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通信制高校を卒業して就職するには?知っておきたいポイントと心構え

通信制高校

2024/10/01

通信制高校を卒業して就職を目指すとき、社会に出るお子さまを保護者様が心配するのは当然です。「学歴がどう影響するのか」「企業は通信制高校卒業生をどのように評価するのか」など、さまざまな疑問や不安を感じているかもしれません。しかし、通信制高校からの就職には特有の強みがあり、適切な準備をすれば就職は十分に可能です。

この記事では、通信制高校を卒業したお子さまが就職を成功させるために知っておくべきポイントや必要なスキルついて具体的に解説します。ぜひ、参考にしてくださいね。

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通信制高校から就職するには?

通信制高校から就職するには?

通信制高校を卒業したお子さまが就職活動する際、保護者様としては「通信制高校の卒業が就職に不利になるのではないか?」と心配になるかもしれません。しかし、通信制高校を選んだ理由やその後の努力次第では、通信制高校から就職しても十分に活躍できます。

ここでは、通信制高校から就職を成功させるために押さえておくべきポイントをお伝えします。

通信制高校卒業は就職に不利?

通信制高校卒業は、必ずしも就職に不利ではありません。まず、通信制高校を卒業すると取得できる「高等学校卒業資格」は、全日制高校の卒業資格と同等です。そのため、学歴上の差はありません。

企業が採用時に重視するのは、どの高校を卒業したかなどの形式的な学歴よりも、個々の能力や意欲です。特に、通信制高校を選んだ背景には、個別の事情や環境が関係しているケースも多く、企業側もその点は理解しているでしょう。むしろ、通信制高校での学びを通じて、自律性や自己管理能力が養われているのは強みとして評価される場合も少なくありません。

通信制高校で培われた経験をどのようにアピールするかが、採用を勝ち取るための大きなポイントになるでしょう。

採用担当者が重視するポイント

通信制高校を卒業したお子さまが就職活動で成功を収めるためには、企業の採用担当者がどのような点を重視しているかを理解するのが重要です。主に採用担当者は、以下の3つの要素に注目して選考します。

①経験

通信制高校の卒業生の場合、全日制高校に通っていた生徒と異なるカリキュラムで学習しているので、実務に関連する経験が特に重要視される場合があります。具体的には、アルバイト、インターンシップ、ボランティアなど、学校外での活動が評価対象になるでしょう。

責任感を持って取り組んだ経験を強調し、経験を仕事にどう活かせるかを説明できると採用担当者に良い印象を与えられます。

②スキル

就職においては、即戦力としてのスキルが求められるケースが多く、特にパソコンスキルや基本的なコミュニケーション能力は非常に重視されます。通信制高校での学びのなかで、ITスキルやビジネスマナーを習得していれば、就職が有利になる可能性は考えられるでしょう。それを証明する資格や具体的なエピソードを挙げてアピールできれば、採用担当者の印象に残ります。

③人柄

企業の採用担当者は、採用する人材の人柄やコミュニケーション能力を重視します。なぜなら、多くの職場ではチームで仕事を進めるケースが多く、協調性や適応力が求められるからです。

また、高校生活を通じて、自己目標を設定し達成してきた経験などがあれば、責任感や自立性をアピールでき評価される可能性もあるでしょう。

通信制高校卒業生が就職するときの強み

通信制高校卒業生が就職するときの強み

通信制高校を卒業するお子さまが就職活動を進める際、全日制高校の卒業生にはない独自の強みがあれば就職活動の成功につながるかもしれません。また、通信制高校在学中に取得した資格などがあれば、就職活動の際は有利に働くでしょう。

ここでは、通信制高校の卒業生が就職するとき、どのような点を強みにできるかを考えていきます。

自己管理能力

通信制高校は、自分で学習を進めなければならない環境であるため、計画を立て管理する能力が自然に養われているお子さまは多いでしょう。全日制高校のように、毎日学校に通って一律に時間割に沿った授業を受けるわけではありません。時間や場所の自由度が高い分、自己管理能力が求められる環境です。

