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不登校なのに担任が何もしないのはなぜ?理由や対処法について解説します

不登校

2024/09/01

お子さまの不登校対応をご家族だけで行うのは困難な場面も多く、担任の先生によるアプローチを期待することがあるでしょう。

それにもかかわらず、担任の先生が何もしないと不信感を抱いてしまいますよね。

最も身近で頼りたい存在である担任の先生が不登校なのに何もしないのはなぜなのでしょうか

今回は、不登校なのに担任の先生が何もしない理由をはじめ、そのようなときの対処法について解説します。

担任の先生が原因で不登校になってしまった場合の対応法については以下の記事で解説していますので参考にしてください。

▶ 担任の先生が原因で不登校になる場合は?会いたくない時の対処法を解説します

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不登校なのに担任がなにもしないのはなぜ?

不登校なのに担任がなにもしないのはなぜ?

お子さまが不登校なのに担任の先生が何もしないと不安になってしまいますよね。

ここでは、担任の先生が何もしないときに考えられる主な理由を取り上げます。

  • 多忙で対応する余裕がない
  • 不登校対応への知識と理解がない
  • 担任なりに対応している

多忙で対応する余裕がない

担任の先生は非常に多忙であるため、不登校対応をする余裕がない可能性があります。

このときの余裕とは、「時間的余裕」「精神的余裕」の両方を指します。

先生になって日が浅い場合は余裕だけでなく、不登校対応の知識・経験の乏しさから何もしないでいる可能性もあるでしょう。

また、他に大きな問題を抱えた児童生徒がクラスに在籍している場合は、そちらにかかりきりになっていることも予想されます。

不登校対応への知識と理解がない

担任の先生が何もしないのは、不登校対応への知識と理解のなさが関係している可能性もあります。

担任の先生だからといって必ずしも不登校対応に長けているわけではなく、経験やスキルは先生によってさまざまです。

不登校の原因や理由、それにまつわる対応に決められた型やパターンはないため、そのお子さまに合った不登校対応をとる必要があります。知識や経験が乏しいと、それだけできる対応が限られるため、何もしない・できないでいることも想像に容易いでしょう。

保護者様が不登校問題解決のために担任の先生と連携したいと願うのは自然なことです。

しかし、「担任の先生なら解決してくれるに違いない」という強い期待は、かえって学校側への不信感に繋がることもあるため注意が必要です。

担任なりに対応している

一見、何も対応していないように見える担任の先生でも、実は先生なりに対応をしているケースもあります。

不登校対応といっても、なにも直接的に働きかけるばかりとは限りません。

特に被害生徒・加害生徒がいるようなトラブルが不登校の原因となっている場合、慎重に動

く必要があります。

担任の先生は何もしていないように見えて、実はお子さまの動向を見守っていたり加害生徒への対応にあたっていたりすることもあるのです。

不登校のときに担任がとる対応は?

不登校のときに担任がとる対応は?

では、本来不登校のときに担任の先生がとるとされている対応は何なのでしょうか。

一般的な対応を知っていれば、担任の先生が本当に何の対応もしていないのかどうかの判断に役立ちます。

また、具体的にとってほしい対応を要求する際にも有効でしょう。

ここでは、不登校問題に対して担任の先生がとる対応を解説します。

  • 家庭と連携する
  • 不登校の原因を探る
  • スクールカウンセラーと連携する
  • 子どもの居場所づくりを模索する

家庭と連携する

不登校のお子さまの家庭と連携することは、必要不可欠な対応です。

多くの担任の先生は、小まめに保護者様に連絡をとってお子さまの様子を聞いたり学級の様子を伝えたりします。また、保護者様からの連絡や相談にも応じることで、常に家庭との関係が保たれるよう心がけています。

担任の先生と家庭が連携する目的は、学校側がお子さまの様子を把握し次の対応に繋げるためです。

また、不登校になると社会から孤立したと感じてしまいがちな不登校当事者に、安心感を与えるという意味も込められています。

可能であれば電話や家庭訪問を通してお子さまとやりとりする機会を作り、登校再開への不安を減らせるよう働きかけることもあります。

不登校の原因を探る

担任の先生は不登校解決に向けて、その原因を探ることがあります。

不登校はさまざまな原因が複雑に絡み合って起こることが多いため、これという原因を断定することが難しい場合もあります。

しかし、学校で起きたトラブルがその原因の一つとなっているのなら、解決をすることで登校再開に近づく可能性が高まります。

担任の先生は学校内で起きたトラブルが存在するのであれば、それを解決するために不登校の原因を探ることがあります。

スクールカウンセラーと連携する

担任の先生は、スクールカウンセラーと連携して不登校対応にあたることがあります。

学校職員の相談に応じたり助言をしたりすることは、スクールカウンセラーの業務の一つです。そのため、担任の先生は心の専門家の助言を求めてスクールカウンセラーと連携することがあります。

不登校のお子さまにカウンセリングが有効だと考えられる場合、「スクールカウンセラーに会ってみないか?」とお子さまに提案することもあります。

スクールカウンセラーについては、以下の記事解説していますので参考にしてください。

▶ スクールカウンセラーとは?よくある相談内容と相談する4つのメリット

子どもの居場所づくりを模索する

担任の先生は、不登校のお子さまの居場所づくりを模索することもあります。

もちろん学校復帰を前提として対応にあたりますが、お子さまにとってはそれが最善とはいえないケースもあります。ときには、学校復帰にこだわるよりも、お子さまに心安らげる居場所を作ることの方が大事な場合もあるのです。

このようなケースではお子さまと保護者様に対して、不登校に理解がある教育支援センターフリースクールの利用を勧めることがあります。

不登校対応に慣れていたり知識のある先生の場合、まずはそれらの施設で他者との交流に慣れ、徐々に学校復帰を目指すという道も検討します。

教育支援センターとフリースクールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

▶ 教育支援センター(適応指導教室)はどんな場所?文部科学省の情報をもとに解説!

