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【別室登校】は不登校の子どもの希望?別室登校のメリットとデメリットを解説

不登校

2024/02/01

不登校や登校渋りの子どもたちが、学校に登校する手段として「別室登校」があります。別室登校とは、教室ではなく別の部屋で学習したり給食やお弁当を食べたりする学校生活の形態です。

何かしらの理由で学校へ行くのが辛くても、別室登校が可能なら欠席にはなりません。すなわち、不登校の扱いにならないのです。不登校や登校渋りのお子さまがいる保護者様は、学習面の遅れや友達との交流から離れてしまうのを心配していませんか。

この記事では、不登校や登校渋りのお子さまがいる保護者様のために「別室登校」の概要やメリット・デメリットなどについて詳しく解説していきます。

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別室登校とは?

別室登校とは?

近年、小中学校における不登校の児童生徒数は増え続けています。文部科学省の調査によると、2022年度の不登校児童生徒数は小学校で105,112人、中学校で193,936人でした。

ここでは「登校できるけれど教室に入れない」「不登校から学校復帰を目指したい」子どもたちの別室登校についてくわしく説明します。

別室登校の定義

別室登校とは「不登校傾向の児童生徒が学校に登校している間、定められた通常の教育活動から離れて、常時もしくは特定の時間帯に相談室や保健室などの校内の別室やほかの場所で、個別もしくは小集団で活動している状態」をいいます。

別室登校の目的

別室登校は「不登校の予防」「教室復帰へのステップ」の役割があります。目的としては以下の3つが挙げられます。

  • 学校に登校する機会を確保
  • 学習や友達との交流の機会を提供
  • 心身の健康や生活の安定
  • 教室復帰を支援

何らかの理由で教室に入れなかった不登校の子どもが、学校に戻っていきなり教室に入るのはハードルが高いかもしれません。別室登校は、教室に居るのが苦しくなったときの一時的な避難場所の役割もあります。

別室登校の対象者

別室登校の対象者は、不登校(年間30日以上欠席)で教室での通常の教育活動に参加するのが困難な子どもです。また、教室復帰に向けて、まずは別室登校から始めるのが望ましいと判断される子どもも対象となるでしょう。

別室登校は、不登校の児童生徒の学校復帰を支援するうえで、有効な手段の1つです。別室登校を通して、教職員や友達との交流を深め、徐々に教室復帰に向けた準備を進められます。別室登校は、強制ではありません。ご家庭の判断で別室登校を希望する場合は、事前に学校側の確認が必要です。

別室登校の5つのメリット

別室登校の5つのメリット

別室登校ができれば、子どもの孤立や生活リズムの乱れが防止できます。また、教室に入るのが辛くても、別室登校すれば不登校の扱いにはなりません。ここでは、別室登校するメリットについてくわしく解説していきます。

①子どもの孤立を防ぐ

別室登校は、教室とは別の場所で教職員や友達と交流する機会を提供します。そのため、不登校の傾向にある児童生徒は、学校に所属している意識を持ち孤立感や不安を軽減できるでしょう。

また、別室登校では不登校同士の交流や活動が期待されます。同じ悩みを持つ者同士が、交流や活動を通して他者とのつながりを感じられるでしょう

②生活リズムの乱れを防ぐ

不登校の子どもは、学校に通っていないので生活リズムが乱れがちです。自己管理が難しくなり、昼夜逆転になるケースも多いでしょう。しかし、別室登校で学校に通う習慣が継続できれば、生活リズムは徐々に整ってきます。

子ども自身が「不登校ではなく学校に通っている」意識を持てれば、生活リズムが維持しやすくなるかもしれません。

③出席扱いになる

教室に入らなくても、別室登校すれば出席扱いになります。高校進学を考えている場合は、出席日数が足りないと内申点に影響があるので、出席日数を得られるのは大きなメリットといえるでしょう。

ただし、別室登校していても授業自体を受けていなければ校長の判断が必要な場合もあります。子どもの状況を見ながら担任の先生やスクールカウンセラーに相談してください。出席扱い制度については以下の記事でくわしく説明していますので、併せて読んでください。

参考:不登校生が出席扱い制度を利用すると内申点はどうなる?メリットについて徹底解説します!

