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スクールカウンセラーは意味ない?相談する意味や効果を詳しくご紹介!

不登校

2024/03/23

不登校をはじめとした学校生活に関する悩みや問題を抱えるとき、「スクールカウンセラーに相談してみては?」と提案されるケースは多々あります。

しかし、スクールカウンセラーという存在は漠然と知っていても、「相談しても意味ないのでは?」と考える方は少なくないでしょう。そもそも、スクールカウンセラーに相談することに抵抗感を持つ方もいるかもしれませんね。

そこで今回は、スクールカウンセラーへの相談は本当に意味ないのか?どんな効果があるのか?について詳しく解説します。

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スクールカウンセラーとは?

スクールカウンセラーとは?

多くの学校の行事予定表などには「スクールカウンセラー来校日」といったように、スクールカウンセラーに相談できる日が記載されています。そのため、「会ったことはないがスクールカウンセラーの存在自体は知っている」という方が多いのではないでしょうか。

スクールカウンセラーとは、児童生徒・保護者・教員を対象に心理相談や支援を行う職員を指します。

「スクールカウンセラー」という資格はなく、多くの場合は公認心理師、臨床心理士、精神科医といった、心理に関する専門的な知識と経験を持った職員が相談にあたっています。

スクールカウンセラーは各小・中学校に1~2名程度配置され、月2~4回程度来校するケースがほとんどです。これは、近年いじめや不登校といった問題が増えていることを考えると、十分な人数・日数とは言い難いですよね。

一部の私立学校や通信制高校などではスクールカウンセラーが常駐しているケースもありますが、公立の小・中学校ではまだまだ相談体制に不十分さが感じられるのが現状です。

スクールカウンセラーについては、以下の記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。

スクールカウンセラーとは?よくある相談内容と相談する4つのメリット

スクールカウンセラーに相談したいときは?

スクールカウンセラーに相談したいときは?

スクールカウンセラーに相談したいときは、スクールカウンセラーの来校日に直接相談室(保健室など)へ行くことで相談に応じてもらうことができます。ただし、スクールカウンセラーの来校日は限られているため、確実に相談したい場合は事前に予約を取っておくのがおすすめです。

予約方法は学校により異なりますが、多くの場合は担任教諭や養護教諭にその旨を伝えることでスクールカウンセラーに繋いでもらうことができます。どのように予約すればよいのか分からないときは、ひとまず身近な教員に相談してみましょう。

なお、スクールカウンセラーが相談日などを記した手紙を校内で配布している学校もあります。

スクールカウンセラーに保護者も相談できる?

スクールカウンセラーに保護者も相談できる?

保護者様もスクールカウンセラーを利用することができます

スクールカウンセラーは児童・生徒の相談にのっているというイメージを持つ方も多いと思いますが、保護者様や教職員の相談にのることも重要な役割の一つです。

特に、お子さまが不登校である場合、お子さま本人が学校に出向いてスクールカウンセラーと対面することは難しいですよね。しかし、不登校のお子さまを持つ保護者様にはなかなか他人に相談できないようなストレスが溜まってたり、対応に悩んでいるケースは珍しくありません。

このようなとき、保護者様のみでスクールカウンセラーを利用することで悩みやストレスを軽減できる可能性があります。具体的な解決には繋がらなくても、他者に話を聴いてもらうことで心が軽くなることもあるのです。

スクールカウンセラーは意味ない?

スクールカウンセラーは意味ない?

学校生活で悩んでいる方から「スクールカウンセラーは意味ない」といった声を聞くことがしばしばありますが、決してそんなことはありません。

複雑な問題が絡み合う近年の学校現場において、心の専門家であるスクールカウンセラーの存在はなくてはならないものであり、今後ますますその役割の大きさや活躍が期待されています。

とはいえ、カウンセリングとは一朝一夕にして効果を発揮するものではないため、「意味ない」と捉えられてしまうのもおかしなことではありません。また、具体的かつ的確な指示やアドバイスをもらえるとも限らないため、話を聴いてもらうことに何の意味があるのかという反発心を抱いてしまうのも自然なことといえるでしょう。深く悩んでいる場合であれば、尚更です。

しかし、カウンセリングは継続することによって相談者に実りをもたらすものです。スクールカウンセラーへの相談は決して問題への特効薬ではありませんが、次項で解説するような点で、意義のあるものといえます。

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スクールカウンセラーに相談する意味や効果は?

