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高校受験に内申点が関係ないって本当?内申点を上げる方法も徹底解説!

テスト対策

2025/02/02

「高校受験に内申点は関係ない」という話を聞いたことがある方もいるでしょう。

しかし、高校受験では内申点が合否に与える影響はかなり大きいのが実状です。内申点を加味しない受験方式も確かに存在していますが、一部のみとなっています。

今回は、内申点が高校受験にどのようなに影響するのかについて解説します。さらに、内申点を上げるための方法についてもアドバイスしますので参考にしてください。

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高校受験で内申点が重要な理由

高校受験で内申点が重要な理由

「受験」というと学力だけが必要と思われがちですが、高校受験では学力以外の要素も求められます。テストの結果だけではなく、努力してきた過程や勉強に向き合う姿勢なども含めて総合的に判断して合否が決まるのです。

内申点はテストの点数だけでは見えない、授業への参加態度、提出物の状況、部活動や生徒会活動の取り組みなどの日々の学校生活全体で評価されています。高校側からすれば、「中学校生活を通じてどれだけ真剣に取り組んできたか」を示す指標となるのです。

例えば、学校の先生から「授業で積極的に発言する姿が印象的でした」ということが読み取れる内申書であれば、高校側は、生徒の人柄や中学校生活での努力が認められていることから「うちの学校にふさわしい生徒」だと判断することができます。

そのため、内申点が低ければ、いくら学力が高くても高校受験で合格するのが難しくなるケースがあるのです。日々の学校生活を通して、内申点を上げておくことが大切です。

内申点の影響度は受験方式によって変わる

内申点の影響度は受験方式によって変わる

内申点の影響度は受験方式によって異なります。特に推薦入試では内申点が占める比重は高くなり、合否に大きな影響があります。

一方で一般入試では学力検査が重視されるため、内申点の影響度はやや低めです。とはいえ、受験する学校によって重視される比重は異なるものの評価に含まれるケースがほとんどです。

ここでは、各受験方式ごとの特徴と内申点の影響度を具体的に解説します。自分に合った受験方式を選ぶヒントにしてみてください。

①公立高校推薦入試

公立高校の推薦入試では、内申点の重要度は極めて高いです。推薦入試の場合には学力検査が行われないか、行われても参考程度の扱いになることが一般的です。そのため、内申点と面接や作文の結果が合否の判断基準となります。

例えば、東京都の公立高校推薦入試では、内申点が一定以上であることが受験資格の条件となっている学校が多いです。また、部活動で部長を務めたり、生徒会活動での実績があれば、加点要素になる場合もあります。

地域によって評価方法は異なりますが、内申点が評価全体の50%以上を占めることが一般的です。

②私立高校推薦入試

私立高校の推薦入試でも内申点は重要ですが、公立高校よりも学校ごとで評価基準が大きく異なるのが特徴です。

例えば、「9教科の合計内申点が36以上」という基準に36以下でも受験できる可能性があります。学校によっては英検や漢検などを取得していると得点がプラス換算されることがあるためです。英検3級を取得していれば1点加点となる学校だった場合、35だとしても36の内申点として受験できるということになります。

詳しい基準については学校説明会や募集要項で調べることができます。内申点が足りていないからといって、すぐに諦めるのはもったいないことです。情報収集に不安があれば、担任の先生や塾の先生に相談してみましょう。

③公立高校一般入試 

公立高校の一般入試では、学力試験と内申点の両方の結果で合否を判断しています。それぞれの比重は地域や学校ごとによって異なります。内申点と学力試験を5:5で見るところもあれば、3:7のところもあるなどさまざまです。

例えば、神奈川県の公立高校一般入試では、学力検査と内申点の比率が「7:3」と設定されている学校が多い傾向にあります。学力検査の結果が重視されることになりますが、それでも内申点が極端に低ければ合格圏内に届くのは難しいでしょう。たとえ学力試験の方が比重が高くても、内申点が合否に与える影響は大きいと言えます。

④私立高校一般入試

私立高校一般入試は、他の受験方式とは違い、内申点の影響を受けない実力のみで合否を決める受験方式です。この入試は一般的に「オープン入試」とも呼ばれています。聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

特に偏差値の高い上位校の入試で多く設けられています他の受験方式を利用しながら受験することができるのが特徴です。志望校は決まっているけど内申点が足りないという時には、他の入試方式でしっかり進学先は確保しつつ、チャレンジしてみるのが良いでしょう。

