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親子で取り組む不登校への対応は?スモールステップで進める詳しい対応をご紹介

不登校

2023/01/17

不登校の児童生徒の数は年々増加し、今や珍しいものではありません。

とはいえ、保護者様はお子さまが不登校になると、「親として何かできる対応はないか」と不登校対応を模索し、思い悩まれてしまいますよね。

しかし、保護者様の焦りはお子さまに伝わるもの。不登校対応は、スモールステップでお子さまと一緒に進めていきましょう。

 

今回は、登校再開を目指して親子で取り組める不登校の対応方法について、「休息」「活動」の2段階に分けて詳しくご紹介します。

 

不登校への対応:休息編

不登校の原因は、お子さまによってさまざまです。「学校に馴染めない」や「対人関係の悩み」をはじめ、年齢が上がるにつれて「成績不振」「進路への不安」など、不登校の要因は増え、複雑化していきます。不登校の原因は1つであるときもあれば、複数が絡まりあっていることも珍しくありません。

しかし、不登校の原因によってその後の対応も変わってきますよね。

 

お子さまの不登校という現象は、お子さまの心が休息を求めているサインでもあります。不登校の原因が言葉でうまく言えなくても、“学校に行かない”という行動で休息の必要性を訴えているのです。保護者様がその気持ちを否定し、無理に登校を促しても上手くはいかないでしょう。

不登校対応におけるお子さまの休息で大切なポイントは、主に以下の2点です。

 

①お子さまと会話の時間を設ける

お子さまの年齢に関係なく、不登校中の保護者様の基本対応は「お子さまとの会話の時間を設けること」。意外と、お子さまとじっくり会話をする機会って少ないものですよね。お子さまが中学生にもなると、日々忙しかったり思春期ゆえの気恥ずかしさがあったりするため、尚更でしょう。

 

そこで、不登校の期間をお子さまとの会話のチャンスと捉えてみるのはいかがでしょうか。このとき、不登校であることを責め立てたり原因を無理に追求するのではなく、お子さまのペースで話せることが理想です。

お子さまが直接言わなくても、会話を重ねるうちに不登校の原因が見え、対応に繋がるかもしれません。

 

②お子さまの主体性を尊重する

不登校中であっても、お子さまがやりたいこと・できそうなことがあれば、それを尊重することも大切です。

しかし中には、「不登校中の子どもを自由にさせたらゲームばかりで困る」といった悩みを抱えておられる方もいるかもしれませんね。

そんなときこそ、前項の“会話”の出番です。お子さまがやりたいことを頭ごなしに否定するのではなく、ときにはそれを会話のきっかけにしてみるのも手です。

 

一見、不登校とは無関係な話題を取り扱うことは不登校に対応するにあたって遠回りなようにも感じられるかもしれません。しかし、不登校の対応を探る上で重要ポイントは、お子さまを知るということ不登校と無関係そうに思える話題も、お子さまを深く知るきっかけにつながり、結果的に不登校の原因が見えてくることがあります。

また、会話によって信頼関係が深まる中で、お子さまの方から不登校の話題に触れてくれることもあります。

 

不登校への対応:活動編

お子さまが十分な休息を得られ、少しずつ家庭外での活動に意欲を示してきたら、不登校対応の次のステップへ進んでみてもよいでしょう。手段はさまざまです。

 

①学校に相談する

不登校中であっても、特に担任教諭とは密に連絡を取り合っていたいものです。

お子さまを交えた連絡・相談はややハードルの高いものですが、保護者様はお子さまがいつ登校再開してもいいように、担任教諭と対策を練っておくと安心ですね。

 

また、不登校中でも勉強面の悩みは担任教諭が相談に応じてくれます担任教諭には話しにくい場合スクールカウンセラーに相談するという方法も。こちらは相談のプロとして、勉強面だけでなく心のケアにも応じてくれます。

 

②学校以外の専門家に相談する

お子さま自身が不登校について悩み、誰かに相談したいと思っても、不登校中である学校に相談はしにくいという場合も珍しくありません。そんなとき、学校以外の専門家を頼るのも不登校中の対応として役立ちます。

たとえば、医療機関でカウンセリング受ける児童相談所で相談にのってもらうなど選択肢はいくつかあります。

 

③家庭以外の居場所を作る

不登校中は、親子ともに何かとストレスを抱え煮詰まってしまうもの。そんなとき、家族以外の人と交流することで心が軽くなる場合もあります。

たとえば、以下のように、家庭以外にもお子さまの居場所を作ることが可能です。

・勉強の場に参加させる

お子さまの不登校における保護者様の悩みの一つは「不登校中の勉強法」ではないでしょうか。

通信教育や家庭教師などを利用すれば家庭内でも勉強すること自体は可能ですが、家庭外に学習の場があれば、勉強面のサポートだけでなくお子さまの対人交流という点でも良い刺激が期待できますよね。

選択肢としては、たとえばフリースクールなどがあります。

そのほかについては、“不登校中の勉強法は1つじゃない!6つの選択肢をご紹介”のコラムで不登校中の勉強法について幅広くご紹介しています。

・趣味や好きなことに取り組む

不登校中でも、何か夢中になって取り組めることがあれば外に出るきっかけに繋がるかもしれません。趣味や習い事、なんでもよいのでお子さまが自発的にやってみようと思うことが大切です。不登校になっていることへの不安や焦りはお子さまも少なからず感じているはずですから、こういった活動が良い気分転換になることもあります。

・保健室登校や別室登校にチャレンジする

保健室登校別室登校という形で学校に登校することも可能です。お子さまによっては、不登校中でも他の児童生徒と会わなければ通える、という場合も少なくありません。

保健室登校や別室登校では勉強面のサポートが期待できるほか、「まったく学校に通えていないわけではない」という状態が、お子さまが無意識に感じているかもしれない“不登校への罪悪感”を軽減することにも繋がります。

しかし、場合によっては、学校という場所に通うこと自体がお子さまにとって負担となることもあるため、お子さまのペースに合わせて慎重に進める必要があります。

 

不登校対応の盲点!?保護者のケア

ここまで、主にお子さまを主体とした不登校の対応についてご紹介してきました。

しかし、意外と盲点なのは、不登校中のお子さまに対応する保護者様にもサポートが必要だということです

冒頭でも述べた通り、お子さまが不登校になると保護者様はその対応を模索されると思います。中には、学校の対応を責めたり、自分の子育てを否定したりする保護者様もおられることでしょう。

お子さまのためを思うゆえに保護者様も知らず知らずのうちにいっぱいいっぱいになってしまっているのです。

 

前項でご紹介した、スクールカウンセラーや学校外の専門家というのは、なにも不登校中のお子さまのためだけに存在するわけではありません不登校対応に励む保護者様を支える存在でもあるのです。

 

保護者様が抱える悩みや不安も、溜め込むことなく相談してみてくださいね。

 

不登校の対応まとめ

今回は、不登校の対応について「休息」と「活動」の2段階に分け、ご紹介しました。

 

大前提として、不登校になったお子さまには、十分な休息が必要です。

そして休息と並行して、徐々に家庭外で活動することを目指しましょう。勉強や趣味を手段として、家族以外の人と交流を持つことはお子さまにとっても保護者様にとっても、不登校対応において重要と言えます。

 

不登校の対応に焦りストレスを抱えてしまう前に、お子さまも保護者様もさまざまな場所と繋がり、積極的に相談先を利用してみてくださいね。