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部活を辞めたいと相談を受けたらどうしたらいい?懸念点や注意点を解説

家庭学習方法

2025/05/14

お子さまから「部活をやめたい」と言われると、驚きや戸惑いを感じてしまう保護者様は多いです。このまま辞めさせてしまっていいのか、将来に影響しないかなど、さまざまな考えが頭をよぎってしまいますよね

この記事では、部活をやめたいと思うお子さまの気持ちや、その時に保護者様が意識しておきたい対応をご紹介します。お子さまの気持ちに寄り添い、支え、納得できる決断に導けるよう、ぜひ参考にしてみてください

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部活をやめたいと思うときに多い理由5選

お子さまが部活をやめたいと感じる背景には、単にめんどくさいからとか、気まぐれで何となく言っているというだけではないことが少なくありません。まずは、その言葉に込められた本当の意味に気づいてあげることが大切です。

そこでここでは、お子さまが部活をやめたくなるときに特に多い理由を紹介していきます。どんな悩みを抱えているお子さまが多いのかを知っておくことで、よりお子さまの気持ちに寄り添った関わりができるように備えてください。

①部員との人間関係トラブル

部活に参加する中で、部員との人間関係に悩みを抱えるお子さまは少なくありません。仲間とうまく馴染めなかったり、グループに入りづらかったりと、人との距離感に戸惑いを感じてしまうこともあるのです。

特に小・中学生の時期は、ちょっとしたすれ違いや言葉の行き違いがきっかけとなり、大きなストレスとなってしまうことがあります。 大人と比べてお子さまは限られたコミュニティの中で生活しているため、部活での人間関係がうまくいかないということはお子さまにとっては大問題です。

お子さまの様子に違和感を感じたときは、無理に部活に行かせようとせず、気持ちに寄り添いながらまずは話を聞いてあげてください。

②顧問との関係性

顧問の先生に対して悩んでいて、部活をやめたいと感じているお子さまもいます。指導が厳しすぎたり、言葉や態度が怖いと感じていると、自信をなくしてしまい部活に行くのが嫌になってしまうことがあるのです。

特に真面目で頑張り屋のお子さまほど、気持ちを押し殺して我慢を続けてしまいます。相手が顧問の先生という目上の存在だと、顧問とうまく関係を築けない自分が悪いんだと思い込んでしまいがちです。

お子さまがなかなか言葉にするのが難しくても、何気ない表情や態度の変化からサインが出ていることはあります。少しでも様子がおかしいと感じたときは、「最近部活はどう?」などと優しく声をかけて話を聞いてみてあげてください。

③部活動をする意義を感じられない

最初はやる気十分で始めた部活動でも、ちょっとした出来事をきっかけに「なんで自分はこんなに部活に時間を使っているんだろう…」と疑問を持つお子さまもいます。頑張る理由や目標がぼやけてしまうと、練習や大会本番になっても前向きになれず、部活をやめたいという気持ちが強くなるのは珍しいことではありません。

例えば、日々の練習や試合などでうまくいかない場面が続いてしまうと、頑張る意義や楽しさを見失いがちです。ただし、このような失敗体験が原因の場合には、一時的にネガティブになっているだけというケースも考えられます。落ち着いて自分の気持ちを確かめられれば、モチベーションを取り戻す可能性が高いです。

ぜひお子さまが冷静になって部活への気持ちを整理できるように、お子さまの今の気持ちに耳を傾けてあげてください

④他にやりたいことがある

お子さまが部活よりもやりたいことを見つけたのであれば部活をやめたいと感じるのは自然なことです。

このような気持ちは否定せず、今何を大切にしたいのかをお子さまと一緒に考えていきましょう。「部活をやめたい」という結論は、勉強に集中したい、習い事にもっと力を入れたいなど、お子さまがやりたいことの優先順位を必死に考えて出した結論の可能性もあります。お子さまなりの理由や想いがあるからこそ考え出した選択肢なので、まずは受け止めてあげてください

同じ部活を最後までやり通すことだけが正解ではありません。最後はお子さまが自分で決めることです。保護者様がしっかり寄り添ったうえでお子さまがやりたいことを応援する姿勢が伝われば、お子さまは安心して新たな一歩を踏み出せるようになります

