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通知表の「家庭から」のコメント欄には何を書く?学年ごとの例文や注意点を解説!

テスト対策

2024/01/12

通知表は、お子さまの学習や生活の状況を学校から家庭に伝えるための重要な連絡手段です。その中には、「家庭から」のコメント欄が設けられているものもあります。

このコメント欄は、先生にお子さまの家庭での様子や成長を伝える貴重な場です。しかし、何を書けば良いのか悩んでしまう保護者様も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、通知表の「家庭から」欄に書くべき内容や注意点を解説します。また、小学生から中学生までの学年ごとにぴったりな例文もご紹介します。

日頃の感謝の気持ちやお子さまの成長を上手に伝える方法を一緒に考えましょう。通知表を有効活用して、家庭と学校のコミュニケーションをより円滑にするためのヒントが満載です!

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通知表に「家庭から」のコメント欄があるのはなぜ?

通知表に「家庭から」のコメント欄があるのはなぜ?

通知表には、学期ごとに「家庭から」のコメント欄が設けられていることが多いですが、一体なぜこのような欄があるのでしょうか?

  1. 「家庭から」のコメント欄には、大きく分けて3つの目的があります。
  2. 家庭での様子を共有する
  3. 次の目標や必要なサポートを共有する

これらの目的を理解することで、「家庭から」のコメント欄に書くべき内容が分かりやすくなります。では、順番に詳しく見ていきましょう。

目的①:家庭での様子を共有する

1つ目の目的は、お子さまの家庭での様子を共有することです。先生は、お子さまの学校内での振る舞いは観察できても、家庭での状況を把握するのは難しいです。

そこで「家庭から」のコメント欄を通じて、家庭での様子や性格、興味関心などを共有することで、先生がより多面的にお子さまを理解することができます。

具体的には、以下のような内容を伝えると良いでしょう。

  • 家族との関わり友達との関わり
  • 好きなことや夢中になっているもの
  • 習い事や学校外での活動
  • 日常生活での様子

家庭での様子を伝えることで、先生はお子さまの得意なことや苦手なこと、課題などを把握しやすくなり、その結果、お子さまに合った指導や関わり方を見つけやすくなるのです。

目的②:保護者様から見た成長や変化を伝える

2つ目の目的は、保護者様から見た成長や変化を伝えることです。学校生活だけでは、お子さまのすべてを把握することはできません。お子さまの成長や変化は、保護者の皆さまが一番よく知っています。

次のような視点から、お子さまの成長や変化を伝えてみましょう。

  • 学習面・生活面での成長
  • 責任感や自己管理能力の向上
  • 興味や関心の変化
  • 対人関係の変化
  • 感情やストレスへの対処法

こうした情報を共有することで、先生はお子さまをより深く理解することができ、指導に活かせますまた、お子さま自身も、保護者様から自分の成長や変化を肯定的に評価してもらうことで、自信ややる気を育むことができるでしょう。

目的③:次の目標や必要なサポートを共有する

3つ目の目的は、次の目標や必要なサポートを共有することです。お子さまの成長や変化を振り返りながら、今後の目標や必要なサポートについて一緒に話し合ってみましょう。

具体的には、以下のような内容を伝えると良いでしょう。

  • 先生への感謝の言葉
  • 先生のコメントに対する返信
  • 家庭での様子や長期休暇中の過ごし方
  • 保護者様から見たお子さまの成長や変化
  • 来学期の目標や必要なサポートについて

来学期の目標や家庭での支援を共有しておくことで、学校での指導をより効果的にすることができます

通知表の「家庭から」のコメント欄に書くべき内容【5つ】

通知表の「家庭から」のコメント欄に書くべき内容【5つ】

通知表の「家庭から」のコメント欄は、家庭での様子を学校に伝える大切な場です。しかし、何を書いたら良いのか分からず、ついつい前置きばかりで肝心なことが書ききれなくなることもありますよね。

そこで、通知表のコメント欄に欠かせない5つのポイントを整理しました。お子さまの成長や変化を先生に知ってもらい、指導に役立ててもらうためにも、ぜひ以下のポイントを参考にしてみてください。

  1. 先生への感謝の言葉
  2. 先生のコメントに対する返信
  3. 家庭での様子や長期休暇中の過ごし方
  4. 保護者様から見たお子さまの成長や変化
  5. 来学期の目標や必要なサポートについて

内容①:先生への感謝の言葉

まずは、先生への感謝の言葉を伝えましょう。先生は、お子さまの教育のために日々努力しています。その努力に感謝の気持ちや労いの言葉を伝えることで、先生のやる気を引き出し、お子さまの成長を後押しすることにも繋がります。

たとえば、次のような文章がおすすめです。

今学期もお世話になりました。先生のご指導に感謝しています。いつも温かく接してくださり、本当にありがとうございます。

内容②:先生のコメントに対する返信

先生のコメントに対する返信も大切です。先生がお子さまの成長や変化をどのように捉えているのかを知り、保護者様の考えや意見を伝えることで、学校と家庭の連携を深めることができます。

授業に積極的に取り組んでいるようで安心しました。友達と楽しい時間を過ごしていると聞き、嬉しく思います。

通知表の評価の仕組みや成績アップの方法について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。

中学校の通知表はどうやって決まる?評価の仕組みや成績アップの方法を詳しく解説!

