学習コラム
正しく学ぶ方法や成績の伸ばし方、
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中学生にとって内申点は自分の進路に影響を与える重要な要素です。とはいえ、「どうやって内申点を上げるの?」と疑問をお持ちではありませんか?実際、「定期テストの点数は良いのに内申点は上がらない…」という悩みをよく耳にします。
そこでこの記事では、内申点の上げ方を10個ご紹介します。内申点の必要性や影響を与える要素なども解説していますので、ぜひ参考にして内申点を上げましょう。
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まずは、内申点の基本的な情報から解説しています。
内申点とは、日本の教育制度において、中学校や高校などの学校教育期間中に生徒が習得した成績や学業上の評価を5段階表で数値化したものです。学校の教員が生徒の学力や態度、努力などを総合的に評価して付けられます。
学力のみならず、生徒の総合的な評価を反映するものであり、学業成績だけでなく、人間性や社会性なども考慮されることがあります。そのため、授業態度や生活態度、部活動やボランティア活動等も内申点に影響を与えることがあります。
多くの都道府県・学校は、中学3年生の2学期の内申点だけが受験に用いられます。しかし、中には中学3年間の内申点の平均を計算に用いられる場合もあります。
つまり、中学1年生の内申点も大切なのです。
また、3年生の内申点しか用いられないからといって、3年生だけ頑張ればいいわけではありません。1・2年生の段階で知識を積み重ねていないと、3年生の内容を理解することは難しいでしょう。
内申点は計算した上で、受験で合否判定に利用されます。この計算方法は、都道府県によって異なります。
(5教科×3年2学期の5段階評定)+(副教科×3年2学期の5段階評定×2)=65点満点
(1・2年3学期の5段階評定の合計×2)+(3年2学期の5段階評定の合計×6)=450点満点
上記のように、計算方法は都道府県によってそれぞれです。公立高校を志望する場合は、受験する都道府県の計算方法を、私立高校を志望する場合は、受験する高校の計算方法を確認しましょう。
東京都の計算方法を見ると、副教科である図工・音楽・保健体育・技術家庭科は2倍されていることが分かります。
このように、副教科のほうが高校受験において加点が高い可能性は多くあります。
内申点の計算方法は都道府県や高校によって異なるため、早い段階で自分が受験する都道府県や志望校の計算方法を確認することが重要です。
次に、内申点の必要性について解説していきます。
内申点は、高校入学や進学先の選考時に参考とされることがあります。
進学する際には、学力や学習態度、総合的な評価が重視されます。内申点は、学校生活全体を総合的に評価したものであり、進学や進路選択において生徒の実力や適性を判断する一つの指標となります。
進学校や難関高校に進学する場合には、内申点がより重要視されることが多いでしょう。
奨学金や資金援助を受けるためには、内申点が重要な要素となることがあります。
奨学金期間や資金援助制度は、学力や成績だけでなく、生徒の総合的な評価を考慮します。内申点はその一つの要素として考慮され、経済的支援の審査に影響を与えることがあります。
内申点が高ければ、奨学金や資金援助を受けるための選考基準をクリアしやすくなるでしょう。
内申点は、学業成績だけでなく、生徒の総合的な評価を反映するものです。学力だけでなく、態度や人間性、社会性なども評価されます。
また内申点は、生徒の学校生活全体を俯瞰し、成績だけでなく、生徒の態度や努力、社会的な関わり方などを総合的に評価する重要なものです。内申点を通して生徒の総合的な評価が示されることで、将来の進路や社会での活躍においても参考にされることがあります。
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中学の内申点は以下の3観点で評価されます。
こちらは2021年度に改正したばかりの新しい観点です。
①【知能・技能】の評価の方法
「知識・技能」の評価の考え方は、従前の評価の観点である「知識・理解」、「技能」においても重視してきたところです。具体的な評価方法としては、例えばペーパーテストにおいて、事実的な知識の習得を問う問題と、知識の概念的な理解を問う問題とのバランスに配慮するなどの工夫改善を図る等が考えられます。また、児童生徒が文章による説明をしたり、各教科等の内容の特質に応じて、観察・実験をしたり、式やグラフで表現したりするなど実際に知識や技能を用いる場面を設けるなど、多様な方法を適切に取り入れていくこと等も考えられます