⑤体力が追いつかない

練習についていけない、すぐに疲れてしまうなど、体力的な理由で部活がつらいと感じているお子さまもいます。気力だけではどうにもならないこともあり、努力しているのに思うように体ついていかない現実に、やめたい気持ちが強まってしまうのです。

このような場合には、お子さまが感じている大変さや体の声にしっかり耳を傾けてあげてください。特に部活動を始めて期間がまだ浅いときは、周りの部員と比べて体力がついていないのできつく感じるのも無理はありません。時間が解決するケースも十分考えられるので、大変さには共感しつつも「こんなに頑張ってるんだから、もう少し続けてみようよ」と励ましてあげるのも良いでしょう。

ただし、無理に続けさせるのではなく、今の気持ちを理解して寄り添う姿勢が大切です。

部活をやめたいと聞いたときに浮かぶ懸念3選

お子さまから部活をやめたいと聞かされたとき、心のどこかで「このままやめていいのか?」と漠然とした不安や迷いを感じてしまうでしょう。

ここでは、部活をやめたいと言われたときに、思い浮かびやすい懸念を3つ解説していきます。懸念を解消したうえで、お子さまとどう向き合うべきかを考えてみてください。

①内申点に影響する

部活をやめることで、内申点に影響が出てしまうのではと心配している保護者様は多いです。内申点が高校受験に大きく関わることが多いため、部活をやめるのは絶対NGだと考えてしまいがちです。

しかし、実際には部活動を続けているかどうかよりも、日々の授業態度や提出物、学習の取り組み方などが重視されるケースが多いです。ただし、学校によっても定めている基準は異なるので、気になる場合は担任の先生や進路担当の先生に確認してみましょう。

②逃げ癖がつく

部活をやめることで「逃げ癖がつくのでは」と心配になる保護者様もいます。途中で投げ出すことが癖になると、今後の人生にも悪影響があるのではと思ってしまうのです。

しかし、「やめること=逃げ」ではありません。自分で冷静に状況を整理して決断することも、大切な経験の一つです。大事なのは、「なぜやめたいのか」を明らかにして、その気持ちにしっかりと向き合うことです。

悩みに悩んで出した結論には価値があり、そこからも学べることがたくさんあります。部活をやめることを必要以上にネガティブに捉える必要はありません。

③部活をやめた後の生活が乱れる

部活をやめてしまうと、今後その時間をどう過ごすのかが見えてこず、不安になってしまう保護者様も多いです。時間を持て余したり、よからぬ遊びに夢中になってしまうのではないかと心配になることもあるでしょう。

しかし、時間に余裕があることで新たな挑戦を見つけられたり、自分のペースで一日のリズムを整えられたりするお子さまもいます。

漠然とした不安があるようなら、一度お子さまと一緒に部活をやめた後の過ごし方について話し合っておくのがおすすめです。

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部活をやめたいと言ってきた時に取るべき5つの対処法

お子さまから「部活をやめたい」と言われたとき、どんな対応をしてあげればいいのか迷ってしまうのが自然な反応です。頭では受け止めなければとわかっていても、気持ちが追いつかないことだってあります。

ここでは、部活をやめたいという気持ちにどう向き合い、支えていけばよいのか、そのヒントを紹介します。お子さまの気持ちを大切にしながら、今できるベストの関わり方を見つけましょう。

①理由を聞く

お子さまが部活をやめたいと言ったとき、まず大切なのは理由をしっかり聞いてあげることです。驚いたり不安な気持ちが出すぎると、「なんでそんなこと言うの?」「簡単に言わないでよ」「そんな甘いこと言わないの」など、ついネガティブな反応をしてしまいがちです。いきなり否定するのではなく、まずは落ち着いて話を聞いてあげてください

お子さまが話してくれるその瞬間には、言葉にできない心の声や、普段の様子からは気づけなかった背景が隠されていることがあります。どんな気持ちでその言葉を発しているのかを想像し、受け止める姿勢を大切にしましょう。言いにくいであろう気持ちを打ち明けてくれたことに、まずは「ありがとう」の気持ちを持つことが大切です。