内容③:家庭での様子や長期休暇中の過ごし方

家庭での様子や長期休暇中の過ごし方は、欠かせない内容です。お子さまが学校以外でどのように過ごしているかを知ることで、先生はお子さまをより深く理解し、適切な指導や関わり方を見つけることができます。

お子さまがどのようなことに興味や関心を持っているのか、どのようなことに力を入れているのかなどを具体的に書くとよいでしょう。

サッカー教室に通い始め、試合のメンバーに選ばれるために夢中で練習しています。夏休み中に料理に興味を持ち始めました。毎週新しいレシピに挑戦しています。

内容④:保護者様から見たお子さまの成長や変化

保護者様から見たお子さまの成長や変化も伝えましょう。お子さまの頑張りや努力などを具体的に伝えることで、先生もお子さまの成長をより実感し、サポートすることができます。

算数の計算が苦手でしたが、今学期は、先生のご指導や家庭学習のおかげで、少しずつ計算が早く正確にできるようになってきました。

内容⑤:来学期の目標や必要なサポートについて

最後に、来学期の目標や必要なサポートについて触れると良いでしょう。これらを書くことで、学校と家庭が連携してお子さまの成長をサポートすることができます。目標や希望を具体的に書くとよいでしょう。

来学期は、漢字をたくさん覚えたいと言っています。そのため、家庭でも漢字の書き取り練習を毎日するようにしています。

ここで大切なのは、お子さまと一緒に目標やサポートを話し合うことですお子さまの意見を尊重し、一緒に目標を立ててサポートしましょう。家族や学校も協力し合い、目標達成に向けて力を合わせる姿勢が大切です。

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通知表の「家庭から」のコメント欄を書く際の注意点

通知表の「家庭から」のコメント欄を書く際の注意点

注意点①:学校や先生に対する批判や要望は控える

学校や先生に対する批判や要望は、先生のモチベーションを下げてしまう可能性があります。あくまでも、お子さまの成長や変化を学校と共有するためのコメント欄であることを忘れないようにしましょう。

具体的には、以下のようなコメントは避けたほうがよいでしょう。

算数の授業が分かりにくいようです。宿題の量が多すぎます。先生が話を聞いてくれないと言っています。

もし、学校や先生に対する意見や要望がある場合は、直接先生と面談の機会を設けて話し合うようにしましょう。

注意点②:お子さまのマイナス面を指摘しない

お子さまのマイナス面を指摘するようなコメントも避けたほうがよいでしょう。なぜなら、お子さまが通知表を学校に持っていくときに、「家庭から」のコメント欄に目を通すことが多いからです。マイナス面を指摘するようなコメントを書いてしまうと、お子さまのやる気や自信を失わせてしまいます。

たとえば、以下のようなコメントは避けたほうがよいでしょう。

家ではいつもダラダラと過ごしています。成績が悪くて、将来が心配です。親の言うことを全く聞きません。

通知表の家庭からのコメント欄では、お子さまのマイナス面を指摘するのではなく、良い面を褒め、その良い面を伸ばすためのサポートをお願いしましょう

【学年別】通知表にある「家庭から」のコメント欄の例文

【学年別】通知表にある「家庭から」のコメント欄の例文

ここからは、先ほど「通知表の『家庭から』のコメント欄に書くべき内容」でご紹介した5つのポイントに沿って、学年ごとの例文を解説します。

学年によって、お子さまの成長や変化はさまざまです。小学校低学年は学校生活に慣れること、中学年は学習面や生活面での課題に直面することなど、それぞれの時期に応じたコメントを書くようにしましょう。

お子さまやご家庭の状況に合わせて、例文をアレンジしながらコメント欄を書いてみてくださいね!

参考:子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題│文部科学省

小学校(低学年)の通知表

小学校の低学年は、お子さまが学校生活に慣れる大切な時期です。先生はお子さまが学校で安心して過ごせるよう、友達との関係や家庭での学習時間などに気を配りながらサポートしています。

そのため、お子さまが友達と楽しく遊んだり、学習に意欲的に取り組んでいるかなどを具体的に伝えると良いでしょう。

【例文】

感謝のことばいつもご指導いただき、ありがとうございます。
先生への返信新しい友達もでき、学校生活に慣れてきたようで安心しました。
家庭での様子夏休み中は、家で絵を描いたり、工作をしたりして過ごしていました。
お子さまの成長自分の気持ちを表現することが増え、成長を感じます。
来学期の目標次の学期では、もっと本を読む習慣を身につけたいです。家庭でも一緒に本を読んで、言葉の理解を深める時間を作りたいと思っています。

小学校(中学年)の通知表

小学校の中学年では、授業の内容が難しくなったり、学校行事が本格化したりと学習面や生活面において、大きな変化を経験します。さらにこの時期は、他人の意見や自己認識が強まり、自信を持ちにくい時期と言われています。

