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夏休み明けに不登校になるのはなぜ?見逃してはいけない前兆やサインを解説します

不登校

2023/12/22

夏休み明けは一年で一番不登校になりやすい時期だといわれています。

なぜなら、夏休みが終わり学校へ戻ると、不登校の可能性が高まるからです。保護者様は、夏休み明けに不登校が起こりやすい理由を理解し、その前兆を見逃さないようにすることが大切です。

今回は、夏休み明けに起こりやすい不登校の理由からや、不登校になってしまう兆候や対策まで、わかりやすく解説します。お子さまの不登校に対応するためのヒントを見逃さないよう、しっかりと理解しておきましょう。

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夏休み明けに不登校になりやすいのはなぜ?

夏休み明けに不登校になりやすいのはなぜ?

夏休み明けは不登校になりやすい時期といわれており、その理由はいくつか共通したものがあるとされています。

ここでは、夏休み明けに不登校になりやすい代表的な理由についてご紹介します。

理由①:疲れから回復できていない

新年度になってから夏休みが始まるまで、身体的・精神的に「つらい」と感じながらも、日々をなんとか乗り越えてきたお子さまにとって、夏休みという期間だけでその疲れを回復させることは難しいものです。

なぜなら、心の疲れは時間が経ったからといって容易に回復するものではないからです

特に、まだまだ登校するだけのエネルギーがない状態だと、夏休み明けに登校する意欲が湧かず、不登校に繋がることがあります。

理由②:宿題が終わっていない

真面目なお子さまの場合でも、宿題が終わっていないことが夏休み明けに不登校の理由となることがあります。

宿題が終わっていないということは、自覚しながらも終えられなかったことに絶望したり、自信をなくしたりすることがあります。

また、夏休み明けに宿題が終わっていないことを先生や保護者様に責められるのではないか、友人はどう思うだろうか、といった不安を感じているケースもあります。

宿題が終わっていないと、周囲は「怠けている」と感じることがあるかもしれません。

しかしその背景には、宿題をやろうと思うだけのエネルギーがない、夏休み明けの学校生活への不安が大きすぎて宿題に手がつかない、といった怠け以外の原因が潜んでいる可能性があります。

理由③:夏休み中に登校への不安が増した

夏休み前は一生懸命毎日をこなし、不安を自覚する余裕さえなかったお子さまも、夏休みというのんびりとした時間の中で自分と向き合う余裕が生まれるでしょう。

そうすると、学校生活の嫌なことや不安なことが目につきはじめ、だんだんと不安を自覚するようになりますこれは、一度休憩することで今自分が置かれている状況を整理できている証ともいえます。

また、たとえば夏休み前に友人関係に悩みを抱いていた場合、夏休みを挟んだからといってその問題が解決するわけではありませんよね。

時間をおいたからこそ悩みや不安が増大し、夏休み明けの登校が怖くなってしまうこともあります。

理由④:生活リズムが切り替えられない

夏休みの間は、昼夜逆転など生活リズムがルーズになるお子さまが多いのではないでしょうか。

長期休みの特権とも言えますが、一度そのような楽な生活を経験してしまうと、元の規則正しい生活がつらくなってしまいます。

また、前項でご紹介したように、夏休み明けの学校生活に不安を抱えている場合、その不安から夜寝付けなくなってしまうことがあります。夜眠れないと朝きちんと起きることができず、最悪の場合、昼夜逆転生活となってしまいます。

そのような生活リズムの乱れから、夏休み明けに不登校に至るケースもあります。

夏休み中に起こる不登校の前兆は?

夏休み中に起こる不登校の前兆は?

夏休み明けに不登校になるお子さまは、夏休みの間からその前兆がみられると言われています。

ここでは、夏休み中に起きやすい不登校の前兆についてご紹介します。

前兆①:外出を避ける

夏休み前の疲れが抜けきっていないと、夏休み中も外出を嫌がったり家族以外の人に会うことを避けたりするようになります。

外出や人との交流は体力的にも精神的にもエネルギーが必要で、多少なりとも疲れてしまうものですが、多くの方はそれを承知の上で外出をしますよね。それは、疲れよりも外出への楽しみや意欲が勝っている健康的な状態だからです。

しかし、疲れや不安の強いお子さまは、たとえばゲームといった自宅でできることに没頭して外出を避けるようになります。自宅での活動に没頭することで、不安や恐怖に目を背けているとも言えます。

前兆②:生活リズムが乱れる

前項でも少しご紹介しましたが、不安や悩み事があると夜いろいろと考えてしまい、なかなか寝付けなくなることがあります。そうすると、今度は朝起きられなくなり、だんだんと不規則な生活リズムが出来上がっていきます

また、スマホやゲームへの依存が睡眠を妨げているケースもあります。ゲームは単に楽しいだけでなく、オンラインゲームなどを通して他者と繋がることのできるツールでもあります。

ゲームという共通の趣味を通して出会った相手とは本名や顔を知られることなく交流できるため、居心地がよいと感じるお子さまもいます。学校では得られなかった“居場所”をゲームの中で得ることができたと感じるケースもあり、それがますますゲームに没頭し生活リズムを狂わせる要因にもなります。

不登校中に昼夜逆転してしまう理由については、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

不登校中の昼夜逆転はスマホのせい?治し方や原因を解説します!

