学習コラム
正しく学ぶ方法や成績の伸ばし方、
不登校に悩まれている方のための
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つらいこと、悲しいことがあったときに「学校を休みたい」と思うのは自然な感情です。
しかし、保護者様からの反対を恐れて「休みたい」と口に出せず悩んでいるお子さまは多いことでしょう。
また、実際に学校を休むと、どのようなことが起こるのかも気になるところですよね。
そこで今回は、学校を休みたいと思ったらどうすればよいのか、ストレスなく休む方法や影響についてご紹介します。
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もくじ
学校生活に対してストレスを感じているとき、「学校を休みたい」と思うのはおかしなことではありません。これは、学校生活の中で起こるつらいこと、悲しいことといったストレスから自分を守るために抱く自然な感情です。
頑張ろうという気持ちが強いお子さまほど、ふと「学校を休みたい」という気持ちになったときに「そういった感情を抱く自分はおかしい、間違っている」と考えてしまいがちです。
しかし、大人であっても安全ではない場所に行きたいとは思いませんし、できれば避けたいと考えるものです。ですから、学校を休みたいことはおかしなことでないですし、恥じることでもありません。
「学校を休みたい」という気持ちの大きさにかかわらず、体に何かしらの不調が出ているときは、学校を休んだ方がよいでしょう。
心と体は、思っている以上に密接に繋がっているもの。
休みたいと思うほどに学校生活にストレスを抱えた状態が続くと、心のしんどさが頭痛、腹痛、朝起きられないといった身体症状として表れる場合があります。
この症状がひどくなってくると、ときに「心身症」という診断がつくこともあります。
体に表れた不調は、心からのSOSのサインです。
それを無視し続けると、本格的に不登校になったり、後々取り返しがつかなくなったりすることがあります。
「何かおかしいな」と自分で気づき、感じられるうちに学校を休みましょう。
また、体に不調が表れていなくても、つらいと感じながら無理に登校する必要はありません。
学校を休むのは勇気がいることではありますが、前述したように、無理な登校を続けて問題が悪化するよりはよほど賢明な選択といえます。
学校は重要な学びの場ではありますが、心と体を犠牲にしてまで行かなければならない場所ではないのです。
学校のストレスを取り除く方法については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
▶学校のストレスを放置すると危ない?取り除く方法について解説します
学校を休みたいと思っても「具体的な理由なく休めない」、「親に何て言おう」と思っているお子さまは多いのではないでしょうか。
学校を休みたいという気持ちを保護者様に理解されず、単に怠けていると受け止められてしまうとつらいですよね。
ここでは、どのようにして学校を休んだらよいのかについて解説していきます。
学校を休む理由は以下の記事でも詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。
▶学校を休むときの理由は必要?理由がないときの対処法を解説!
頭痛や腹痛など、体調が優れないときはそれを理由に学校を休みましょう。
その不調は、単なる風邪である場合もあれば、前項で紹介したようなストレスからくる症状である場合もあります。
また、体調が悪いためにやる気が出ず、学校を休みたいという心理状態になっている可能性も考えられます。
それらを見極めるためにも、学校を休んで様子を見ることは何も悪いことではありません。
また、お子さまが体調不良を訴えたとき、「学校を休んで様子を見てみようか」と考える保護者様は多いため、無難に学校を休める理由になるといえます。
学校を休みたい理由がはっきりしている場合、前日など早い段階で保護者様に伝えてみるのも方法の一つです。
この場合、突然の体調不良を訴えて欠席するわけではないため、保護者様も「学校で何かあったのかな?」と気づいてくれるケースが多いです。
前もって休みたいと言うほど悩んでいることがあるのかと、親子で悩みを共有できる機会になることもあります。
体調不良で学校を休む場合、症状の改善とともに登校を促されがちです。
しかし早めに保護者様に休みたい思いを伝えておけば、無理な登校を勧められる可能性が低くなるかもしれません。
学校を休みたいという要求に対して保護者様が難色を示す場合、あえて大きな要求をしてみることも有効です。
たとえば、「どうしても明日1日だけは学校を休みたい」と思っているものの、保護者様からの承諾が得られないケースを想定してみましょう。
大きな要求というのは、この状況の中で、あえて「1年間学校に行きたくない」と伝えてみるのです。「1日休むことも許してもらえないのに、1年なんて」と思うでしょうし、もちろん保護者様も反対するでしょう。
そこで、「じゃあ今学期だけ休みたい」と提案してみます。多くの保護者様は、それにも反対する可能性が高いです。
そこで今度は、「じゃあ1週間だけ」「3日だけ」と減らしていきます。そうすると最終的に、1日の休みも許さなかった保護者様が「1日くらいなら…」と思うようになります。
これは、「ドア・イン・ザ・フェイス」と呼ばれる心理学の手法です。最初に無理と分かっている大きな要求を提示し、どんどん小さくしていくことで「1日だけ休みたい」という本命の要求を叶えるテクニックなのです。
保護者様の理解が得られにくい場合、このような方法を使ってみるのもよいかもしれません。
保護者様が欠席を反対する理由の一つに、「学校を休んで家でダラダラ過ごすことへの心配」があります。加えて、「今回の欠席をきっかけに、ズルズルと休むようになったらどうしよう」と思うものです。
そのため、単に「学校を休みたい」と伝えるのではなく、休んだらどのように過ごすかを考え伝えることで、学校を休める可能性は高まります。
たとえば、「学校を休んでもきちんと勉強はする」などの意思を示せば、保護者様は安心するでしょう。
