学習コラム
正しく学ぶ方法や成績の伸ばし方、
不登校に悩まれている方のための
情報を発信しています。
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学校での生活は、人間関係や勉強、校則など我慢しなければならないことが多く、ストレスが溜まります。
ストレスを抱えて、元気のないお子さまの様子を見ると心配ですよね。「学校が楽しくなさそう」「不登校になったらどうしよう」など、お子さまの学校生活を心配する保護者様は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、学校で感じるストレスについて詳しく解説していくとともに、ストレスの症状や、取り除く方法についてもお伝えしていきます。
また、保護者様ができるお子さまのストレスを和らげる接し方についても書いていますので、ぜひ参考にしてください。
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もくじ
学校生活で何にストレスを感じるかは人それぞれです。しかし、共通していえるのは、子どもたちは毎日何かしらの「我慢」をしている点です。
あたりまえの学校生活に「我慢」していることさえ気づかず、知らずしらずにストレスを溜め込んでいるケースもあるでしょう。
ここでは、学校生活におけるストレスには、どのようなものがあるのかお伝えしていきます。
学校にはいろいろな人が集まり、多様な価値観が入り混ざっています。公立の学校は、同じ地域に住み、同じ年に生まれた子どもたちが、同じ教室に集められて、何時間も一緒に過ごさなければなりません。
そうした環境では、自分と合わない人がいるのも当然です。集団生活のなかで自分の意見を主張できず、まわりに合わせなければならない場面が多くなります。自分の気持ちを伝えられず我慢している状態だと、ストレスは溜まっていく一方でしょう。
学校にいる時間の多くは勉強です。すべての教科が好きで、授業が楽しいと思えるならばストレスは生じません。しかし、実際そのようなお子さまは、ほとんどいないのではないでしょうか。
学年が上がるにつれて、授業の内容は難しくなり勉強についていけなくなる場合があります。反対に、塾などに通っている場合は、学校の授業が遅くて退屈に感じるかもしれません。
集団で受ける授業は、一人ひとりの理解度に合わせて進めるのは不可能なため、毎日の授業にストレスを感じるお子さまもいるでしょう。
校則や、クラス・部活のルールには、お子さまにとって納得できないものが多くあります。例えば、髪の毛の長さや色が決められていたり、持ち物に関する厳しいルールがあったりします。
このような校則やルールの理由を、納得できれば問題ありません。しかし、制限されて自由を感じられない場合は、ストレスが生じます。
進学や進級で新しい環境になると、しばらくの間はすべてが目新しく、前向きな気分でいられるかもしれません。しかし、適応するためには、かなりのエネルギーを消耗しています。気づかないうちに疲れは蓄積されているのです。
また、夏休みなどの休み明けのタイミングは、登校するのにかなりのストレスを感じるお子さまがいます。なぜなら、学校が合わずストレスが蓄積されてきた場合は、長い休みが終わっても心と身体が十分に癒されていないからです。登校しようとすると、身体が拒否反応を起こす場合もあります。
長期休み明けに不登校なってしまう生徒が多い理由は、下記の記事で詳しく解説しています。
▶夏休み明けに不登校になるのはなぜ?理由や対策のポイントについてご紹介
受験の時期になると、進路や勉強の進み具合に悩み、ストレスを抱えるケースが増えます。成績の伸び悩み、まわりからの期待、好きなことができない、睡眠不足などストレスの要因が混在し、心も身体も疲れる時期といえるでしょう。
クラスの雰囲気もピリピリして、友人関係が上手くいかないこともストレスになります。受験勉強というストレスフルな状況においては「うつ病」を発症する最悪のケースもありますので、ストレスをそのままにしないように気をつけなければなりません。
ストレスは、心と身体に大きな負荷をかけます。ストレスを放置すると、心や身体に症状が現れて精神的に不安定な状態になります。
また、病気を引き起こす場合もあり、完治するのに時間がかかるケースもあるでしょう。そうすると、本人はもちろん家族やまわりにも影響を及ぼしてしまいます。
ここでは、ストレスを放置するとどのような症状として現れてくるのかお伝えしていきます。
ストレスは、自分で気づかないうちに溜め込んでしまい、感情として現れます。負の感情が現れるのは、身の危険を知らせるサインです。