スクールカウンセラーに相談する意味や効果は?

以下では、スクールカウンセラーに相談することによって得られる効果や、スクールカウンセラーに相談する意味について詳しくご紹介します。

意味①:話を聴いてもらえる

スクールカウンセラーに相談する意味の1つ目は、話を聴いてもらえるということです。

これは一見、当たり前のように感じられるかもしれませんが、自分の話を心ゆくまで聴いてもらえるという場面は意外と少ないものです。

家族や友人との「会話」では、ある程度相手の話を聴くことも求められますし、相手によっては話しにくい内容もあるでしょう。しかし、スクールカウンセラーという他人であれば、変に気を遣うことなく話せる場合もあります。ネガティブな話題でも中断されたり否定されたりすることはないため、言葉に出して気持ちをスッキリさせることも可能です。

話を聴いてもらうことの効果は、思っているよりも凄まじいものです。それだけで肩の荷が下りたり、心が軽くなるケースもあります。

意味②:自分の気持ちに向き合える

スクールカウンセラーに相談する意味の2つ目は、自分の気持ちに向き合えることです。

勇気を出してスクールカウンセラーに悩みを相談しているうちに、それまで自分でも気づけなかった自分の気持ちに気づくことができる場合があります。相談をするにあたって、悩みの内容や経緯の説明は必要不可欠ですが、その過程で自分の中で漠然としていた感情の正体が明らかになることもあります。

また、スクールカウンセラーが相談者の話や様子から、相談者が抱える心情を代弁するような形で表現してくれるケースもあり、自分の気持ちに向き合うきっかけとなることもあります。

意味③:問題の解決方法を考えることができる

スクールカウンセラーに相談する意味の3つ目は、問題の解決方法を考えることができることです。

相談をする中で出来事を振り返ったり、自分の中にある気持ちに向き合うことができれば、自ずと解決策が見えてくる場合があります。

その際、スクールカウンセラーは相談者の一歩先でリードするような存在ではなく、一緒に向き合い、考えてくれる存在です。「心の伴走者」と表現されることもあるカウンセラーは、相談者と対等な存在といえます。

意味④:教員と連携して学校全体で対応してもらえる

スクールカウンセラーに相談する意味の4つ目は、教員と連携して学校全体で対応してもらえることです。

スクールカウンセラーは学校職員の一員として相談業務にあたっているため、何かあればすぐに教職員と連携をとることが可能です。

欠席や学習の状況に関しては、教職員から情報が共有されることもあるため、こちらから事細かに情報を提示しなくても済むケースもあります。特に、スクールカウンセラーは来校日数の関係により相談できる時間が限られているため、事前にある程度情報が共有されていることでスムーズな相談に繋がりやすくなります。

また時には、スクールカウンセラーが教職員に対して児童生徒への具体的な関わり方をアドバイスすることもあります。スクールカウンセラーには医療機関に在籍するカウンセラーよりも学校に関する理解や知識があるため、「学校だからこそできる対応」「教職員と児童生徒及びその保護者への対応」について、専門性をもとにアドバイスできるのです。

スクールカウンセラーでは問題が解決しないときは?

スクールカウンセラーでは問題が解決しないときは?

