果、お子さまに多大なストレスがかかり親子間の信頼関係が損なわれてしまう場合もあるので注意が必要です

対処法③:ゲームに対するルールを習慣化する

保護者様がお子さまのゲームについて理解を示し、またお子さまも自分の問題に気づくことができたら、ゲームに対するルールを設定してみましょう。

このとき、保護者様が一方的にゲーム時間や内容を指定するのではなく、お子さまと会話しながらお互いが納得できるルールを設定できるとよいですね。ルールが存在すると、保護者様はついお子さまがそれを守れているか気にしてしまいがち。

しかし、ある程度はお子さまの様子を見守り、お子さまを信用しているという姿勢を見せることも重要です。

不登校になりにくい家庭の作り方については以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

不登校になりやすい家庭の特徴は?不登校にならない家庭に改善する方法

対処法④:ゲーム以外の楽しみを見つける

ゲームに依存してしまうのは、「ゲーム以外に楽しいと思える活動を知らないから」という可能性もあります。たとえばスポーツや音楽といったように、不登校で家にいてもできる活動はいくつかありますよね。

ここまで、保護者様が干渉しすぎないような対処法をお伝えしてきましたが、お子さまだけでは経験の乏しさゆえに気づきにくかったり実行が難しかったりする場合には、そっと手助けをしてあげられるとよいですね。

ゲーム以外に、お子さまが楽しめたり居場所と感じられたりするような活動を親子で模索してみましょう。

対処法⑤:病院受診やカウンセリングを検討する

ゲーム依存から抜け出すために親子で試行錯誤してみても、上手くいかないことはあります。そのようなときは、病院やカウンセリングなど、プロの手を借りることも有効です。

「依存症治療」「精神科病院」「カウンセリング」と聞くと敷居が高く、恥ずかしいと感じてしまうかもしれませんね。しかし、自分の問題と向き合い、そのような場を利用しようと決断することは立派ですし、そもそも医療機関などを利用することは全く恥ずかしいことではありません。

いきなり親子で相談機関を利用することは難しいと感じる場合、まずは保護者様だけで利用することも可能です。お子さまへの接し方やゲームとの向き合い方についてアドバイスをもらえると心強いですよね。また、保護者様にとっても家庭外に悩みを吐き出せる場があることはストレス発散にもなります。

お子さまにとっても、病院やカウンセリングの場を利用することで保護者様には話しにくい本心を語れる場合がありますし、親子関係の悪化を防止できるケースもあります。

不登校中のゲーム依存がきっかけで、昼夜逆転してしまっていることでお悩みの場合は、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

不登校中の昼夜逆転はスマホのせい?治し方や原因を解説します!

まとめ

不登校中のゲーム

今回は、不登校中にゲームに依存してしまう原因や、その対処法についてご紹介しました。

大人にとっては単なる娯楽・趣味に見えるゲームでも、実はお子さまがゲームに頼らざるをえない状況であることを示している可能性もありますゲームを禁止にしたり取り上げたりせずに、心が安定するまでは没頭させてあげることも必要になるということです。

お子さまとの会話の中でゲーム依存の原因を探り、少しずつ改善に向けて対処していけるとよいですね。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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