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登校拒否と不登校の違いは?発達障害との関係や対処法について解説します

不登校

2024/05/11

世間で大きな問題として取り上げられている不登校ですが、類似した言葉に「登校拒否」というものがあります。

同じような意味合いで使われることの多い「登校拒否」と「不登校」ですが、定義に違いはあるのでしょうか。いずれも、原因や対処法がわからず苦慮されている保護者様が多いのが現状です。

今回は、登校拒否と不登校の違いや対処法について、近年話題の発達障がいとの関連性にも触れながら解説します。

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登校拒否の定義

登校拒否の定義

厚生労働省が定義する登校拒否とは、以下のようになっています。

何らかの心理的、情緒的、身体的若しくは社会的要因又は背景によって、児童生徒が出席しない又はすることができない状況(病気又は経済的理由による場合を除く。)

出典:厚生労働省「e-ヘルスネット 不登校/登校拒否」

登校拒否は、後述する「不登校」と違って「何らかの理由により学校に登校することを拒否している」という意味合いが強いとされています。

日本では、古くから学校を休んだり行けなかったりする状態をさまざまな呼び名で表現してきました。学校に行くことや勉強することを怠けている状態は「怠学」、登校に対して強い恐怖感や不安感を抱いている状態は「学校恐怖症」と呼ばれてきました。

「登校拒否」もそうした呼び名の変遷の中で生まれた一つであると言えるでしょう。

登校拒否と不登校の違いは?

登校拒否と似た言葉に、「不登校」があります。

不登校の定義は、以下の通りです。

何らかの心理的、情緒的、心身的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの

出典:文部科学省「不登校に関する認識」

登校拒否との決定的な違いは、「年間の欠席日数が30日以上」と具体的な基準が設けられていることでしょう。

しかし、登校拒否と不登校が厳密な違いを持って使い分けられているとは言い難いのが現状です。

ただし、ニュアンスとしては登校拒否と違い、「学校に行きたいのに行けない状態」も含まれているものと考えられます。

上記の学校に行けないことの呼び名でもわかるように、かつては学校に行かないことは怠けであったり、お子さまの頑張りが足りないせいだと考えられてきました。しかし近年では、心身のバランスなどの関係で行けたくても行けないお子さまがいること、学校に行けない理由は非常に複雑で断定が難しいことなどが明らかとなり、「不登校」という呼び名が浸透しています。

登校拒否の人数は?

登校拒否と不登校にはやや違いがあるものの、一般的には同じ言葉として使われており、さらにそれぞれの言葉別での調査なども実施されていないため、ここでは同じ意味として解説していきます。

登校拒否(不登校)に関する最新の調査データによると、令和4年度の小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人となっています。これは、前年度と比較して54,108人増加し、過去最多です。

増え続ける登校拒否(不登校)に対しては、国をあげて対策が進められており、学校に行けなくても学ぶ機会が保障され続けられるよう環境が整備されています。

(参考:文部科学省 令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(いじめ関連部分抜粋版)

登校拒否(不登校)の原因は?

登校拒否(不登校)の原因は?

では、今や社会的問題といっても過言ではない登校拒否(不登校)の原因は何なのでしょうか。

最近では、発達障がいにも関心が寄せられており、登校拒否(不登校)との関連性が注目されています。

以下では、登校拒否(不登校)の原因とされている要因を3つご紹介するとともに、発達障がいとの関係を解説します。

学校に関係するもの

登校拒否(不登校)の原因の1つ目は、学校に関係するものです。

学校に関係するものとは、主にいじめを含む友人関係のトラブル、勉強に関する悩みなどが含まれます。

いじめは、登校拒否(不登校)と同様に年々増加しており、追い詰められたお子さまが自殺を選択することもあるほど深刻な問題です。年々増加している背景には、昨今のいじめ問題への関心の高さによって、これまで見過ごされてきた初期段階のいじめが早めに発見・対処されるようになったことも要因の一つとして考えられます。