いつもとは明らかに違う以下のような症状がお子さまに出てきたら、学校でのストレスが溜まってきているかもしれません。
状況や物事が自分の思い通りにいかない時に、心のなかに不快感が生じ怒りっぽくなります。言葉や音に敏感に反応して不機嫌な態度をとるでしょう。
勉強や部活で過度にストレスにさらされている場合は、寝不足になったり注意力が低下したりします。女子の場合は、ホルモンバランスによって集中力が左右される場合もあるでしょう。
自己否定の感情は、低い自尊心や過去のトラウマ、罪悪感などが起因しています。学校生活に自信がなく、自分を「だめな人間だ」と感じたり、自分自身が自由に行動して楽しむ気持ちを否定したりします。
物事を否定的にとらえる考え方で「どうせ失敗する」など、悪い方向にいってしまう思考です。悪い面ばかりにフォーカスしがちで、何かにチャレンジするのをためらってしまいます。
ストレスが限界に達したとき、さまざまな症状が身体に現れてきます。睡眠に支障をきたしたり、食欲に極端な変化があるのは代表的なストレスのサインでしょう。
「少しの不調なら大丈夫」と放置してしまうと状態が悪化して治りにくくなるかもしれません。お子さまの身体に以下のような症状が見られる場合は、学校へ無理に登校させず、症状によって医療機関で診てもらいましょう。
睡眠時は、自律神経のなかでも体をリラックスさせる作用のある副交感神経が優位です。しかし、ストレスがあると緊張状態が続き、交感神経が活発になって眠れない状態になります。
自律神経が乱れて摂食中枢が正常に機能せず、食欲を感じにくくなったり、胃痛を起こしたりする場合があります。また、味覚障害を起こすこともあるでしょう。
片頭痛や緊張型頭痛は、ストレスとの関係が深い症状として知られています。ストレスにより筋肉が過度に緊張したり、脳内で痛みの調整がうまくできない状態の時に頭痛が起こるといわれています。
夜になると不安を感じて、理由もなく涙が出てくる症状があります。「プチうつ」とも呼ばれる症状で、自分ではコントロールできないほどの感情やストレスを抱えていると考えられます。
ストレスが原因で起こる病気には、以下のようなものがあります。学校のストレスが関係して病気を引き起こしている場合、しばらくは休ませて心と身体のメンテナンスを最優先しなければなりません。また、ストレスにどう対応していくかが大切な治療のポイントです。
ストレスによる自律神経の乱れで、頭痛・不眠・疲労感・倦怠感・不安感・意欲の低下などの症状の総称です。薬による治療方法や、生活習慣の改善が必要になる場合があります。
ストレスによって脳内の神経遺伝物質のバランスが崩れ、心身にさまざまな不調を起こします。気分が沈み、物事に取り組む意欲がなくなるほか、睡眠障害や食欲低下などの症状もあり、不登校になるケースもあるでしょう。薬物療法やカウンセリングが必要です。
食後に意図的に吐いたり、下剤を使用したりして極端に痩せる「拒食症」があります。また、短期間で大量の食事をしてしまう「過食症」があります。どちらもストレスが原因の心因性機能障害です。
環境の変化によって苦痛が生まれ、感情や行動に症状をきたす障害です。不安感・憂うつ・動悸・めまい・ふるえなどの症状を起こします。
進級時のクラス替えや転校などの出来事がきっかけになる場合があります。
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ストレスが蓄積されると心と身体に不調をきたし、前述したような病気を引き起こしてしまいます。学校生活のなかで、友達関係や学習面でストレスを感じる場面は少なくありません。ストレスが心と身体に悪影響を及ぼす前に、解消していくのはとても重要です。
では、どのようにストレスを発散して解消すればいいのでしょうか。ここでは、ストレスを取り除く方法を紹介しますので、お子さまに合った解消法を見つけて、ぜひ試してください。
運動中に放出されるドーパミンやセロトニンは、幸福感を与えてくれる物質でストレスと闘ってくれます。また、ストレスに強い身体を作る効果もあるので、日常的に運動を続けられるようにするといいでしょう。
お子さまと一緒にウォーキングをしたり、家のなかでストレッチしたりするのもいいかもしれません。保護者様と一緒に取り組むとお子さまも安心できるのではないでしょうか。
不登校中に運動不足を解消する方法については、下記の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。
▶不登校による運動不足を解消するには?体力作りにはストレッチが効果的!