ただし、倍率も難易度も高くなるのが一般的なので、合格を目指すなら入念に受験対策に取り組んでから臨むことが大切です。

内申点が低い場合に取り組みたい3つの対策

内申点が低い場合に取り組みたい3つの対策

今の内申点が低くても、まだ高校受験を諦める必要はありません。これからでもできる対策はたくさんあります。

内申点が影響する期間や割合は学校や都道府県によって異なりますが、誰にでも共通しているのは工夫次第で受験の選択肢は広がるということです。

ここでは、それぞれの具体策について詳しく解説していきます。

①受験する高校のレベルを下げる

内申点が低い場合、志望校のレベルを下げるのも選択肢の一つです。内申点が低い以上、入試で他の受験生よりも高い点数を取らなければなりません。高望みをし続けると合格が難しくなることもあるので、リスクがあることも踏まえて慎重に考えていくことが大切です。

例えば、第一志望校の合格基準となる内申点が「36」だとして、現在「30」である場合、内申点が大きく伸びなかった場合を想定して、「32~33」の学校も志望校の一つとして検討しておきましょう。学校の説明会などにも積極的に参加して第二・第三志望校を見つけてみてください。

ただし、志望校を変更するのは出願の時に判断すれば問題ありません。それまでは、第一志望校に向けて対策をし続け、出願時に現状の学力を踏まえて志望校を決めていきましょう。事前に志望校を広げて考えておけば、直前に焦ることもないので安心ですよ。

②私立の一般入試にチャレンジする

内申点に自信がない場合、私立高校の一般入試に挑戦することも有効な手段です。私立高校では、学力検査の得点によって合否が決まるため、内申点が低くても合格の可能性は十分にあります。

ただし、すべての学校で一般入試が行われているわけではありませんので、事前に情報を調べて志望校となる学校で利用できるかどうかを確認しておきましょう。

私立の一般入試は実力勝負なので、周りのライバルたちも入念に対策をして試験に臨みます。倍率・難易度ともに高くなることが予想されるので、しっかり入試に向けた対策に取り組むようにしましょう。計画的かつ効率的に勉強を進めることが肝心です。

③内申点を上げる

地域や学校によって異なりますが、内申点の評価時期はほとんどの場合、中3の2学期、もしくは中3の前期までが対象となります。まだ期間が残っているのであれば、内申点対策に取り組み少しでも点数を上げていきましょう。

日々の学校生活の中では、提出物を期限内に出すことや授業中の発言や質問などの積極的な姿勢を見せることで内申アップが期待できます。もちろんテストの得点も内申点に直結するので、試験対策にも全力を注ぐようにしましょう。

内申点が1上がるだけでも志望校の幅は大きく広がります。「どうせもう上がらないから」と諦めず、努力を続けていきましょう。

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内申点の方法評価

内申点の方法評価

内申点は、「知能・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」という3つの観点から評価されます。これらの観点を通して、中学校生活全体での生徒の様子を多角的に測り評価しています。

単にテストの点数だけでなく、普段の授業態度や取り組み方も内申点に影響を与えるため、日々の努力が重要です。

ここからは、それぞれの観点について具体的に解説していきます。内申点を上げるためのヒントにしてください。

①知識・技能

「知能・技能」は、教科で学ぶ基礎的な知識や技能の習得度合いを評価する観点です。定期テストや授業内での小テストの成績が主な判断基準となりますが、技術家庭科や美術などの実技科目においては作品の完成度なども含まれます。

提出物も評価対象となるため、出された課題は期限を守って必ず提出するようにしましょう。ただ提出するだけでなく、質も高めていくことがポイントです。普段から「コツコツ学ぶ姿勢」を見せ、評価を高めましょう。

日々の努力まで反映されるこの観点では、積極的に学ぶ姿勢を示していくことが大切です。

②思考・判断・表現

「思考・判断・表現」は、問題に対する考え方や、自分の意見を適切に伝える力を評価する観点です。理科の実験結果に基づいた考察や、国語での読解問題への回答内容などがこの評価につながります。単純な正解だけでなく、答えに至るまでの過程や論理性が評価の基準となっています。

社会科でグラフを読み解き、自分なりの意見を添えて発表する場面などが分かりやすい例です。また、授業での発言やディスカッションへの参加も高い評価に繋がります。先生からの質問にも的確に答えられると、思考力や表現力をアピールできるでしょう。

この観点では、考えを深め、それを分かりやすく伝える力が問われています。日頃から自分の考えを言葉にする練習をしておくことがこの観点の評価を高めるコツです。

③主体的に学習に取り組む態度

「主体的に学習に取り組む態度」とは、自ら進んで学びに向き合う姿勢が評価している観点です。授業への積極的な参加や、わからない部分を積極的に質問する姿勢などが評価の対象として挙げられます。

例えば、授業中に分からない問題があった時に、放課後に先生に質問しに行く姿勢は評価に繋がりやすいです。また、宿題を丁寧に取り組むことや、課題研究で創意工夫を見せることで高い評価が期待できます。