また、勉強に関する悩みや不安も登校を妨げる原因となります。

成績不振や受験への不安が登校拒否(不登校)という形で表れるのは決して珍しいことではありません。

特に小・中学校のお子さまにとっては、学校と家庭が世界のすべてといっても過言ではありません。そのため、学校で起きたトラブルによって心身に不調をきたすことも自然なことだと言えるでしょう。

家庭に関係するもの

登校拒否(不登校)の原因の2つ目は、家庭に関係するものです。

転居や家族関係の変化などによって家庭環境が安定しない状況は、お子さまのストレスとなります。

家庭が居心地よく心落ち着く場所でない場合、お子さまは休息をとったり心身を回復させたりすることができず、登校するためのエネルギーが不足してしまうことがあります。

家庭というものは、お子さまが外の世界で頑張るための安心基地のような機能も兼ね備えているため、そこが不安定である場合は十分な安らぎが得られず、登校拒否(不登校)に繋がるケースがあります。

本人に関係するもの

登校拒否(不登校)の原因の3つ目は、本人に関係するものです。

これには、お子さまが感じている無気力や不安、生活リズムの乱れなどが含まれます。

意外に思われる方も多いかもしれませんが、実は不登校の原因のうち「無気力・不安」は約半数を占めています。明確な理由があるわけではない、「なんとなく」学校に行けない・行きたくないというお子さまはかなり多いのです。

大人から見ると「怠けている」「そんなことで休むの?」と思うかもしれませんが、特に思春期あたり、将来に漠然とした不安を抱えるお子さまには、この「なんとなく不安」は大きなストレスとなります。

悩み、葛藤しながらもそれを乗り越えたり、登校拒否(不登校)という選択をとらずに済むかどうかは、お子さま本人の性格や家庭環境も大きく関係します。

発達障害が関係するもの

近年は、発達障がいが世間で認知されるようになり、それとともに関心も高まっています。多くの方が正しい知識と理解を持つのはよい反面、ことあるごとに発達障がいと結びつけられてしまうのは危険とも言えます。

登校拒否(不登校)に関してもそれは同様で、しばしば「発達障がいだと不登校になる」といった誤解をされることがあります。

これは、完全に間違っているというわけではありませんが、「発達障がいだと不登校になる」というよりも、「発達障がいの特性が不登校の可能性を高めている」と言った方が適切でしょう。

発達障がいのお子さまは、できることとできないことに大きなバラつきがあったり、友人との自然な、いわゆる“空気を読んだ”コミュニケーションをとることが難しかったりする場合があります。

それらの特性は、ときに子どもの集団の中で浮いてしまったり拒否的な反応をされたりすることがあります。そういった経験の積み重ねや傷つき体験によって登校を拒否してしまうのは、想像に容易く、自然なことと言えますよね。

したがって、発達障がいだから必ずしも登校拒否(不登校)になるのではなく、その特性が登校拒否(不登校)の可能性を高めていると考えるのが適切でしょう。

不登校の原因については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

▶ 不登校になる原因は?文科省の情報から増加の背景や対応法を解説!

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登校拒否(不登校)の対処法や相談先は?

登校拒否(不登校)の対処法や相談先は?

お子さまが登校拒否(不登校)になったら、どのように対処すればよいのでしょうか。多くの保護者様は戸惑い、対処法に苦慮されるのではないかと思います。

登校拒否(不登校)に関しては、家庭だけで抱え込まず適宜他者に相談することが重要ですが、その相談先もなかなか分からないといったことがあるかもしれませんね。

そこで以下では、登校拒否(不登校)への対処法とともに、相談先について解説します。

子どもの気持ちに寄り添う

登校拒否(不登校)への対処の基本は、保護者様がお子さまの気持ちに寄り添うことです。

登校拒否(不登校)という選択をするほど疲れ切ったお子さまの心には、ありのままの自分を受け止め、安心させてくれる存在が必要です。

お子さまが前に進む力を蓄えるためにも、まずは心安らげる環境で十分な休息をとることが大切です。

登校を強要しない

お子さまが学校に行けていないという状況は、保護者様を焦らせストレスとなるものです。

そのため、ついお子さまを責めたり登校を強要したりしてしまいがちですが、それは逆効果と言えます。

「親は自分を理解してくれなかった」という状況は、お子さまを孤立させ、誰かに頼る機会を失ってしまう可能性があります。

登校拒否(不登校)においては、何よりも保護者様がお子さまの味方である必要があります。信頼関係を構築・維持するためにも、お子さまの意に反した対応は控えるとよいでしょう。