心のなかにある不安や心配事を言葉にすると、気分がスッキリする場合があります。これは、カタルシス効果と呼ばれ、負の感情を口にすると苦痛が緩和され、気持ちが軽くなる現象です。
保護者様のほかに、お子さまにとって信頼できる方がいるならば、話ができる機会をつくってあげるといいかもしれません。雑談するだけでも気持ちは落ち着くものです。
手軽なストレス対処法は、自分の気持ちをノートに書き出す方法です。書き出す行為で感情が吐き出され、気持ちがスッキリしてきます。また、自分の感情や不安、置かれた状況を客観的に捉えるようになります。
そもそも、何事も我慢せず好きなことだけをしていればストレスはたまりません。しかし、学校では我慢しなければならない場面は多いものです。
我慢や無理は重ねていくと体のどこかに不調をもたらしますので、好きなことをして早めにリセットできる手段を知っておくのも大切です。
学校生活でのお子さまのストレスは、人間関係、学習面などさまざまな場面から引き起こされます。強いストレスにさらされると、気持ちが落ち込んだり体調を崩したりする場合があります。
お子さまのストレスのサインを見逃さず、悩みや不安を和らげてあげるにはどうしたらよいのでしょうか。
ここでは、保護者様ができる対応について説明していきます。
お子さまに悩みがあるとき、問題が解決しなくても話をしただけで気持ちが楽になる場合があります。特に、心に不調を感じている様子がみられる場合は、慌てて病院へ連れていくよりも、まずはお子さまの不安な気持ちを聴いて共感してあげましょう。
また、スキンシップも効果的です。お子さまに安心感を与えて、ストレスの軽減につながります。
家のなかを安心できる場所にし、心も身体も休める環境を作るのが重要です。好きなことに夢中になれる時間を持つのも大切です。楽しいと感じているときは、気分転換ができていてストレスが軽減されています。
また、孤独感を持たないように、家族で一緒に遊ぶなどして過ごすのもいいかもしれません。
話を聴き、安心できる環境でお子さまのエネルギーが貯まってきたら、これからどうするのかを一緒に考えます。
不安を抱くのは決して悪いことではありません。不安は自分を守るための本能でもあり、不安があるからこそトラブルを回避したり乗り越えたりできます。
ですので、不安から生まれるストレスは、保護者様が取り除いたり回避させたりする必要はありません。お子さま自身がストレスと向き合い、どのように対処して改善していけるかを一緒に考えるといいでしょう。
不登校になりにくい家庭の作り方は以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶不登校になりやすい家庭の特徴は?不登校にならない家庭に改善する方法
ここまで、学校で感じるストレスにはどのようなものがあるかを解説し、ストレスが引き起こす病気やストレスを取り除く方法についてもお伝えしました。
学校での生活は、人間関係や勉強、校則など我慢しなければならない場合が多く、ストレスが溜まります。
もし、お子さまがストレスを抱えて元気のない様子であれば、保護者様が寄り添いながらストレスを軽減する対応を心がけてください。
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