▶ フリースクールとは?学校以外の学びの場をわかりやすく簡単に解説します!

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何もしない担任に対応してほしいときは?

何もしない担任に対応してほしいときは?

では、担任の先生が上記のような対応をとっていない、何もしないように感じられるとき、保護者様はどのように動けばよいのでしょうか。

対応してほしいという思いはあっても、担任の先生への伝え方に迷ってしまいますよね。

ここでは、何もしない担任の先生に対応してほしいときの対処法を解説します。

  • 困りごとを具体的に相談する
  • 子どもの様子を伝える
  • 他の先生やスクールカウンセラーに相談する

困りごとを具体的に相談する

お子さまや保護者様が感じている困りごとは、担任の先生に具体的に伝えましょう。

不登校生活を送るお子さまはこの先どうしたいと思っているのか、何に困っていてどうすれば解決できそうかという認識は、知らず知らずのうちに家庭側と学校側でズレてしまうことがあります。

お子さまや保護者様の要望がわからないゆえに、担任の先生は何もしない・何もできないでいることもあるのです。

たとえば、「学校内での友人関係に悩んでいる」「勉強の遅れが気になって登校再開の勇気が出ない」といったように、具体的に相談してみましょう。

担任の先生は、それを解決するために直接あるいは相談先を紹介するなどの形で対応にあたってくれることでしょう。

子どもの様子を伝える

不登校中のお子さまの様子は小まめに学校側に伝え、連携をとるようにしましょう。

様子を伝えることで、今のお子さまの状況に応じた対応策を練ってもらえるだけでなく、結果としてお子さまが社会から孤立してしまうのを防ぐことができます。

また、発達上の特性や配慮してほしいことがある場合も、漏れなく伝えられると安心です。病院での検査結果や自宅で行っている生活上の工夫がある場合は、それを共有できるとよいですね。

家庭と学校でお子さまに関する共通の認識を持ち、情報が揃うほど、学校でできる対応を考えやすくなります。

他の先生やスクールカウンセラーに相談する

それでも担任の先生の対応に悩むときは、他の先生に相談しても構いません。

その場合、少し気が引けてしまうかもしれませんが、学年主任の先生や教頭先生といった管理職の先生に相談できるとよいでしょう。

担任の先生は、クラス運営の業務に追われており、個々の児童生徒の対応に時間を割くことが難しい場合があります。その点、上の立場の先生であれば、全体を俯瞰的に見ながらよりよい対応をとってくれることが期待できます。

また、スクールカウンセラーに相談するという手もあります。

スクールカウンセラーは、お子さまだけでなく保護者様の相談も受け付けているため、お子さまが不登校になったことで生じる悩みや不安を打ち明けるのもおすすめです。

直接的な解決に繋がるとは限りませんが、スクールカウンセラーから見た問題点を担任の先生と共有し、対応にあたってくれることが期待できます。

不登校の悩みは「不登校こころの相談室」へ

不登校の悩みは「不登校こころの相談室」へ

お子さまが不登校になると、保護者様の不安や悩みは尽きないものです。

担任の先生が思うような対応をとってくれなかったり、何もしないと感じたりする場合はより一層不安が高まるのではないでしょうか。

誰かに話すことで気分転換をしたいと思っても、繊細な問題であるゆえ、気軽に話すのは難しいこともありますよね。

そのようなときは、不登校専門のオンラインカウンセリングサービス「不登校こころ相談室」への相談がおすすめです。

お子さまはもちろん、保護者様が持つ不登校の悩みを専門家に相談することができます。

不登校の解決方法やゴールはお子さまによりさまざまで、これという型や決まりはありません。不登校こころの相談室では、カウンセラーとともに適切なステップを踏みながら、それぞれのお子さまと保護者様に合ったゴールを見つけることができます。

不登校問題における学校側への不満はなかなか打ち明ける相手もいないため、ストレスが溜まってしまいがちです。

話すだけでも気分がスッキリすることがあるため、悩んだ際の相談相手としての利用も有効です。

不登校なのに担任が何もしないときに関するまとめ

不登校なのに担任が何もしないときに関するまとめ

今回は、お子さまが不登校であるにもかかわらず担任の先生が何もしないときの理由や対処法についてご紹介しました。

担任の先生の不登校対応の力量はさまざまで、多忙さや知識・経験不足などから何もしないでいるケースがあります。

一方で、何もしていないように見えて実は対応にあたっていたり、お子さまの様子を見守っているケースもあります。
担任の先生の対応に疑問や不安を感じる場合は、具体的な要望とともに相談できると安心です。いずれのケースでも、不登校問題の解決にあたっては、学校と家庭との連携が大切です。

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監修

サブスタ代表

森岡峻平

もりおか・しゅんぺい。株式会社lean earns代表取締役。学習アドバイザー、不登校カウンセラー。
2011年、家庭教師派遣事業を展開する教育系グループの営業責任者に就任し、3年間従事。2015年に教育ベンチャーを起業して以来、一貫して小・中学生向けICT教材の企画・開発に携わり、無学年式のオンライン学習教材「サブスタ」を開発。
また、昨今不登校生が増え続ける中、全国の通信制高校と連携し、サブスタを通じて出席扱い制度普及の活動を行っている。

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