②【思考力・判断力・表現力】の評価の方法
「知識・技能」の評価の考え方は、従前の評価の観点である「知識・理解」、「技能」においても重視してきたところです。具体的な評価方法としては、例えばペーパーテストにおいて、事実的な知識の習得を問う問題と、知識の概念的な理解を問う問題とのバランスに配慮するなどの工夫改善を図る等が考えられます。また、児童生徒が文章による説明をしたり、各教科等の内容の特質に応じて、観察・実験をしたり、式やグラフで表現したりするなど実際に知識や技能を用いる場面を設けるなど、多様な方法を適切に取り入れていくこと等も考えられます。
③【学習に取り組む態度】の評価方法
「思考・判断・表現」の評価の考え方は、従前の評価の観点である「思考・判断・表現」においても重視してきたところです。具体的な評価方法としては、ペーパーテストのみならず、論述やレポー卜の作成発表、グループや学級における話合い、作品の制作や表現等の多様な活動を取り入れたり、それらを集めたポートフォリオを活用したりするなど評価方法を工夫することが考えられます。
出所:文部科学省「学習評価の在り方ハンドブック」
簡単にまとめると
【知能・技能】=定期テストの成績
【思考力・判断力・表現力】=クラス内での発表等
【学習に取り組む態度】=宿題等の提出物や授業態度
となります。
上記の観点から、内申点の評価要素を一つずつ解説していきます。
学校の定期テストの成績は内申点に最も直接的に影響を与える要素です。生徒の教科ごとの成績や試験の結果が反映されます。
特に主要な科目の成績は重視されがちですが、副教科に関しても重視している都道府県は多くあります。副教科は、試験の結果だけでなく、実技が評価基準になります。
生徒の出席状況も内申点に影響を与える要素の一つです。遅刻や欠席回数の少なさは、生徒の学校生活への積極的な参加を示すものとして評価されます。
出席日数や遅刻・欠席の回数が内申点に反映されるため、出席管理は重要です。
生徒の授業態度や注意力、協調性なども内申点に影響します。教師からの評価や授業参加度、課題の提出などが重要な要素です。
真面目な態度や授業への積極的な参加は内申点を高めることにつながります。近年はディスカッション活動など、主体的に動くことが求められる授業が展開されることが増えているので、積極的に議論に参加したり、発表を行ったりすることでアピールできます。
課外活動への積極的な参加度や成果も内申点に影響を与えます。部活や地域行事などの参加や、委員会活動、生徒会活動などが評価されます。
課外活動は生徒の能力や特性を多角的に発揮する機会であり、内申点にプラスの影響を与える場合があるでしょう。
生徒の態度や人間性も内申点に反映されます。他の生徒や教師との関わり方や人間関係の構築、ルールやマナーの遵守などが評価されます。
適切なコミュニケーション能力や協調性、責任感などは内申点にプラスの影響を与えるでしょう。
次に、本題の内申点の上げ方について解説していきます。
先述したように、定期テストの成績は内申点に最も直接的に影響を与える要素です。授業や宿題に真剣に取り組み、予習・復習を欠かさず行いましょう。
また、授業中は積極的に質問をしたり、自己学習の時間を設けたりすることで、より理解を深めることができます。
課外活動への積極的な参加は内申点にプラスの影響を与えます。部活動や地域行事、委員会、生徒会などに参加し、リーダーシップを発揮したり、成果を上げたりすることで評価されます。
また、内申点に関わらず、課外活動への参加は、自分の興味関心の幅を広げたり、長所を伸ばしたりすることができるでしょう。
授業への出席や遅刻・欠席回数の少なさは内申点に影響します。学校に遅刻や欠席がないように注意し、出席率を高めることが重要です。
健康管理や予定の調整に気を配り、学校生活への積極的な参加を心がけましょう。
教師とのコミュニケーションを円滑にすることも内申点の上げ方の一つです。質問や相談を積極的に行ったり、授業や評価に対するフィードバックを受けたりすることで、教師との信頼関係を築くことができます。
また、このような行動を起こすことで、教師と信頼関係を築くだけでなく、教師から努力していると評価されやすくなるでしょう。