授業の進行や課題の提出などを、計画通りに進めていかなければならない環境で過ごした経験は、社会に出てからも非常に役立ちます。どの企業においても、自律的に業務を遂行できる人材は高く評価されるでしょう。通信制高校で培ったこのようなスキルは、面接や履歴書でアピールするべき大きな強みです。

資格保持

通信制高校では、資格を取得する機会が豊富にあります。資格は、特定のスキルを客観的に証明する手段であり、就職活動での大きな強みになるでしょう。即戦力を求める企業にとって資格保持は評価の対象です。

例えば、パソコンスキルを証明するMOS(Microsoft Office Specialist)や、経理や会計の基礎の理解を示す簿記など、職場ですぐに役立つ資格はプラス材料になり有利です。また、英語力を証明する英検やTOEICのスコアは、グローバルに展開する企業では特に重視されるでしょう。

資格保持は、そのスキルを直接仕事に生かせるだけでなく、採用担当者に対して「学ぶ姿勢」をアピールする大きな武器にもなります。

柔軟な対応力

通信制高校では、毎日決まった時間に授業を受けるわけではないため、学習環境や生活リズムに適応する力が自然に育まれます。この適応力は、職場でも大きな強みになるでしょう。なぜなら、企業では、常に変化するビジネス環境に対応し、新しいタスクやプロジェクトに臨機応変に取り組む力が求められるからです。

例えば、アルバイトと学業を両立させるなど、日常生活においてさまざまな調整をしてきたのではないでしょうか。このような経験は、職場でも状況に応じて効率よく業務をこなす力として評価されるかもしれません。

柔軟な対応力をアピールできれば、多様な環境下でも適応できる能力がある人材として、採用担当者から評価されるでしょう。

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通信制高校から就職するときに必要なスキル

通信制高校から就職するときに必要なスキル

通信制高校を卒業したお子さまが就職を目指すとき、企業が求めるスキルをしっかり準備しておくのは大切です。特に、基本的なコミュニケーション能力やビジネスマナーはどの職種でも求められる重要なスキルです。

これらのスキルを磨き、面接で活かせれば採用につながる可能性も高くなるでしょう。ここでは、就職活動や職場で特に求められるスキルについて説明します。

コミュニケーション能力

社会人になるにあたって、コミュニケーション能力は欠かせないスキルの1つです。相手の立場を理解したり情報を正確に伝えたりする力は、ビジネスの現場では不可欠です。職場における相手のニーズや状況を汲み取り、適切に反応できるかどうかは非常に重要と考えられます。

通信制高校では、自分のペースで学習を進める時間が多く他者とのやり取りは多くはありません。しかし、自己管理をしながら課題をこなさなければならないため、教師との個別のコミュニケーションが求められる場面も多いのではないでしょうか。このようなスキルは、社会に出てからも役に立ちます。

ビジネスマナー

ビジネスマナーは、社会人として働く際に必ず必要となる基本的なスキルです。ビジネスマナーには、挨拶の仕方や名刺の受け渡し方、電話対応など、日常的な業務に欠かせない振る舞いが含まれています。

通信制高校の卒業生が企業に対しての即戦力をアピールするには、ビジネスマナーを身につけておくのは重要です。特に、社会人としてのマナーや礼儀は、企業内外での信頼関係を築くうえで欠かせません

例えば、敬語が適切であったり話し方が丁寧であったりするほか、メールの書き方も習得しておくといいでしょう。ビジネスマナーは一朝一夕に身につくものではありません。しかし、アルバイトなどを通じて自然に身につけているお子さまもいるでしょう。

パソコンスキルの習得

職種によるものの、基本的なパソコン操作は必須です。通信制高校では、パソコンやインターネットを使った学習が日常的に行われているため、身についているお子さまも多いでしょう。

データ処理や文書作成、プレゼンテーション資料作成などのスキルは、多くの企業で日常的に必要とされているものです。これらのほかに、プログラミングやウェブデザインなど、専門的なITスキルを習得していれば、技術職やクリエイティブな分野での就職を考える際に大きな強みとなるでしょう。