上記でご紹介したようなどの方法を使っても学校を休めそうにない場合、最終手段として仮病を使うことも可能です。
「仮病を使うのは心が痛む」というお子さまは多いかもしれません。
もちろんその気持ちも大切ですが、無理な登校を続けて心に深い傷を作ることの方が問題です。どうしても学校を休めそうにないときには、自分の心を守るための手段として仮病を使うことも一つの手です。
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ここまで、学校を休むための方法についてお伝えしましたが、実際に学校を休むとどうなるのでしょうか。
学校を休んだ場合に起こり得る出来事や、休んだときに抱きやすい心理について解説します。
どんな理由で学校を休んだとしても、罪悪感は抱きやすいものです。仮病を使って休んだ場合、尚更そうかもしれませんね。
また、いざ休んでみると「頑張れば行けたのではないか」と思うことも珍しくありません。
罪悪感は、学校を休んだ多くのお子さまが抱く自然な心理といえます。
学校を休んで家にいると、「今頃みんなは何をしているだろう」と気になり、焦りやすくなります。
みんなと違うことをしている状況に後ろめたさや焦りを感じてしまうのです。これは、日本人は特に強く感じやすい心理だといわれています。
自分が知らないところで何が起きているかわからないことが、不安や焦りを加速させます。
一度学校を休んでしまうと、翌日さらに休みたくなってしまいます。
学校生活に対してストレスを抱えている場合、1日休んだところで状況が大きく変わることはほとんどありません。それはきっと、休んだお子さま自身もよく分かっているはず。
分かっているからこそ、再び登校することに大きなエネルギーと勇気が必要になり、それが億劫でまた休みたくなってしまいます。
これまで休まず登校していた場合、一度でも休むと皆勤賞の可能性は消えてしまいます。皆勤賞を目標にしているお子さまは、その目標が叶わなくなることに落ち込んでしまうかもしれませんね。
皆勤賞に強いこだわりがあるのであれば、休むことによってそれが叶わなくなることを念頭に置いておきましょう。
学校を休むと、勉強に遅れることになります。
1日程度の欠席では大きな影響はありませんが、欠席期間が長くなるほど授業に追いつけなくなる可能性は高まり、それによる焦りや不安からますます登校が難しくなってしまうことがあります。
こちらについて詳しくは後述しますが、学校を休んでいる間も勉強は続けておくことで不安を減らすことができます。
さまざまな影響を念頭に置いた上で、いざ学校を休んだときはどのように過ごせばよいのでしょうか。
お子さまによっては、何もしないでいると罪悪感が増してしまうこともあるかと思います。
ここでは、学校を休んだときの過ごし方について解説します。
学校を休んだら、まずはしっかり心身を休めましょう。
そもそも、学校を休みたいという思いが生まれた時点で、自分でも気づかないうちに相当なストレスを抱えている状態だと考えられます。
学校を休んでいる間も、規則正しい生活を心がけることが理想ではありますが、まずは時間に追われずにリラックスした状態で生活することを目標としましょう。体だけでなく、心も元気な状態でなければ、何かに意欲的に取り組んだりまた学校に行ってみようと思ったりすることはできません。
趣味や好きなことなど、なんでもよいので心が元気になるにはどうすればよいか、模索してみることが必要です。
心身ともに元気になって初めて次のステップへ進むことができます。
学校を休み、自宅で過ごす中で自分と向き合う時間を作ることができるでしょう。これは、どうして学校を休みたいと思ったのか、自分の考えを整理する機会ともいえます。
考えが整理できたら、それを保護者様など周囲の大人に話して相談してみることをおすすめします。
お子さまが悩むのと同じように、保護者様もまた、お子さまがどうして学校を休みたがるのか分からず悩んでいる可能性があります。保護者様に相談し、親子間で悩みを共有できることで問題が解決に向かうかもしれません。相談を通して自分では思いつかなかった意見や考えが保護者様から得られることもあります。
また、どのようなことで悩み、学校を休みたいと思っているかによっては担任教諭に相談したり連携をとったりしておく必要がありますが、そのような連絡役を保護者様が担ってくれると安心ですよね。
何よりも、悩みを打ち明けたときに保護者様が味方になってくれることほど心強いことはありません。自分は孤独ではないと感じられるだけでも、心が軽くなることもあります。
保護者様へ相談することが難しい場合、他の大人でも構いません。
とにかく、誰にも相談できずお子さま一人で抱え込んでしまうことを防ぐことが何よりも重要です。
学校を休んでも、勉強はしておきましょう。これは、前述したように心身をゆっくり休め、回復してからでも間に合いますし、焦る必要はありません。
しかし、全く勉強しない過ごし方が習慣化してしまうと、再び勉強を習慣化させるのは至難の業です。はじめは短くてもよいので、とにかく勉強机に向かう習慣は継続させておきたいものです。
勉強は、学校を休むかどうかに関わらずお子さまの人生の選択肢を広げてくれるもの。仮に学校を休む期間が長くなってしまったとしても、勉強を継続していたかどうかでその後の可能性が変わってきます。
自力で勉強を継続させたり新たな単元を学習したりすることに不安がある場合には、勉強ができる環境を整えてくれるサービスを利用するのも手です。
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学校を休んでいても勉強できているということがお子さまの自信に繋がることもあるため、学習習慣は継続させておきたいものです。
今回は、学校を休みたいと思うのはおかしいのか?というテーマをはじめ、学校を休むための方法や休むとどうなるのかについてご紹介しました。
お子さまの心身の健康を守るためにも、ひどくつらい思いをしてまで登校する必要はありません。休み方や、休んだあとの過ごし方について親子でよく話し合い、考えや思いを共有できるとよいですね。
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