生活リズムを守る

学校に行けていない状況であっても、生活リズムは守るよう心がけましょう。

昼夜逆転といったように生活リズムが極端に乱れていると、朝早く起きて登校することがますます億劫になり、登校拒否(不登校)に拍車をかけてしまう危険性があります。

家庭内で登校拒否(不登校)の新たな原因を作ったり、登校再開の意欲を削ぐような原因を発生させたりしないためにも、自宅で過ごす間も登校時と同様の生活リズムを守るよう心がけましょう。

子どもの居場所を作る

登校拒否(不登校)によって家庭に引きこもりがちになると、親子ともにストレスが溜まってしまいます。

そのようなときは、家庭以外にお子さまの居場所を作ることができると安心です。

たとえば、各自治体が運営する教育支援センターや民間のフリースクールはお子さまの居場所となるだけでなく、学習支援やカウンセリングなどのサービスを受けることも可能です。

保護者様としても、学校との繋がりが希薄になった中でそのような外部機関に頼ることができるという状況は、安心できるものと言えるでしょう。

特に教育支援センターは、利用することで学校出席と同等に扱ってもらえる場合が多いため、お子さまの進路選択肢を確保する上でも有効な施設です。

学校などに相談・連携する

登校拒否(不登校)に関しては、必ず学校に相談・連携できるようにしておけると安心です。

お子さまの現状を知ってもらうことは、特に学校生活にトラブルを抱えている場合、問題の根本的な解決に繋がる可能性がありますし、親子が自宅で孤立してしまうのを防ぐことができます。

また、学校側からスクールカウンセリングの利用を勧めてもらえるなど、専門家の支援を受けることも可能です。

登校拒否(不登校)は、決して親子だけで悩む必要がある問題ではなく、多方面からの支援が必要なものと言えます。

少しでも勉強は続ける

登校拒否(不登校)によって授業が受けられていない期間も、少しずつでも勉強は続けるようにしましょう。

というのも、登校拒否(不登校)のお子さまの多くが、最初のきっかけとは別で学校に行きにくい理由として「勉強がわからない」を挙げているのです。つまり、登校拒否(不登校)が長期にわたるほど、徐々に勉強の遅れなどの不安が増し、ますます登校が億劫になっていると考えられます。

この事態を防ぐためには、登校拒否(不登校)の期間も自宅で勉強を続けておけると安心です。

とはいえ、自主学習は分からない問題があったときに解決に苦戦しますし、外出がつらいお子さまにとっては塾などに行くことが難しい場合もあるでしょう。

そのようなときは、サブスタであれば自宅にいながらお子さまのペースに合わせて、そして学校の授業進度も考慮しながら勉強を続けることができます。さらに、学校出席扱いとしてみなされるため、進路や将来を見据える上でも安心です。

月額1万円以下で利用できるという点も、保護者様にとってはメリットと言えることでしょう。

登校拒否と不登校の違いに関するまとめ

今回は、登校拒否と不登校の違いについて詳しく解説しました。

登校拒否と不登校には、「年間30日以上の欠席」という基準の有無や、学校に行きたくても行けないかどうかといった点で微妙に違いは見られるものの、ほぼ同じ意味で使われているのが現状です。

登校拒否(不登校)の原因はお子さまによって非常にさまざまなで複雑なものですが、いずれも早めの対処と継続的な勉強が重要と言えるでしょう。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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