お子さまや保護者様が悩みを抱えるとき、スクールカウンセラーは最も身近なカウンセラーとして相談することができます。スクールカウンセラーへの相談は目に見えた効果を出すことは難しくとも、お子さまや保護者様の心理的負担を軽減する上で役に立つはずです。

しかしながら、相談内容や状況によっては、スクールカウンセラーへの相談では問題が解決しないこともあります。

そのようなときはどうすればよいのか、他にも相談機関はあるのかについて、以下で詳しく解説します。

教育支援センター(適応指導教室)を利用する

スクールカウンセラーへの相談に手ごたえが感じられないときは、教育支援センター(適応指導教室)を利用するという方法があります。

教育支援センター(適応指導教室)とは、主に不登校などの問題を抱えるお子さま向けに設置された、公的施設です。各都道府県もしくは自治体が設置・運営しており、学習をしたりカウンセリングを受けたりすることが可能です。

公的施設であるため無料で利用できるほか、要件を満たせば教育支援センター(適応指導教室)の利用が学校出席と同様の扱いとなります。保護者様の経済的な負担なく利用できることや、受験時などに必要となることが多い出席日数を確保できるという点で、利用のメリットは大きいといえるでしょう。

お子さまや保護者様にとって、スクールカウンセラーの対応が腑に落ちなかったり、相性が優れないと感じられるときには、教育支援センター(適応指導教室)で心理支援を受けるという手もあります。

教育支援センター(適応指導教室)は学校との繋がりを持ち続けながら利用できる場であるため、特に不登校で悩むお子さまには有効な手段といえます。

教育支援センター(適応指導教室)については、こちらの記事でさらに詳しくご紹介しています。

教育支援センター(適応指導教室)はどんな場所?文部科学省の情報をもとに解説!

児童相談所に相談する

児童相談所でもお子さまに関する相談が可能です。

近年、虐待に関するさまざまなニュースや問題が話題になっているため、「児童相談所」と聞くとやや敷居が高いと感じたり警戒してしまったりする方は多いのではないでしょうか。

もちろん、児童相談所は子どもの虐待に関する問題を取り扱う機関ではありますが、実はそれだけではなく、子どもに関する悩みや問題全般に対応してくれる場所でもあるのです。

お子さまが単独で利用するのはハードルが高いと感じてしまうでしょうが、保護者様は「そういった相談機関もある」と頭の片隅に留めておけるとよいでしょう。

児童相談所では、児童福祉司や児童心理司といった専門的知識を持った職員が相談業務にあたっています。お子さまや保護者様の相談を聞いた上で、必要に応じて心理検査や医師の診察などの対応をとり、お子さまにとって最善かつ有効な支援方法を探ってくれます。

いきなり児童相談所に出向くのはハードルが高いと感じる方は、まずは電話相談からはじめることも可能です。

医療機関に繋げてもらう

スクールカウンセラーだけでは対応が難しい問題である場合や、スクールカウンセラーへの相談よりも有効だとカウンセラー自身が判断した場合、医療機関に繋げてもらうこともできます。

特に、精神疾患を患っている可能性がある場合、医師による適切な診察や治療が求められます。これは、対応が早ければ早いほど有効です。

病気の診断を下したり、薬による治療の必要性を判断したりすることは、医師にしか行えないものです。場合によっては入院が必要となるケースもありますが、そういった対応や治療を決定してもらうためにも、医療機関に繋がることは重要です。

とはいえ、精神科や心療内科を受診したり入院したりすることに、心理的抵抗感を抱く方が多いのは事実でしょう。お子さまによっては、恥ずかしさや反発心を感じてしまうこともあるかと思います。

しかし、お子さまの抱える問題や症状によっては薬物治療が大きな効果を発揮し、お子さま自身の生きやすさに繋がることがあります。

スクールカウンセラーはお子さまに合う医療機関や詳しい情報をを知っている場合が多いため、どのように受診すればよいのかわからないときは、まずは相談してみるのがおすすめです。

スクールカウンセラーの意味に関するまとめ

スクールカウンセラーの意味に関するまとめ

今回は、スクールカウンセラーの意味に関して詳しくご紹介しました。

スクールカウンセラーへの相談は目に見えた効果を発揮しにくいこともありますが、決して無意味なものではありません。スクールカウンセラーに相談する中で、お子さまが悩みの本質に気づいたり対処法を考えていけたりすることは、とても意義のあるものです。

学校に在籍するお子さまや保護者様にとって、スクールカウンセラーは最も身近な心の専門家であるため、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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