「与えられたことをただやるだけ」ではなく、自ら行動する意識が重要です。「どうしたらもっと良くなるか」を常に考えながら行動してみましょう。

内申点を上げるためにできる5つのこと

内申点を上げるためにできる5つのこと

内申点を上げるための具体的な行動について紹介していきます。

どれもすぐに成果が出るものではありませんが、努力次第で必ず結果に結びつきます。コツコツと取り組み、内申点アップにつなげていきましょう。

内申点の上げ方については以下の記事でもくわしく解説していますので参考にしてください。

▶ 内申点の上げ方10選!副教科もあなどってはいけない理由を解説

①授業態度を良くする 

内申点を上げるためにも、まずは普段の授業態度を見直してみましょう。授業中に寝ない、私語を慎む、忘れ物をしないなどの基本的なことを守るだけでも先生からの評価は変わります。先生の話にうなずいたり、適宜メモを取ることで、真剣に授業に取り組んでいる姿勢が伝わるでしょう。


また、発言や質問も積極的に行うのもおすすめです。わからない問題があれば放課後に「この問題の解き方をもう一度教えてください」と聞きに行けるだけでも、学習意欲を伝えられます。

普段の態度は「主体的に学習に取り組む姿勢」として内申点に大きく関わります。授業中はしっかり集中し、学ぶ意欲を示す行動を心がけてください。日々の小さな努力の積み重ねが、良い評価を得ることに繋がっていきます。

②課題を提出する

課題をきちんと提出することも内申点アップのために必要です。指定された期限は必ず守りましょう。期限を過ぎたり、未提出にしたりすると減点の対象になります。定期的に提出状況を確認し、日頃から提出忘れを防ぐためのスケジュール管理を行うようにしましょう

また、自由提出の課題にも積極的に取り組むようにしてください。例えば、授業内容に関連するレポートを自らの学習のために作成し、先生にも見せ、意見をもらえれば、学習意欲の高さを示せます。

課題はただ提出するだけではなく、質の高い内容を心がけることも大切です。字を丁寧に書く、表や図を取り入れる、分かりやすく工夫するなど、細部に気を配ることで評価が上がる可能性があります。

課題の取り組みは地道な作業ですが、これを徹底することで他の生徒との差をつけられますよ。

③テストの点数を上げる

テストの点数は内申点に直結するため、高得点を目指していきましょう。目標とする内申点によって狙う点数は変わりますが、「3」を目指すなら70点、「4」なら80点、「5」なら90点以上が目安です。

目標を達成するためには、日頃から教科書やノートを活用して基礎を固めることが重要です。基本的には定期試験で出題されるのは学校の授業で扱ったものが中心となります。

授業で取り組んだ問題を繰り返し復習し、理解が曖昧な部分は疑問をそのままにせずしっかり解消しながら勉強するようにしましょう。分からない部分は先生や友達に質問するなど、積極的に周囲からのサポートを得るようにすると効率的に勉強を進められますよ。

④資格や検定を受検する

英検や漢検、数検などは多くの学校で内申点の加点対象となっています。特に英検では3級以上を取得すると評価が上がり、推薦入試や一般入試で有利になる高校が多いです。

これらの資格を取得することは足りない内申点を補えるだけでなく、自分の自信にも繋がります。試験日や学習すべき内容が決まっているので対策もしやすく、受験本番前の試験慣れとしても効果的です。

受けること自体が受験に向けて良い経験になるので、ぜひ積極的に挑戦してみましょう。

⑤課外活動に参加する

課外活動への参加も、内申点を上げるのに役立ちます。直接科目ごとの成績としては反映されませんが、内申書に加筆されます。部活動や委員会活動、地域のボランティアなどに積極的に取り組めば、その分評価を上げることが可能です。

一部の学校では課外活動が点数化され、内申点に直接影響することもあります。文化祭の実行委員や部活動の部長を務めた実績は特に加点対象になりやすいので、ぜひ挑戦してみましょう。

課外活動を通じて得られるスキルや経験は、将来にも役立つ貴重な財産にもなります。自分の興味や得意分野を活かせる活動には積極的に取り組んでみてください。

高校受験では内申点の影響度は大きい!しっかり対策しておこう

高校受験では内申点の影響度は大きい!しっかり対策しておこう

内申点は高校受験においてかなり大きな影響を及ぼします。都道府県によって異なりますが、1年生もしくは2年生の成績から内申点に含まれるところがほとんどです。「もう今さら間に合わないよ…」と感じる方もいるかもしれませんが、対策次第で内申点を上げることは可能です。

効率的に勉強を進めるのであれば、プロの手を借りることも検討してみましょう。これまでとは違った学習方法に出会い、学力が伸びるきっかけになる可能性も十分にあります。高校受験の選択肢を広げるためにも、内申点を上げる工夫を取り入れてみてください。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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