④学習が継続できる

別室登校は、教室での授業に参加できなくても学習を継続できます。教職員や学習支援員が、学習の遅れや課題を補うための支援をします。できる勉強から始めていくと自信につながり、ほかの科目にも取り組みやすくなるでしょう。理解できないところを先生に直接質問することができれば、コミュニケーション力も身につけられます。

⑤個別に支援が受けられる

学校に在籍しているスクールカウンセラーは、不登校の傾向にある児童生徒の心のケアを行います。学校での悩みや不安を、親に話したくない子どももいるでしょう。そのような子どもに寄り添って相談できる環境を学校は整えています。

また、勉強が苦手で学校が嫌になった子どもでも、別室登校では自分のペースで学習を進められます。教職員や学習支援員から児童生徒の個々の状況やニーズに合わせた支援を受けられるのは、別室登校のメリットといえるでしょう。

別室登校の3つのデメリット

別室登校の3つのデメリット

不登校の傾向がある児童生徒にとって、別室登校はメリットばかりではありません。子どもによっては「特別扱いを受けている」といった罪悪感を持つ場合もあります。また、別室登校に満足してしまって次のステップに進めないケースもあるでしょう。ここからは、別室登校するデメリットについてくわしく解説していきます。

①教室での授業や活動に参加できない

教室での通常の教育活動に参加できないため、教室で学ぶ内容や友達との交流の機会が減ってしまいます。そのため、教室での授業や活動に参加している児童生徒との学力やコミュニケーション能力の差が広がる可能性があるでしょう。

また、子どもによっては友達との交流の機会が減ると孤立感や疎外感を感じる場合もあります。

②連帯感を得られない場合がある

別室登校では、個別指導や少人数指導が行われるので、不登校の傾向にある児童生徒は学習状況やニーズにあわせて指導を受けられます。一方、教室での授業や活動からの学びは得られません。

集団での学校生活の利点は、クラスの友達の存在で考え方の幅が広がったり前向きに行動できたりする点です。別室登校では、集団行動を通じて連帯感を得たりお互いが協力して目標を達成したりするような経験は少なくなるでしょう。

③周囲から偏見を受ける可能性がある

別室登校は「不登校の予防」「教室復帰へのステップ」の役割があり、学習や友達との交流の機会を提供します。しかし、周囲から偏見を受ける可能性があるので注意が必要です。たとえば、別室登校していると「不登校で、学校に行きたくないから別室登校している」と思われるケースもあります

偏見や誤解を受けると、学校復帰への意欲を低下させてしまう場合もあるでしょう。

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別室登校から教室復帰へのステップ

別室登校から教室復帰へのステップ

別室登校は、教室へ復帰するためのステップでもあります。復帰してからすぐに教室で過ごすのはハードルが高く、すぐに息切れしてしまう子どももいます。子どもの状況にあわせて、好きな教科の授業だけ参加したり給食だけ教室で食べてみたり、焦らず教室復帰を目指しましょう。

ここからは、別室登校から教室復帰へのステップを説明します。

その1. 別室登校の環境を教室に近づける

別室登校は、教室復帰への第一歩として有効な手段です。しかし、別室と教室の環境が大きく異なると教室復帰のハードルが上がってしまいます。そのため、別室登校の環境を教室になるべく近づける工夫は大切です。具体的には、以下の内容が挙げられます。

  • 毎日でなくても朝から登校する
  • 時間割にあわせて学習する教科を選択する
  • クラスの友達と休み時間に話をしたり給食を一緒に食べたりする
  • 決めた科目のみ教室で学習する

これらを意識して行動できれば、教室に居る時間も長くなっていくでしょう。

その2. 子どもの不安な気持ちを理解する

不登校の傾向にある子ども自身が教室復帰を希望していても、不安や恐怖はすぐにはなくなりません。まわりの大人は、子どもの不安な気持ちを理解し、安心して教室復帰できるようにするサポートが大切です。

具体的なサポートとして、以下が挙げられます。

  • 子どもの話をよく聞き、不安な気持ちを理解する
  • 教室復帰のメリットやデメリットを説明し納得できるようにする
  • 教室復帰への不安や恐怖を軽減するために、子どもに合わせたステップを考える