前兆③:宿題をやりたがらない

勉強が嫌・やりたくないのではなく、学校への恐怖感・抵抗感を宿題をやらないことを通して表している可能性も考えられます

これを意識してやっているかどうかは、お子さまの年齢や精神状態により異なります。中には、自分の中に「学校に行きたくない」という気持ちがあることを自覚できておらず、無意識に宿題を避けてしまっているケースもあるのです。

保護者様が「宿題をやらないなんてどうしたんだろう?」とお子さまの異変に気づいてくれるのを待っている場合もあるため、単なる怠けで宿題をやりたがらないのかどうか、慎重に見極める必要があります。

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夏休み明けにみられる不登校のサインは?

夏休み明けにみられる不登校のサインは?

夏休み中から不登校のサインがあったお子さまも、そうでなかったお子さまも、いざ夏休みが明け学校生活が始まると、より顕著に不登校のサインが表れやすくなります。

具体的な夏休み明けの不登校サインは、以下の通りです。

サイン①:体の不調を訴える

夏休み明けの登校初日、登校時間が迫ってくると、体の不調を訴えるお子さまは非常に多いものです。これには、登校への不安やストレスが本当に腹痛などを引き起こしているケースと、休む口実を作るために不調を訴えているケースがあります。

後者は、いわゆる「仮病」という言葉で片付けられがちですが、お子さまが仮病を使ってまで登校を渋る背景に目を向ける必要があるでしょう。

また、お子さまが自発的に不調を訴えることができない場合でも、なぜだか元気がなかったり食欲がなくなったりする様子から、異変に気づくことは可能です。

サイン②:生活リズムを戻せない

上記のように夏休み中に生活リズムが乱れてしまうと、夏休み明けに簡単に規則正しい生活に戻すことは難しいものです

夏休み明けに登校したくないからこそ夜更かしをしたり朝起きることを拒否したりする場合、永遠に不規則な生活リズムは改善されず、負のループに陥ってしまいます。不規則な生活リズムは、生活時間帯の違いから他者と疎遠になるきっかけにもなり、問題が悪化しやすくなることも特徴です。

サイン③:口数が減る

夏休み明けは、学校に不安や恐怖を持ちつつも、「行かなければならない」、「でも行きたくない」という葛藤に悩まされやすくなります。この感情をストレートに家族に伝えることはそれなりに勇気が必要ですし、相談の仕方がわからず、だんだんと口数が減っていきます

頭の中が学校への不安でいっぱいになり、人と話す余裕がない場合もあります。

夏休み明けの不登校への対策ポイント

夏休み明けの不登校への対策ポイント

夏休み明けの不登校を防いだり問題を長期化させたりしないために、保護者様にできる対策は何でしょうか。

ここでは、夏休み明けの不登校にまつわる対策について解説します。

ポイント①:不登校の兆候をキャッチする

まずは、夏休み中・夏休み明けのお子さまの異変を敏感に察知できるよう、上記に挙げたような不登校のサインを知っておきましょう。また、保護者様が感じる「いつもと様子が違うな」という感覚を侮ることはできません。

お子さまの異変を察知したり不登校の兆候をキャッチしたりするためには、日頃からお子さまとの会話を心掛け、様子を気にかけておく必要があります。日頃からコミュニケーションが取れていれば、口数や会話内容の変化に気づくことができますよね。

不登校を深刻化・長期化させないためにも、初期対応の重要性は計り知れません。

ポイント②:登校を強要しない

夏休み明けにお子さまが登校を拒否したからといって、無理に登校させることは好ましくありませんそれは、仮にその場では一時的に登校できたとしても、積もりに積もったストレスによって後々さらに深刻な不登校に繋がることがあるからです。

また、保護者様が「登校したくない」という気持ちを汲んでくれなかったという事実は、お子さまの心に傷を残します。何かあったときに保護者様を頼ったり悩みを打ち明けたりしやすい関係を維持するためにも、お子さまの意に反した登校は望ましくありません。

ポイント③:学校や医療機関に相談する

夏休み明けの欠席が長引きそうであれば、学校に相談し、現状を伝えておきましょうそれによってスクールカウンセラーを頼ることも可能になりますし、何よりも学校と連携を取ることで、社会との繋がりが遮断され、親子で孤立してしまうのを防ぐことができます。

対策を一緒に考えてくれる相手がいることが、親子の安心感に繋がる場合もありますよね。

その他、医療機関に不登校について相談することで、不登校の詳しい原因を追及したり心身の不調を和らげたりできるケースもあります。

積極的に第三者を頼り、親子で煮詰まらないような環境を整えることが重要です。

まとめ

夏休み明けに不登校

今回は、夏休み明けに不登校になりやすい理由や、不登校の兆候、さらに保護者様向けの不登校対策についてご紹介しました。

夏休み明けはお子さまにさまざまな変化がみられるタイミングともいえます。お子さまに不登校の兆候がみられても、焦らずサポートしていけるとよいですね。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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