通知表のコメント欄を通じてお子さまの成長を認めることで、お子さまの自信を育み、次の学期に向けたモチベーションを高めることにつながります

【例文】

感謝のことばいつもお力添えいただき、ありがとうございます。
先生への返信係りの仕事を積極的にしているようで、親としても嬉しく思います。
家庭での様子夏休みは、サッカークラブでの練習に一生懸命取り組んでいました。
お子さまの成長友達と励まし合いながら練習に励む姿を見ることができ、成長を感じます。
来学期の目標次の学期では、理科や社会にも力を入れて、学力を伸ばしていきたいと考えています。

小学校(高学年)の通知表

小学校高学年は、中学校への進学を控えた重要な時期です。受験の予定がある場合には、進路について早めに先生に伝えておきましょう。中学校進学に向けて、家庭での学習習慣をつけておくことも大切です。先生に声がけやサポートをお願いするのも良いでしょう。

【例文】

感謝のことばいつも分かりやすい授業をありがとうございます。
先生への返信以前は苦手だった国語を克服できたようで、本人も喜んでいます。
家庭での様子中学受験を視野に入れ、学習塾に通い始めました。
お子さまの成長自分から机に向かう時間も増え、頼もしく思います。
来学期の目標仕事の都合上、宿題などを確認できないこともありますが、引き続き家庭でも声がけをしていきたいと思います。

中学校1年生の通知表

中学校1年生では、「中1ギャップ」と呼ばれるように、学校生活や授業が小学校時代とは大きく変わります。学習面では、勉強する内容が急に難しくなり、授業の進行も速くなります。生活面では、さまざまな小学校の生徒が集まるため、新たな友人を作る必要があります。

こうした急激な変化の中で、お子さまの学校生活や部活動、友人関係などについて具体的に伝え、先生にサポートを求めることが大切です。

【例文】

感謝のことばいつも大変お世話になっております。
先生への返信新しい学校生活に慣れるのに少し時間がかかりましたが、最近はクラスの友達と仲良く過ごせるようになっているようで安心しました。
家庭での様子部活動が忙しく、時には疲れ果てて早く寝る日もありましたが、朝早く起きて宿題をしっかりやっていました。
お子さまの成長やるべきことに取り組む姿勢がしっかりしてきており、成長を感じます。
来学期の目標来学期は、学習の計画を立てて自主的に勉強に取り組めるようになることを目指しています。

中学校2年生の通知表

中学2年生は、多くのお子さまが思春期を迎え、子どもと大人の狭間で揺れ動く、非常に不安定な時期です。お子さまは、心や身体に起こる急激な変化を体験し、それらを受けとめていかなければなりません。

「家庭から」のコメント欄を書く際には、お子さまを子ども扱いするのではなく、ひとりの自立した人間として尊重するよう意識してみてください家族や先生から認められているという実感は、お子さまに深い安心感を与え、多感な時期を乗り切るサポートにもなるでしょう。

【例文】

感謝のことばいつも温かく見守っていただき、ありがとうございます。
先生への返信後輩ができてやる気満々な様子ですね!日頃からスポーツが好きなので、運動会がとても楽しかったようです。
家庭での様子休み中に塾の勉強合宿に参加しました。受験を控えた3年生を見て、勉強にも力を入れようと考えているようです。
お子さまの成長周囲から良い刺激を受けながら成長していく姿に感動しています。
来学期の目標これからも勉強と部活動のバランスをとりながら、文武両道で成長していくことを願っています。

中学校3年生の通知表

中学3年生は、学校生活のラストスパート。受験や進路の大きな選択を迫られる時期です。中学2年生までの学びをしっかりと身につけ、高校進学や進路に備えることが必要です。

お子さまが目標に向かって着実に進歩している点を評価しながら、必要なサポートは遠慮せずに先生と共有しましょう。

【例文】

感謝のことば今学期も熱心にご指導いただき、感謝しております。
先生への返信目標だった県大会で優勝することができ、本人も家族も喜んでいます。
家庭での様子家庭では、受験に向けて自ら学ぼうとする姿勢が感じられます。
お子さまの成長家庭では、受験に向けて自ら学ぼうとする姿勢が感じられます。
来学期の目標学校行事などにも積極的に参加して、残りの中学校生活をより充実したものにしてほしいと思います。

まとめ

この記事では、お子さまの成長に寄り添った通知表の「家庭から」のコメント欄の書き方や例文をご紹介しました。コメント欄に書くべき内容は以下の5つです。

  1. 先生への感謝の言葉
  2. 先生のコメントに対する返信
  3. 家庭での様子や長期休暇中の過ごし方
  4. 保護者様から見たお子さまの成長や変化
  5. 来学期の目標や必要なサポートについて

通知表のコメント欄は、お子さまの成長を記録する貴重な機会です。ご紹介した例文を参考にして、お子さまの成長を先生と共有しながら、よりよい教育環境を整えていきましょう!

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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