教室復帰できるまでの期間は子どもによって異なります。子どものペースにあわせて、まわりは焦らず見守る姿勢が重要です。

その3. 段階的に教室復帰を目指す

まわりが焦って教室復帰を無理に進めると、子ども本人の負担が大きくなり教室復帰が遠のいてしまいます。場合によっては完全不登校になるケースもあるでしょう。逆戻りや完全不登校を防止するために、以下の段階を経て教室復帰を目指します。

  • 教室の近くで過ごす
  • 教室で友だちと話す
  • 好きな教科の授業を受ける
  • 給食やお弁当を教室で食べる

子どもの状態にあわせて、無理のないペースで進めるのが大切です。

その4. 教室復帰後のサポートを継続する

教室復帰ができたとしても、すぐに元の状態に戻ってしまう可能性もあります。そのため、教室復帰した後もまわりがサポートを継続するのは大切です。教室復帰後の様子を気にかけて困った様子であればすぐに対応するなど、学校生活における不安が軽減するようにサポートしなければなりません。

教室復帰は、不登校の傾向にあった子どもにとって大きなチャレンジです。その気持ちを理解し、元の状態に戻ったとしても想定内としてまわりの大人はサポートを継続しなければなりません。別室登校から教室復帰までのステップは、子どもの状況や希望にあわせて柔軟な調整が大切です。

別室登校を検討している保護者様へ

別室登校を検討している保護者様へ

不登校の傾向にあるお子さまがいる保護者様のなかには、別室登校を検討している方もいるのではないでしょうか。「可能ならば、子どもには学校へ行ってほしい」「完全不登校になるのは避けたい」と考える方も多いと思います

ここでは、保護者様がお子さまの別室登校を検討する際に注意しておきたい点についてお伝えします。

本人の意思を尊重する

お子さま本人が別室登校を希望しているのであれば、その意思を尊重しましょう。しかし、希望していないのであれば無理に登校させるのは避けてください。無理させてしまうと、お子さまの負担が大きくなり逆効果になる可能性があります

保護者様は、お子さまの不安な気持ちを理解してサポートする必要があります。

学校の先生や支援機関の専門家に相談

お子さまの状況や希望にあわせて、無理のない別室登校をするためには学校の先生への相談は必須です。先生のサポートがなければ教室復帰はもちろんのこと、お子さまがこれからの学校生活を続ける環境を整えるのは難しいでしょう。

別室登校を希望しても、実際はまだ学校から離れて心と身体の休息が必要な期間かもしれません。お子さまの状態を見極めるために支援期間や専門家に相談するのもいいかもしれません。保護者様が先走って準備しても、お子さまに十分なエネルギーがなければ別室登校したとしても逆戻りが予想できので注意してください。

うまくいかなくても想定内

不登校は、決して悪いことではありません。むしろ、子どもが自分の心と向き合うための大切な時間ともいえます。学校へ行くことに不安や恐怖を感じている子どもが、教室へ入るのは決して簡単ではありません。保護者様が想像する以上に、お子さまにとっては大きなチャレンジなのです。

たとえ、別室登校がうまくいかず不登校になったとしても、お子さまを責めたり、また保護者様が自分自身を責めたりしないでください。不登校は永遠には続きません。どんな子どもにも自分で自分の未来を切り開いていく力は備わっています

不登校は、お子さまの成長過程の1つだと割り切って、保護者様は家の中を安心安全の場所にするよう心がけましょう。そうすれば、お子さまはきっと自分のペースで動き出します。

まとめ

別室登校

「別室登校」とは、不登校や登校渋りの子どもたちが、学校に登校する1つの手段です。何かしらの理由で学校へ行くのが辛くても、学校へ行く機会を確保し「不登校の予防」「教室復帰へのステップ」を支援します。

また、別室登校が可能なら欠席にはならず不登校扱いにならないので、高校受験を検討している場合は出席日数の条件を満たすのも可能です。
この記事では、不登校や登校渋りのお子さまがいる保護者様のために「別室登校」の概要やメリット・デメリットなどについてくわしく解説しました。学校へ戻るのは、お子さまにとっては大きなチャレンジです。保護者様がお子さまのチャレンジを正しくサポートできるように注意点もお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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