通信制高校卒業生が就職を成功させるには

通信制高校卒業生が就職を成功させるには

通信制高校を卒業したお子さまが就職活動を成功させるためには、徹底した準備が必要です。全日制高校の卒業生と比べて、通信制高校卒業生は異なる経験や強みを持っており、それを最大限に活かすのが就職を成功させるポイントとなるでしょう。

ここでは、就職活動において成功を収めるための具体的な方法について説明します。

就職エージェントの活用

通信制高校卒業生が就職活動を成功させるためには、就職エージェントを活用するのが有効的です。就職エージェントは、個々の求職者に対して求人情報を提供するだけでなく、応募書類の添削や面接対策、企業とのマッチングをサポートする専門家です。

エージェントは、企業側のニーズを理解しており、求職者が企業に求められるスキルや経験を効果的にアピールできるようアドバイスを提供してくれます。特に通信制高校の卒業生の場合、全日制高校の卒業生とは異なる背景や経験を持っているため、それを強みとしてどのように活用できるかをプロの視点からサポートしてもらえるでしょう。

ハローワークの活用

就職活動において、ハローワークの活用も役立ちます。ハローワークは、公共機関として無料で幅広い求職者支援を提供しています。地域に根ざした求人情報が集まっているため、地元での就職を目指す場合には活用できるのではないでしょうか。

ハローワーク最大のメリットは、職業相談やキャリアカウンセリングを無料で受けられる点です。また、ハローワークは新卒者や若年層向けの支援プログラムも提供しています。キャリアアドバイザーが個々の求職者の状況をヒアリングし、適切な職種や企業を紹介してくれるでしょう。

面接対策のポイント

通信制高校卒業生が就職活動を成功させるためには、面接対策が欠かせません。面接は、企業の採用担当者と直接会話する場であり、面接での印象が採用結果に大きな影響を与えます。

面接の基本は、自己紹介と志望動機の明確さです。通信制高校を卒業した経緯や、その学びを通じて得た経験を具体的に説明できるように準備しておくといいでしょう。通信制高校でどのように学習を進め、自律性や自己管理能力をどのように磨いたかを具体的なエピソードを交えて伝えられると、採用担当者に強い印象を与えられます。

また、企業が求めているスキルや能力に自分の経験がどのようにマッチしているかを説明できるよう、事前に企業の情報をしっかりと調べておくのも重要です。さらに、面接でのマナーや態度も採用に大きく影響するので注意してください。

面接の準備としては、模擬面接を重ねて、緊張しすぎないように何度も練習することが効果的です。練習を重ねる度に自然な会話ができるようになり、自信を持って面接に臨めるでしょう。

自分の強みを知る

就職活動で成功するためには、自分の強みを知り、それを企業に適切に伝えるのが何より大切です。通信制高校での学びのなかで培ってきた強みを認識し、それをどのように仕事に活かせるか整理しておくといいでしょう。

自己管理能力や自律性、柔軟な対応力など、通信制高校ならではの経験から得たスキルは、多くの企業で評価されるポイントです。まず、自分の得意とする分野やこれまでの経験を振り返り、どんな環境で能力を発揮できるのか伝えられるようにしておきましょう。

通信制高校でどのように自分が成長してきたのか客観的に見れると、自信を持って就職活動を進められます。また、強みを理解して自分に適した職種や働き方を見つけられれば、長期的なキャリア形成にもつながるでしょう。

まとめ

通信制高校から就職を成功させるためには、自分の強みを希望する就職先でどのように活かせるかを考えるのが大切です。そのうえで、コミュニケーション能力やビジネスマナー、パソコンスキルを磨くことが通信制高校からの就職を成功させる鍵となります。

就職エージェントやハローワークなどのサポートを活用しながら、自己分析を深めて面接対策ができれば、自分に合った職場を見つけられる可能性も高くなるでしょう。就職に向けての準備をしっかりすれば、通信制高校卒業生でも十分に就職で成功を収められます。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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