課題やレポートは内申点に大きな影響を与えます。内容の充実度や論理的な展開、文章の表現力などに注力しましょう。
適切な情報収集や調査、自分なりの考察や意見を示すことで、高い評価を得られます。また、課題やレポートの提出期限を守ることも重要です。
時間管理やタスク管理のスキルを身につけることも内申点の向上につながります。定期テスト対策や受験対策に適切な計画をたて、効果的な学習環境を整えることで、効率的な学習が可能となります。
また、自己管理能力は社会に出ても生涯役に立つスキルです。中学生の段階で身につけることで、高校・大学そして就職先でも役に立つでしょう。
計画を立てることに自信のない場合は、サブスタを利用すると適切な学習を行うことが可能です。
主要科目だけでなく、副教科の成績も内申点に影響を与えます。副教科も真剣に取り組み、バランスの取れた学習を心がけましょう。
将来の進路によっては、副教科の成績が重要な判断基準となる場合もあります。受験ギリギリで焦ることのないよう、事前に副教科の重要性を確認しましょう。
理解できない部分や苦手な教科に対しては、進んで補習や追加学習に参加することが有効です。学校やサブスタを利用した家庭学習を行うことで、理解度を高めることができます。
特に、学校が行う補習や追加学習に参加することで、教師からの評価も高まるでしょう。
クラスメイトや友人とのグループ学習や誰かに教える経験は、自身の理解を深める助けになります。教えることで自分自身も再確認する機会となり、内申点を向上させることができます。
友人とのグループ学習が困難であれば、塾や家庭教師を利用し、講師に生徒役をしてもらうことも有効です。
内申点は学業成績だけでなく、生徒の態度や人間性も評価されます。他の生徒や教師との関わり方や協調性、ルールやマナーの遵守などを意識し、総合的な評価につながる行動を心がけましょう。
学校のルールやマナーはもちろん、社会的なルールやマナーを守り、正しい生活を過ごしてください。
最後に、自分がどれくらいの内申点が必要なのかを知る方法について解説します。必要な内申点を知り、それを目標に先述した対策を行いましょう。
内申点は学校ごとに評価基準が異なるため、まずは通っている学校の担任教員や進路指導担当者に相談しましょう。担任教員や進路指導担当者は内申点の計算方法や評価項目について詳しく知っているはずです。
必要な情報を提供してくれるだけでなく、進学に関するアドバイスももらえるかもしれません。
学校の進路指導室や教務室に行って、内申点に関する文書を取得することもできます。文書には、内申点の計算方法や評価基準が詳細に記載されている場合があります。
この文書を読み、学校の内申点のポリシーや取り扱いについて確認しましょう。
成績報告書や学校のポータルサイトを見て、内申点を確認することができる場合もあります。これらには、各教科の成績や出席状況、態度評価などが詳細に記載されています。
サイトの場合は学校の指示に従ってログイン情報を取得し、内申点を確認してください。
そして、現状の内申点と必要な内申点を比較し、何を頑張るべきなのか、どのような対策をすべきなのか考えることが大切です。
学校が開催する進路説明会や個別相談に参加することで、内申点についての情報を得ることができます。学校側が内申点について説明し、質問に答えてくれる場合もあるでしょう。
進路指導担当者の個別相談では、自分の内申点の状況や進学について具体的なアドバイスをもらえるかもしれません。
また、志望校の学校説明会やオープンハイスクールに参加することもおすすめです。学校説明会やオープンハイスクールでは、実際に先輩から話を聞けるかもしれません。実際にどれくらいの内申点があったのかを、話を聞くことで把握し、目標を明確にできます。
今回は内申点について解説し、内申点の上げ方を10個ご紹介しました。
中学生にとって、内申点は進路選択に関わる重要な要素です。場合によっては、1年生の内申点も必要になるため、1年生から内申点を意識した勉強を行いましょう。
また、1・2年生の内申点が受験に関わらなかったとしても、1・2年生の学習をサボってはいけません。3年生だけ頑張っても、内申点はなかなか上がらないでしょう。
1・2年生の頃から積み重ねた努力が3年生で実ります。今回ご紹介した対策を行って内申点を上げ、理想の進路を目指しましょう。
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