②解決策を一緒に考える

部活をやめたい理由を聞いたうえで、他に解決策がないかを一緒に考えることも大切です。すぐに結論を出すのではなく、これまでのことやこれからのことをたくさん話すことで、新たに何か見えてくるものがあります。

場合によっては、すぐに「やめる」「やめない」の結論を出すのではなく、休部期間を設けたり、顧問の先生との相談の機会を設けたりするのも解決策につながることがあります。結論までに時間を置くことで、お子さまの不安や負担が減る方法が見つかるかもしれません。

お子さまにとって最善の選択ができるよう、ぜひ一緒にたくさん悩んであげてください

③味方であることを伝える

部活動はお子さまの学生生活の大部分を占めています。そのため、お子さまも部活動をやめれば人間関係にも何かしらの影響が出るだろうということは容易に想像できるでしょう。そのストレスや不安があるため、お子さまにとって部活動をやめるかやめないかの決断をするのは簡単なことではありません

だからこそ、ぜひどんな選択をしても味方だということを伝えてあげてください。保護者の存在が安心感につながり、じっくり考えて自分なりの結論を出すことを後押しできます。

周りのことを気にせずに自分と向き合って決断するためには、保護者様のあたたかい声掛けやサポートが大切なのです。

部活をやめたいと言われたときに気を付けるべき対応

お子さまから「部活をやめたい」と言われたとき、「もっとこういう対応をしてあげればよかった…」と、後から振り返って後悔してしまう保護者様も少なくありません

ここでは、部活をやめたいという気持ちを打ち明けられたときに、気を付けたい接し方や言葉がけのポイントを紹介していきます。お子さまの気持ちに寄り添いながら、適切な対応をするためのヒントになるはずです。

①頭ごなしに否定しない

「部活をやめたい」と言われたとき、つい驚きや戸惑いから「ダメに決まってるでしょ」などと頭ごなしに否定してしまいがちです。しかし、いきなり否定されると、お子さまはそれ以上何も言えなくなってしまいます

大切なのは、理由が何であれまず受け止めることです。すぐに結論を伝えるのではなく、とりあえず心を落ち着けて話を聞くことが、お子さまの安心感につながります。腹を割って話すためにも、最初の反応は特に気を付けてください

②本音を聞き出せるまで向き合う

「部活をやめたい」と言っていても、なかなか本当の理由をすぐに話すことは難しいものです。強がっていたり、自分でも気持ちがまだ整理できていなかったりすると、本音が聞けるまで時間がかかることもあります。

何度でも話してくれる気持ちに寄り添うこと、整理できるまで向き合い続けることが大切です。「どうしてそう思ったの?」「これからどうしたい?」など、やさしく問いかけながら、少しずつ気持ちを引き出していく姿勢を大切にしてください。

③本人の決定を尊重する

どれだけ話し合いを重ね、保護者様の気持ちを伝えても、最終的に決めるのはお子さまです。「まだ決められないの?」と口を挟みたくなる気持ちはわかりますが、本人が考え抜いた末の決断を大切にするのであれば、尊重し、待つ姿勢が大切です。

たとえ保護者様の考えと違った結論を出したとしても、受け止めて肯定してあげることでお子さまの自己肯定感を高められます。信じて見守ることも親の務めです。

頑張って結論まで考え抜いたことに「よく答えを出せたね」「あなたが考え抜いた結論なんだから良い選択だと思うよ」としっかり承認してあげてください。

部活はやめても大丈夫!その後の生活の仕方が大切

この記事では、お子さまが部活をやめたいと言ったときに、保護者様ができる関わり方や心構えについて紹介してきました。部活をやめることは決して後ろ向きな選択ではなくその後の過ごし方によっては、より良い時間に変えていくことができます。

ただそれでも生活の変化があるため、勉強面や進路の面で不安を感じることがあるかもしれません。そんなときは、自宅で学習習慣が整えられ、毎日コツコツ、自分のペースで進められるサブスク学習アプリの「サブスタ」がおすすめです。お子さまの学年や目標に合わせて問題が届くので、無理なく学ぶ習慣を身につけていくことができます。

部活をやめて出きた時間で効率よく勉強しやすくなるので、上手に学習習慣を身につけたい方やお子さまのペースに合った学びを大切にしたい方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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